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April 22, 2012
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カテゴリ:音楽大好き
久しぶりに、ムスメと一緒にクラッシックのコンサートに行ってきました。

佐渡裕指揮
兵庫芸術文化センター管弦楽団

プログラムは

スメタナ:序曲「売られた花嫁」
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
(チェロ ウォルフガング・エマヌエル・シュミット)
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 op.67「運命」


『題名のない音楽会』に出ていらっしゃる佐渡さんを生で見れる、
ということで、ムスメもものすごく楽しみにしていました。

実はこのコンサート、ムスメの中学合格が決まってから
「じゃ、合格祝いにチケット買おうか」と決めたものでした。

佐渡さん、当市にいらっしゃったのは3回目なのだそうですが、
前2回は、チケットが高くて行こうと思えなかったのです(^^;;;)
でもまぁ、去年1年間はいろいろあってコンサートに行く機会がなかったし、
ムスメの合格祝いならまぁいいか、と決心。


決心してよかった♪と思えるコンサートでした。


まず、コンサート開演の10分くらい前だったと思うんですが、
佐渡さんご自身が舞台に出てきて、前説挨拶して下さいました。

指揮者が開演前に出てきてしゃべるなんて、見たことない・・・(^^;)

2階席だったので、目の悪い私は最初誰が出てきたのかわかりませんでした。
TVのイメージではもっと体格ががっしりした方だと思ってたのですが、
思っていたよりもすらっと細身で背が高くて、かっこよかったです(^^)


そんな背の高い方が、演奏が始まると、指揮台の上で跳んだりはねたり(笑)。
演奏の途中でムスメが
「佐渡さん、コバケン(小林研一郎)さんみたいに演奏中にうならないから
聞きやすいよね」
なんて言ってたんですけど、
いえいえ、うなってました。2階席に聞こえるくらいの勢いで(^^;;;)
回数は少なかったですけど。


『売られた花嫁』、『ドヴォルザーク:チェロ協奏曲』とも、
ムスメには聞きなじみのない曲で、どちらかというと通好みな
選曲だったと思うのですが、
ムスメ、チェロ協奏曲の途中で寝てしまいました・・・。
ま、ムスメの関心の中心は『運命』でしたから、それにそなえて一休み、
ということで。

私にとってもあまりなじみのない曲でしたが、
チェロ協奏曲は、チェロとコンサートマスターのバイオリンソロとの
掛け合いがとても美しく、うっとり。
チェロの協奏曲もいいもんですね♪

さて、最後のトリである、ベートーヴェンの運命。

実は私、ベートーヴェンの交響曲ってあまり好きではなかったのです。
ラジオとかTVでしか聞いたことがなかったんですが、
もっと後の時代の作曲家の曲と比べると、退屈な気がして・・・。

でも、生で聞いてわかりました。
生演奏じゃないと良さがわからないんだ!と。

佐渡さんの『運命』の第一楽章(ジャジャジャジャーンの楽章)、
実は、日本人が聞き慣れているテンポより速いです。
ジャジャジャジャーン、の後で、もうちょっと”溜め”があってほしい
ところなのですが、佐渡さんはさらっと流すように演奏されます。
どうしてなのか、詳しいところはよくわからないのですが、
多分、佐渡さんは楽譜に忠実に、全体を同じテンポで演奏されているのだと
思います。
でも、”溜め”の部分って、自分の好みに合わないと気になります・・・。
ムスメは「気にならなかった」といってましたが。

でも、その他の楽章は、聞き慣れたパターンがなかったせいか、
すんなりとけ込めました。

でも、どの楽章も「聞いたことはある」のですが、こんなにじっくり聞いた
のは初めて。プログラムに書いてあった解説を読んで、曲の構成などもで頭に入れて
聞いたら、またおもしろさを感じました。
なんかこう、ムダな音が一つもない、んですよね。当たり前ですが。
あの時代、ベートーヴェンがこんな曲を次々と発表した、ってのは
驚異的だったんだろうな、と思います。

そして最後の第4楽章。

佐渡さんが、”神”になってました。

なんていうんでしょう、もちろんオーケストラが音を出しているのですが
そうじゃなくて、佐渡さんの体全身から音が出ているような、
そんな錯覚に一瞬陥りました。
そして、そんな佐渡さんに3千人の観客の心も操られているようで・・・。

素晴らしい演奏でした。


最後のアンコールは、これが何のご縁でしょう・・・

2年前の小林研一郎指揮、アーネムフィルの公演のときのアンコール曲と同じ、
ダニーボーイでした。

同じじゃない方がよかったな~、とちょっと残念だったのは、
私にとっては、
ダニーボーイはコバケンさん&アーネムフィルの方が美しかったことです。

オーケストラの違いなのか、欧州の風土が育む音の差なのか。

もちろん、今回も素晴らしい演奏だったことには間違いはありません。
好みの差の範疇だと思います。


演奏会終了後、ムスメに「どうだった?」と聞いてみたら

「(『運命』の)第4楽章が一番よかった。ボク、あれが一番好き~」

「でもジャジャジャジャーンってところ、もっと大きな音だと思ってたから、
そんなに大きくなかったね~」

だそうな。


さて。コンサートに行くと毎回恒例なんですが・・・


また、チェロ協奏曲の第1楽章が終わったところで

拍手が起きました(^^;)

佐渡さんとチェロのシュミットさん「あれれ?」のお顔。



このときも、
あのときも、
あのときも、
オケのコンサートを見に行くたびに起こる第1楽章終了後の拍手と
困惑する指揮者&演奏者・・・。

もはやこれは、当市の名物(?)です。

いい演奏だったということを素直に表現しているのですから、
悪いことではない…ですよね(^^;;;)


とてもいい演奏会でした。





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Last updated  April 22, 2012 12:22:41 PM
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