サロン・ド・ノーチラス

2010/09/27(月)21:44

『ジョーカー』 総括 ☆☆☆☆

TVドラマ(155)

最終回まででの評価は、☆☆☆で、特別編で復活させたたぬきじじいです。 当初の毎回出てくる犯人役、そして犯罪がほんとに身につまされるというか、 罪を逃れることが許せないものが多く、怒りなから、最後の裁きに納得して いました。 特に、家庭内暴力で、息子を虐待死させ、自殺をよそおう父親、あの回は、 いきどおりを通り越して、ふるえていました。 錦戸くんが演ずる鑑識課員の父親とのエピソード、そして、虐待から、 救おうとして、失敗する。悲しい物語でした。 父親を告発しない子供・・・どうして・・・再婚するために子供が邪魔? 身勝手な父親・・・・怒りが増します。 神隠しを模倣する刑事・・・法で裁かれない犯罪者? 殺人を楽しんでいるとしか思えなかった。この回を見逃している・・ そして、最終回に向けて、徐々にあきらかになるジョーカーの謎・・・ そして、刑事と女性記者を殺害した犯人・・・意外性を狙ったのでしょうが、 顔見知りの犯行であること、引退したデカということになると、限定されて あまり、意外とはおもいませんでした。これが最終回での評価がダウンした 理由です。 あと、警察の裏組織として存在するジョーカー、地図から島を消す・・・? これも、評価がぐんと下がった原因ですね。緯度経度のトリックは面白かった けど、そこに犯罪者を送り込み、明日はこないと言えるのだろうか・・・ その維持管理にどれだけの金がかかるのか・・・ちょっと絵空事と感じました。 あと、課長がジョーカーに加わるというのにも疑問が・・・そして、主人公が ジョーカーをつづける場合、船の手配や、その判断は誰が下す? 疑問が山積みになりましたね。 犯人をおいつめ、決めセリフを言う堺雅人さんの悲しい瞳は良かった。 錦戸くんもうまかったし、鹿賀さんのとぼけた味も好きでした。 そして、特別編で、語られる刑事の犯罪、最初の神隠し・・・ 決行するまえに必ず食べるラーメン・・・行方不明の刑事の妻・・・ このエピソードで、評価を少し、挽回しました。 最終シーンで、ジョーカーの謎が一枚のCDに・・・・ まさか、映画になる?・・・ちょっととまどいが・・・・ 正義とはなにか、裁くということはどういうことか・・・考えさせて もらいました。 主張は納得できるものですが、ちょっと、大きな背景が少し、ずさんだと 思いました。出演者の演技はそれなりと考えています。 ちょっと、辛口だったかな・・・ 来年、僕の地方では先行上映で堺雅人さん、仲間由紀恵さん主演で 『武士の家計簿』が公開されます。これは、加賀藩の地元の物語なので 確認します。 ではでは

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