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或る女の言い分 ~クローン+14トリソミー母親型ダイソミー+アスペ+うつ気質の不思議なおうち~

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2007年03月29日
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カテゴリ:ウルトラの考察
今回は長々と行きますよ。

皆様、録画予約はばっちりですか?
放送時間帯が変わってますから注意してくださいよ!!

地域によっては見れない方もいらっしゃるようですが。

・・・・・・・・・・・・・・・
mixiのコミュや個人のサイトなどを見てもらえればわかると思いますが、ウルトラマンメビウスで、涙した大人たちが大勢います。

確かにメビウスの話の中には、昔懐かしいキャラクターや、それにまつわる話が出てきました。
が、昔の話が出てきただけでここまで涙することはないでしょう。
なぜ80やレオの登場で、あんなに涙したのか。
あの時見ていた子供だった私達が成長し、いろいろ経験を積んだ今、あの頃の話を違った解釈で見ることができるようになったからかもしれません。

ちょうどウルトラマンが放送されていなかった15年間、日本はバブル景気を迎えました。
そしてバブルの崩壊を経験し、目に見えない大切なものを失っていたことにやっと気づきました。
成績、学歴、お金、権力、物理的な力、見た目の美しさ、その他いろいろ。
目に見えない「心」を忘れた結末が現在かもしれません。
だからこそバブルのときに誰も見向きもしなかった「がばいばぁちゃん」の本が、今になってベストセラーになったのでしょう。

そして、そんな今だからこそ、ウルトラマンシリーズが共通して伝えてきた心の力に皆気がついたのかもしれません。

それを一番身にしみて感じ取ったのは大人である私達だったのかもしれません。

今考えてみれば、初代ウルトラマンでも、私達に共通する「生きること」「心の力」につながるテーマが多く含まれていた気がします。
ヒーローが一人で何でも片付けるのではなくそれを支える人間がいること。
ずいぶん大切なことを教えられてきてたんだと思いました。
今、40年前のウルトラマンを見てみると、確かに技術や映像は劣るかもしれませんが、そこで扱われているストーリーは今見ても新鮮に思えます。

だからこそ、今「ウルトラマンメビウス」という舞台に移して昔のストーリーを出しても、何ら違和感もないし古いとも思わないのでしょうね。



旦那候補生によれば、円谷の初代社長は

 見おわって子供が夢をもてるようなものでなければならない

といったそうな。

考えてみれば、単に楽しいとか夢のような話ではそこまで夢をもてないと思うのは私だけでしょうか?
苦悩して、嫌なこともあって、でもそれを一生懸命がんばって克服したらすごくうれしいと言うことや、それを支える人たち、目に見えない信頼関係、そう言った大切なものがあるから、心に残るのではないでしょうか?
だから、それを見た私達はいつまでも忘れずにおぼえているんだと思うのです。


ウルトラマンシリーズは「世間的には子供向け番組」ですが、その日本の子供番組は世界中でも優れた部類に入るという評価をご存知でしょうか。
子供番組だからと言って手を抜いてないんだと思います。
単に面白おかしく、はでな絵を見せるとかだけではありません。
大人でも難しい話を、子供にわかりやすいように噛み砕いた表現をしていることが目だちます。
また、ヒーローは悪者を退治する単純に強いものだけでなく、なぜそのようなことがおきるのか、ということも描かれています。
特撮関係でどうしても対比されやすいのがウルトラマンと仮面ライダーですが、仮面ライダーは地球人としての善悪の苦悩、ウルトラマンは種族を超えての信頼や地球全体の問題に対する苦悩、そう言ったものが目につくような気がします。
メビウスと言う新人ウルトラマンは初心者地球人でもありました。
彼はたくさん失敗もし、地球(地球人)の現実に悩みました。
でも彼はちゃんと成長しました。
周りの援助もありますが、周りの人間達もちゃんと成長してます。

人を育てる過程において、手を出しすぎず、失敗も認め、適切な助言はしていく。
基本ではなかろうか?
でも、なかなかできないんですよね。
また、指導される側も、自分の失敗を認め、謙虚に素直に受け入れる。そして同じことは繰り返さない。そういう気持ちが大事ですよね。
なんだか会社の新人教育とか、子育てみたいだなぁ。
しみじみ。


今後さらに40年たったとき、同じように世代を超えて感動できる作品が見られることを願ってやみません。

って40年・・・。
うーん。
元気にいられるように努力しよう。





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Last updated  2007年03月29日 20時41分45秒
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