カテゴリ:家族
キッチンにかかっている、濡れてフニャフニャになったカレンダーを2月に直しながら母は言った。
「んもぅ、これお父さんが落として濡らしたのよ。 私、こういうのイヤなのよね。出来れば使いたくないくらい」 そ、そんなに? 「こんなのずっと使うと思うと気持ちが暗くなるの」 そ、そこまで? 私は別になんとも思わない。 むしろ少しぐらい汚れた方が《使った》感が出ていいじゃないか。 そう言ったら…… 「あんた自分のじゃないからそう言えるのよ」 キッチンのカレンダーなんて誰のものでもないじゃないか。 え~、そんなイヤ? 「でも私、別に何とも思わないよ。(自分がやっている)パズル雑誌が濡れたからって、ダイアリーが濡れたからって、むしろ《使ったぞ!》と思うよ。そりゃ、いつまでも濡れて書けないってんじゃ不満だけど、乾けばオッケーなら全然かまわんよ」 そう言ったら「そう……?」とちょっと不満そうに言っていた。 いや~、汚れた♪って喜ぶこともないけれど、出来れば使いたくないとか、気持ちが暗くなるって^^; 初めて知った、母の一面だった。 そんなことで暗くなって、人生どーする。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.01.31 20:37:17
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