或る女の言い分　～クローン＋14トリソミー母親型ダイソミー＋アスペ＋うつ気質の不思議なおうち～

本日２発目がこんな話でいいんだろうか??
＿|￣|○


盆の前に母から電話がありました。

半分以上は弟のグチ。

とにかく自分に甘く他人に無関心。
よくこれで警察がつとまるものだ。
と思うと、外ではものすごく愛想のいい「いい人」。
金に汚く、ケチではなく吉本社長（大日本ドケチ教の教祖？）のいう「シブチン」というやつ。
ヒマがあればパチンコかプレステか寝る。
タバコが高くなったこのご時世でも日に１～２箱吸うヘビースモーカー。
部屋はゴミ屋敷。
食事をつくることもしなければ洗濯もしない。
何か頼めばあからさまに嫌な顔。
下手に知能が高いのでかなり計算高い。
できないことはやる前に完全放棄。

それを育てた私のせいなのかと自らを責める母に言ってやった。


「オヤジそのものじゃん」


上記の赤の部分で、「警察」の部分を「役人」に。
「プレステ」の部分を「酒飲み」に。
そうすると、あら不思議♪
うちの実の父の姿に♪

以前も書いたけど、もー、遺伝子の不思議としか言いようがないわ。


「私はこういう運命なのかしら･･･」


と、へこむ母。
大っ嫌いで別れたはずのオトコとウリフタツのオトコの世話をするなんて。

とはいえ、あのダメオトコの遺伝子を残してしまったのは、お母様、あなた自身であることをお忘れなく。
と言いつつもワタクシも同じように生まれてきたわけですが。
ああ、受け継いだ不健康遺伝子の恨めしいこと。

自分で生んだのでなければとっくに追い出してるところであろう。


毎月、たいした金額も母に渡さず、たまにパチンコで勝ったときに金一封渡したことをいつまでも自分の手柄のように話しつづける。
私から言わせれば、

「そんなん、臨時収入や！毎月の入金は基本料金や！」

母爆笑。

で、言うてやった。

「わたしゃあんたの使用人か！
月何万かで家政婦一人雇えると思うてるのか！
雇えるんやったら雇うて好きなようにせぇ！」
･･･って、言ってやったら？と。
で、それでぐちぐち言うようだったら

「追い出せるもんなら追い出してみぃ！」

と、言えと。

母爆笑。

でもお母様、確か、数年前までは、あなたはこれに近しいことをワタクシに向けて発してましたわよね。
あれはどこにいってしまったのでしょう？
これが、私に「この世で一番恐ろしい」と言わしめた母なのか？
やはり、娘と息子への対応の違いか。
もちろん、勢いがなくなってきたと言うのもあるでしょうが、以前から弟には少し遠慮がちだった母。

というのも、やはり、あからさまに嫌な顔をして、あてつけのように嫌味な返事を返したり、と言うのがたえられなかったようだ。
オヤジと同じことの繰り返しじゃん。
いや、逆にオヤジを思い出して、抵抗したくなくなるのかも。

やはり、八つ当たりするには娘が適当なのだろう。
妹は嫁に行ったので、さすがにいつも電話するわけにいかんらしい。
と言うことで私に来るわけだけど。
もともと私と母は仲がよいほうではなく、どちらかと言えば妹の方がうまくやっていましたの。
八つ当たりされても反撃する私より、じっと話を聞く妹の方がよかったのでしょう。

だからといっていまさら私にくっつくわけには行かないようで。
なにせ、弟のところに自ら一緒に住むって行っちゃったんだもん。
引っ込みつかないのよねー。
それに、我が家の女達が、この性格上、一緒に住めないのは百も承知だろうし。


母の性分から考えると、どんな嫌な男だと思っても、じっと我慢してしまう。
でも、言いやすい人間に対してはどんな暴言も吐き散らかす。
だから、男から見れば配偶者とか恋人にするには都合がいいんでしょうなぁ。

逆に私のように、嫌なものはいや！
その分ストレスためないから八つ当たりは必要なし。
気に入らなければ言うことは聞かない。
という女はオトコにとってかわいくないんですなぁ。
だから、いつまでも男が近づかないと言う問題もあるんですが。

どこでストレスを溜め込むか、発散するか、ですなぁ。
たぶん、母のような人は鬼嫁になりきれないのでしょう。

ちなみに、先ほど「黙って聞いている」といっていた妹ですが、最近は子を産んで腰が据わってきたせいか、少しずつ鬼の迫力を身に付けてきたようです。
よしよし♪
それでこそ家を守る母だ。
鬼は悪ではない。鬼嫁は鬼畜ではない。
鬼とは「強い力を持つもの」を指すのだ。