物思いに耽りながら、ウォーキング。
秋晴れの良い天気に誘われて、サイクリングロードのウォーキングに出かけた。家から1時間弱の緑地公園へ。紅葉と冷たい秋風で気分爽快に歩いた。1人物思いに沈みながら歩いた。今読んでいる本、重松清の「ビタミンF」。「ゲンコツ」の主人公は38歳の男性。まだ、38歳。もう38歳。元気ハツラツという年ではないが、冷め切ってしまうのは寂しい。私は、38歳をもう過ぎている。先日読んだ「還暦からの日本アルプス山歩」では、著者の金谷先生は、「まだ60歳。これから何が出来るか?」と書いている。充実した時間を過ごしていきたい。平凡な幸せをかみしめつつ、もっと何かやりたいとも思う。仕事はどうだろう。仕事の内容は嫌いではない。でも、あの仕事を勤務時間内にやるのは私には無理だ。いつも疲れて、平日を過ごす。土曜日の朝、寝坊をするのを楽しみにしている・・・情けない。でも、やめようと言う気持ちにはなれない。収入の事もあるし、やめたら気持ちにぽっかり穴が空くような気がする。退職したら、あれもやりたい、これもやりたいと考えるには、その年がまだまだ遠すぎる。仕事と家の仕事をこなしながら、充実した私生活を楽しむ。あまりにも欲張りすぎ?でも、主人はそれをしていると思う。山に登ったり、フルマラソンやトライアスロンを楽しんでいる。時間は作れば、いくらでも出来る。私の場合、問題は体力だろう。***************************緑地公園に着いた。1人、芝生に座って、持参したコーヒーを飲む。赤城が、くっきりと見える。左から、鍋割、荒山、地蔵岳、鈴ゲ岳。どれも登った山だ。ここからでは見えないけど、黒檜、駒ヶ岳、長七郎にも登った。やっぱり、これからの目標は、もっともっと、楽しくたくさんの山に登ることかな?昔の人たちが歩いた古い道を歩くのにも憧れている。千国街道、北国街道、中山道、山辺の道、熊野古道。***************************物思いに耽りながら、コーヒーを片づけ、帰りの道を歩き始めた。早く帰って、今日は娘達とレストランで昼食という約束になっている。ところが、時間を確認しようとポケットを見ると携帯がない!!緑地公園に忘れてきたらしい。急いで取りに戻ること20分。コーヒーをもんだ場所にちゃんとあった。しかも、着信履歴が3件も。全部主人からだった。かけ直すと、娘達と3人でこちらに迎えに来ているらしい。「まだ緑地公園なんだよ~。」と言うと驚いていた。やっと出会えて、4人で走ったり、歩いたりしながら帰った。万歩計の歩数を見たら、16,509歩だった。随分歩いたものだ。***************************夕方、買い物がてら、書店で「古道を歩く。」というようなタイトルの本を買った。1200円。自分のものはほとんど買わない。雑誌は立ち読み、小説は図書館という私には珍しいことだ。