2009/01/12(月)13:23
日本電産の危機感共有策
日本電産が9日に…
業績悪化を受けて,一般社員のほぼ全員にあたる…
1万人弱を対象に,2月から基本給を1~5%カットすると…
発表しました。
永守重信社長いわく…
「全社で危機感を共有することが狙い。
赤字転落を予防するための(事実上の)ワークシェアリングである。」
永守社長自身は12月分の役員報酬を30%,
さらに1月分を50%カット…
他の管理職も1月に2.5~5%,
2月から7.5~10%カット…
先ずは経営者および管理職から,
それ相応の責任を果たす姿勢が見えますね。
業績が回復すれば減給分はボーナス増額などで還元すると言う。
日本電産はM&Aで傘下に収めた27社全体で,
正社員の人員削減なしに経営再建を果たすなど,
雇用重視の経営方針で知られている。
業績悪化した時点で,危機感共有を施すと共に…
経営責任を短いスパンごとに果たしていく姿勢…
雇用削減のみに頼らず,会社全体での危機意識の醸成…
先ずは素晴らしい対応だと考えます。
さらに悪化した場合のことなども検討してあり,
もしもの時には第2弾,第3弾といったリスク管理ができていると,
生き延びる事ができる会社と言えそうです。