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北欧(管)釣り・食 日記

北欧(管)釣り・食 日記

タラ釣り漁船情報@スコーネ その1

ここでは、スコーネ南部のタラ釣り船の情報を経験ベースで記します。

その1 ヘルシンボリ編 (Hersinborg)

スウェーデンの南部のデンマーク側に位置し、マルメからは約70kmの距離。早朝だとクルマで30分程度のところ。
デンマークとスウェーデンはオレスンド海峡を挟んでいるが、対岸のデンマークまでの間の距離が最も狭くなるのがヘルシンボリで、その距離わずか5km。フェリーが通っているが15分くらいで着いてしまう。でも、この15分の間に、きちんと免税品販売があるところが面白い。みなビールを山のように買ってゆきます。

そんな場所柄、潮の流れは非常に早く、また底には岩が多い様子。オレスンドの南部で十分に生育したタラがここを抜けて北海方面に出てゆくため、大物が釣れるポイントがおおい。水深は釣りを行うところで最大40m程度。

街の北側にハーバーがあり、そこから常時3隻の釣り船が出ている。時にもう一隻いることもあるが、どういう時に出るのか詳細は不明。
船はそれぞれ、Vandia, Ellinor, <名前なんだっけ?>。それぞれ、船も船長のウデも全然違う。

ダントツで有名なのは、Vandiaの船長で、ポイントの知識と潮の流れを考慮してタラの群れにぴったりつける腕で有名らしい。Ellinorのオヤジは、どうやらドイツ人らしい。正直、あまり乗りたくない。最後の船は船がでかい以外にコレといった特徴なし。

面白いのは、毎日乗合の船は順番でどれか決まっていて、競争にはならないようになっている。さすがスウェーエデン共産主義。あとはチャーターがとても多いので、たまに乗合の船が無いときもあるが、一人だったらスキマに乗せてくれることもあったりして、この辺がほのぼのしている。

船は、8時出船で戻りは12時。夏場は午後便もあって13時から17時。もっとも日が長い時期には、夜便と言うのもある様子。でも、夜釣り便は、無いよ。スウェーデン人は夜釣りはしないらしい。ウナギを例外として。夜はオウチに帰るのだ。

**Vandiaの大物タラ狙い。**

1-2月は、卵を持ったメスを囲んだタラの群れが産卵の為に北海から南下してくる。この群れを狙うのが冬のタラ釣りなのだが、場所的には常に潮の流れが速いヘルシンボリ北側に行く。群れを見つけると、群れに向かって潮の上手に船をつけ、船長の「今おとせ!!!!」という叫び声とともに、400-500gのジグを一気に落とす。群れの中心に当たれば、かなりの確率でサカナがあがる。重いジグを使うのは潮に流されずに迅速にタナまで落とす為なのだが、なかなか難しい。また、大物は群れの中心にいるため、ずれると普通のサイズしかあがらないのだ。

**タラ以外の獲物**
エサ釣りのカレイ便、サバ釣り便、ナマズのような深海魚便がチャーターである様子。ドイツ人がバスで乗り付けてよく船をチャーターしている。

**シーズン来たら写真アップします**









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