
御在所岳頂上 一等三角点
御在所ロープウェイの山上公園駅に降り立つと、小雨の混じるモヤの中、リフトに乗って頂上を目指しました。

一人乗りのリフト
このリフトは、御在所スキー場の一部です。天気が良ければ、片道は散策してもいいと考えていたのですが、この日は雨模様。往復券を買って、ひたすら山頂を目指しました。

一等三角点
一等三角点は、全国に約1000か所ほどあるそうです。

御在所岳は、鈴鹿山脈の中、三重県と滋賀県の県境にあり、標高は1211.95mです。

晴れれば琵琶湖を見渡せ、360度のパノラマが楽しめると聞いていたのですが、この日は立ち込める霧の中で、神秘的な雰囲気でした。

鈴鹿国定公園記念碑
「大自然 自然のままに美しく」
昭和43年に国定公園に指定されたことを記念して建てられた碑です。三重県と滋賀県の県境に建っているそうです。

山頂を起点に、周辺を巡ってみることにしました。登山とは逆ですね(笑)。歩いて登ってくる人とすれ違うと、物見遊山の観光客(私のこと)とのギャップを感じてしまいます。

「長者池 八大龍王」と書かれた鳥居

長者池
明治17年、この地で炭焼きをしていた矢田甚太郎さんが、陸軍測量班の使用人として雇われました。この池の水で米を洗うときに、白米を余分に池に投げ入れていたそうです。
やがて仕事を終え山を離れるとき、夢に龍神が現れて、お礼として不思議な霊気を授けられたそうです。その手で撫でられると病が癒えると言われて評判になり、一代で財を成したことから、この池を人々は長者池というようになったということです。

御嶽神社(御嶽大権現)
明治17年、覚順という行者が木曽の御嶽神社より祭神の分霊を当地に移したということです。