運命の相手と出会うまで…奈良での出会い探しその7
奈良から発信 猫のにゃあ幼いころから、飼い主りんごの夢は唯一つ『お嫁さん』になることだった。結婚に憧れを抱くほど子供ではなかったけれどこの人だと思える人に いつか出会えると信じていた仕事をやめ、ぼろぼろになっていた心と体を十分に休めて人を少し 信じられるようになったとき、りんごはまた 運命の人探しに旅に出たにゃあがりんごとであったのもちょうどこのときりんごは、25歳になっていた。お料理教室で出会った女の子が同い年で偶然にもりんごと同じように結婚相手を探していて互いに情報交換したり励ましあったりしたその友人から教えてもらったのが奈良の自治体主催の『なら結婚応援団』(なら出会いセンター)自治体主催ということで何か安心感があったし、何よりりんごの中には結婚後できれば地元・奈良に留まりたいという思いがあった。行ってみると奈良在住、もしくは奈良県内で働いている男性がほとんど。でも、情報量が極端に少ない自己紹介で得られるのは年齢と血液型、職業や出身地くらいなもの。しかも本人確認は免許証だけと、信頼度の面でも民間のパーティーと変わらない。(それが原因で結婚詐欺などの被害があり 現在は、入団の際 独身証明書の提出が必須となっているらしい)どちらかといえばがっつり向かってくるよりはおっとり系男子が多かった。男女の参加費は基本、同じ会食パーティーが多いのに男女で同じ価格設定というのは何だか不公平な気がした反対に、男性にとって見ればコンパへ行くよりも割安な価格で食事だけでなく、出会いも得られるというので結婚応援団のイベントは毎回かなりの競争率優しいけれど、不安定な職についてる人やお給料低めの人が多く、専業主婦しか出来ないりんごにとっては条件面で厳しかった