2020/05/30(土)20:06
昔ながらの?!日本髪
日本髪。素敵だなぁと思います。
着物を着るようになって、ヘアスタイルにも興味が湧き、昔々の女性たちの髪型にも関心が出てきて浮世絵や古い写真なども見るのがとても楽しいです。
知恵袋などで調べると江戸時代あたりの人は髪結いさんに結ってもらってたなどの回答がありますが、それはやはり都会だけだとおもいます。私のルーツである九州の田舎の裕福ではない普通の家庭では髪を結うのにお金を払ったりはしてなかったそうです。着物だって、家庭の母親が家で機織り機で綿を織っていたのですから。
きっと多くの昔の人々も普段は自分で、髪もまとめていたでしょう。
ハレの日だけは、お互いにやってもらったりするのでしょうが。。。
数年前から図書館で、あれこれ調べてみてます。主に子育てや出産のことを調べてましたが服装やヘアスタイルなども色々わかって楽しいです。
これは葛飾北斎の鳥羽絵にある身繕いの絵。
現代の床山さんが、横綱の髷を結う写真。
平安時代の長い髪を垂らしていた時代も、首の後ろあたりを紐でひとつに結う時代も今では「垂髪」と言われてて、
安土桃山あたりから江戸時代初期あたりに「結髪」が見られるようになったと言われてます。
それまで、首の後ろで 結んでいたものが
男性を真似て、お相撲さんの髷のように持ち上げて1つに括るようになったのがいわゆる「結髪」だと思います。
髪を結うことを生業とした髪結いさんの流れを酌む現代の美容師さんは、日本髪を結う時に、髪を前髪、鬢、髱、髷(根)等にブロックしますが、
庶民はきっとポニーテールのように1つに結んでいただけだとおもいます。
鳥羽絵のように結ってみると、ものの数分で日本髪が結えました。
ゴム2本(前髪とポニーテールをくくるため)と、簪1本ととシュシュ(手絡の代わり)1つでできました。毛たぼは使ってないしピンなども使ってません。使った櫛を飾ってみました。
今度動画を撮ってみたいです。ほんとあっという間です。。。日本髪ブーム来るといいなぁー。