探偵の愚痴をきいてください

鬼（上司）「やっときたか」


★この男、5歳年上の嫌なやつ、ちょっとオタクの風貌、近眼。
急いで現れた私を見て蔑みの嘲笑・・・




私「申し訳ありません。完全に勘違いしてました」


鬼「勘違いで遅刻しちゃ依頼者に申し訳ないだろ？」


私「はい」


鬼「責任取れんのか？」


私「申し訳ありません」


鬼「遅刻したらどうするんだよ」



私「先に行ってりゃよかっただろ」（とは言えません）



ガミガミ文句は続きましたが当然、平謝りしました。

しかし、調査の内容を把握すると、それぞれの車（2台）で向かう仕事だったんです。



「あれ？この野郎（鬼）、先に行っててくれればよかったのに・・・」と思うのは当然。



現場に着くと案の定遅刻（15分程度）・・・


車載無線での文句は続きます・・・


「この野郎、お前のせいで～～」みたいな事を延々・・・


幸い、遅刻は調査自体には影響はなく、無事に対象の車を確認することに成功。
問題はその後の追尾でした。


この上司、5年以上も探偵やってるのに非常に尾行がへた！！


ビクビクしすぎで、尾行中しょっちゅういなくなる（笑）
（後は頼むよ・・・みたいなカンジでいつの間にか消える）


そして合流できない・・・・・・


結局私一人（1台）で尾行してるようなものでした。


30分程度尾行したところで、撒かれちゃった私・・・



私「鬼さん、撒かれました。前方のY字路を右に行ってみます」


鬼「は？」


私「申し訳ありません。ですから左を見てくれませんか？」


鬼「撒かれたって？」


私「そうです。左をお願いします」


鬼「なにやってるんだよ！！」


私「申し訳ありません」


鬼「しょうがねぇ～なぁ！！」




２分後・・・




私「こちらにはいません。そちらはどうですか？」


鬼「まだ、Y字路手前だよ！！」


私「は？お前アホちゃうか？いったいどこまで遊びに行ってたんだYO！！」（とは言えません）



戻る私・・・結局私のほうが早くY字路を左方向へ行ける始末・・・
結局対象車両は見当たりませんでした。


合流すると説教。



鬼「まったく、尾行も任せられね～よ！！」



私「申し訳ありません」
★私の内心（おいおい、尾行はあんたの職務だよ(怒)職務放棄してその言い草ですか！？）



「見つからなかったらどうするんだ？」


★私の内心（でたよ！！得意の「どうする」攻撃!!!）

私「申し訳ありません。A店を探しに行ってきます。鬼さんはＢ店にいかれますか？」



鬼「いかねぇ～よ！」


私「ではどちらへ？」


鬼「心当たりがあるから！」


そう言い放ち、逆方向（笑）に消えていった鬼・・・


★（どこに行くか言わなきゃ仕事にならないよ。しかも、情報ではＢ店ぐらいしか残ってないのに・・・）



私にはわかっている・・・その方向ゲームだろ？
途中にあったゲーセンに行くんだな。


無類のゲーム好きのあんたならやりかねないよ。
いつか証拠を押さえてやる。そしてあんなことやこんなことをしてやる（笑）


新人探偵(当時)なめんなよ！！！（次回に続く）





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