2005/11/12(土)21:48
心を鬼にして…
普段はいたって平和主義、と~っても温和な私だが、
(えっ?そんなことないって?まぁまぁ、そういう事にしておいてョ)
ど~うしても、許せない言葉がある。
私は自分でも認めるが、決して”優しい先生”ではない。
いや、”優しいだけの先生”ではない、と思っている。
怒るときはガツン!と怒り、誉めるときは、たっぷり誉める。
「アメとムチ」を使い分けて子供に接している。
子供が集まれば、教室内は騒がしくなってしまう。
「みんな~、静かにしてネ~」とやさしい声で言っても、
興奮した子供がそんな事を聞くはずがない。
そこで、見るに見かねた私が登場する。
「いい加減にしなさいっ!遊びたかったら教室から出て行きなさいっ!」
と、声を張り上げて、子供達を一喝するのである。
そしたら、さっきまでギャ-ギャ騒いでたのがウソのように、
「シ~~~~ン」と静まり返るのである。
ここは、遊ぶところではない、勉強するところである。
小学校受験にはそういう”けじめ”も必要である。
だから私は心を鬼にして子供達を怒る。
そんな私の姿を見たスタッフの中には、
教室が騒がしくなってきて、私が様子をうかがっていると、
「こらぁ~、ルータロウ先生に怒られるからやめようねぇ~」と、
私を見ながら子供に優しく話しかけるスタッフが居る。
私が怒るから静かにしなきゃいけないのか…?(-_-メ)
私だって、好きで怒ってるわけじゃないのに…。
以前は私より年下のスタッフが多かったので、注意していたのだが、
今は私より年上のスタッフも居る。けれど、私の方が職歴が長い。
つまり、私が年上の人に指示を出す立場になってしまった。
コピー1枚頼むのも気を使っているのに、そんな事まで注意しにくい。
だけど、言わなくちゃいけない、言うのも私の仕事である。
「子供達にそういう言い方はやめてください。
なぜ、今怒られたのか、今は何をするのか、それを言って下さい。
子供を怒ることも私達の大切な役目なんです」と…。
心を鬼にして…、けれどあくまでソフトな言い方で。
人と働くのって、難しいですね。