000000 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

北欧(管)釣り・食 日記

北欧(管)釣り・食 日記

パラックパニール編

今日から冬休みだす~。

という事があってかなくってか、つい数日前からムショウにインドカレーが食いたい。オレッチにとってインドカレーといえば、なぜか「パラック・パニール(Parak Paneer)」平たく言えば、「ホウレン草とカッテージチーズのカレー」要は、ベジタリアンですな。

社会人になってからというもの、どうもインドと縁が多く、まあそんな縁でインド人と初めて食べた本格インドカレーの中の1つにあったパラックパニールが不思議とオイラの心をグッとつかんで放さないのだ。

ちょうど今も(なぜかここスウェーデンで)、インドの方々と仕事でチームを組んでいるので、本格インド料理が大好きなオレは冬休みを前に作り方を聞いてみたのだ~。(口頭で聞いたのでかなり大雑把)

ウンチクから入ると、「パラック」とは「ホウレン草」。「パニール」が「カッテージチーズ」を示す。ベジタリアンの多いインドならではですな。

という訳で、まずはカッテージチーズ作成からです。近所でインド料理が食えないと、こうなるのです。自作するしかないんです。

以前は「にしんそば」食いたさに、

1.まずニシン釣りに行き
2.ニシンを干し
3.身欠きにしん甘露煮を作り
4.やっとにしんそばにありつく

という事がありました。

まあ、たのぞうなりの「スローフード」とでも言えば聞こえは良いが、手に入らないものは自分で作る。これがスウェーデンの掟です。大変だが、楽しく。そして、何よりも手間隙がかかっている分。そして待った分「ウマイ!!!!」

というわけで、

Step1.カッテージチーズ作成工程。

「材料」
a.牛乳2リットル (インド人曰く、マルメで5%の牛乳を売ってるというので、それを見つけてやりました)
b. ライム小 2個

「作り方」
a.牛乳を沸かす
b.ライムを投入する
c.ふきんで濾して整形し、重石をして水気を切る。

早速やってみた。でも、生まれて初めての経験だし、いきなり2リットルやるのは勇気がいる。だので、まずは牛乳一本分でチャレンジ開始。
ぎゅうにゅうをわかす

膜が張ってしまわないように、絶えずかき回しながらグラグラ沸くまで火にかける。その間に、ライムを搾る。
ライム

正直ライムを搾った写真に意味があるのかは疑問だけど、とにかく牛乳が煮えてきたので、そこで火から外す。そこに、少しずつライムジュースを投入して、ぐるぐる混ぜる。

あいや~。分離したぞよ。早速こいつをふきんの上にあけて、濾します。

分離した牛乳 ザルで濾す

後は、ふきんで包んで上に重石をのせて水気を切る。ちょうど、豆腐を田楽にする下準備のようなもんですな。ちなみに、残った水は母乳のような色。しかもニオイもそっくり。味は、酸っぱい牛乳風味の水でした。(母乳じゃないよ、絞った残りの水ね)

出来上がりの図~。見た目は木綿豆腐のようです。試食してみると、間違いなくチーズ。でも、もっと牛乳のニオイが鮮烈でした。

できたチーズ

意外に簡単。濾すところまでは10分足らずの工程。重石を載せるのは最低30分と言われました。

というわけで、

Step.2 パラックパニール完成編。
いよいよ、お次はルーとなるホウレン草煮込みの作成。

「材料」
a. にんにく (みじん切り、又はつぶす)
b. しょうが (みじん切り、又はつぶす)
c. たまねぎ (みじん切り)
d. トマト  (角切り)
e. ホウレン草 (冷凍のものが便利の様子。200g)
f. ガラムマサラ (適量)
g. 赤とうがらし (適量:1-2本)
h. 塩
あとは、最初に作ったカッテージチーズ。(サイコロ状に切ったもの)

「作り方」
1. みじん切りにしたたまねぎを、炒め、透き通るかあめ色になるまで炒める。
2. しょうが・にんにく・ガラムマサラ・赤唐辛子を加えて炒めて香りをだす。
3. トマトとホウレン草を加えて煮込む。
4. 塩で味を調える
5. カッテージチーズをフライパンで焼き、周囲を焼き色が付くまで焼く
6. ルーに投入する。

では、早速調理開始。

ビールを飲んでイイ感じになってたので、大雑把に。
たまねぎは粗みじん切り。しょうがはすり下ろし、ニンニクはにんにくスマッシャーに投入です。)
ネギ類 別に写真撮らなくってもわかるか。

後はホウレン草なんだけど、スウェーデンは生のホウレン草が売ってない!!! 売ってるのは「Baby Spinat」とか言う、成長途中の芽みたいな奴をプチプチと葉っぱだけにしたもの。茎や、根っこは付いてないの。というわけで、冷凍が便利。

ホウレン草冷凍 ホウレン草パッケージ

20%増量キャンペーン中らしい。でも、このペレット状に固められた姿は、まるでウサギのエサだね。

そんな間に、あめ色タマネギ+各種ネギ+香辛料の香りだし工程は終了。トマトとホウレン草を加えてみる。

煮込み時間は20-30分程度。トマトとホウレン草が煮崩れればよいだろうね。
その傍らで、先ほどのパニール(チーズ)をカットして焼いておく。

写真左が野菜をあわせたところ。右はチーズを焼くところ

混ぜた チーズ焼く

さあ、こいつらを合わせます。ドーン!煮込んだ結果、色が深みを増してトマトも殆ど煮崩れています。
あわせた!

後は盛り付けていただくだけ!!!

盛り付け例

ナンとあわせて、クリスマスビールで頂きます!
ナンとあわせて クリスマスビール


余談だけど、ウェブ検索で「パラックパニール」と入力すると、作り方を書いたサイトがヒットしません。という訳で、日本初です。
でも、「ホウレン草のカレー」とか「ホウレン草とカッテージチーズのカレー」だとヒットするんだろうな。

「Parak Paneer」といれて検索すれば、いろいろヒットします。たとえば、ココとか。今度は、バターチキンに挑戦しよっと。



ランキングバナー今日は何位かな?


© Rakuten Group, Inc.
X