カテゴリ:娘のはなし
約半年前。
こんな記事を書きました。 最後の曲 ムスメ、最後の曲(のはず)としてシューマンの飛翔に挑戦。 そして月日はたち、最近、ようやく全曲通して弾けるようになりました。 好きなタイプの曲なので結構ノリノリで練習していたりして、 半年もかかったものの、よくまぁ、最後まで弾きとおせるようになったものだと、 感慨深いものがあるのですが。 ムスメ。 3月いっぱいでピアノをやめます、 と先生にいえないでいるのです。 部活もなくなって、土日も放課後も暇になって、 (暇といっても、そこそこ受験生の覚悟を決めて勉強している気配もあり) ピアノをやめる明確な理由がない状態になったのでした。 で、ぐずぐずしているうちに飛翔が出来上がってきちゃったので、 先生が、次の曲を用意してくださったのでした。 「これはさるえちゃんごのみだと思うんです~」と。 ベートーベンのピアノソナタ第14番「月光」 第一楽章は超有名ですが、 第一楽章のしっとりゆっくりしたイメージに、なぜこれがムスメ向き?と とっても不思議に思ったのですが。 先生がムスメ向きと言っていたのは第三楽章。 第一楽章は超有名ですが、 第三楽章の曲とタイトルが一致してなくて、 ネットで検索して聴いてみて あー、これが第三楽章だったんだー!と再確認。 確かに、ムスメ好みの躍動感あふれる曲で、 ムスメ、「どーしよー・・・」と、辞めることについて悩み始めました。 これ弾けたらかっこいいよねー、と、弾きたい意欲は満々なものの、 曲が長いし。3楽章全部は、絶対に終わらなさそうなくらい長いし。 第二楽章で絶対にダレそうだし。 ところが、先生もちゃんとムスメの好みと性格を見抜いていて、 「第一楽章はさらっとやって、第三楽章を弾きましょう」 ・・・ちゃんとお見通し。 今のムスメの力なら、第一楽章は弾く気さえあれば2,3カ月で 完成させられそうだから。 そのあと、受験勉強で大変になり始めたら第三楽章はあきらめなければ ならないけれど、有名どころの曲(第一楽章)を一つくらい弾けるように なった方が、ピアノをやってました、的な終わり方になるし。 というわけで、「辞める」ことをいったんやめにして、 しばらく続投ということになりました。 それにしても。 ムスメ、全然練習してなかったくせに、本当に上達しました。 家でバッハの練習を一度もしたことがなかったので、 弾いてないんだと思っていたら、 月に2~3回のレッスンの時にちょろっと引くだけで、 二声の15曲をほとんど弾けるようになっていたんだそうで。 もっとまじめに取り組んでいれば、もっともっと上級のバッハの 曲に挑戦できただろうに・・・。 もっともっと「上を目指す」先生と生徒がいる教室に通ったら、 もっともっと上手になったんだろうか・・・。 いまだに、この疑問が頭をぐるぐるしているのですが、 でも、もっと厳しい先生だったら、ムスメはとっくの昔に ピアノをやめていたかもしれない。 そしたら、ここまで上達しなかったかもしれない。 習い事の姿って、いろいろあっていいのかもな、 と、ムスメとピアノの付き合いを見ていて思います。 ベートーベン ピアノソナタ第14番 「月光」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 26, 2017 10:41:49 AM
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