なつみのTapdance~目指せ美人道~

2006/10/24(火)19:08

読書の秋。唯川恵を読む。

夫婦の話と遠距離恋愛(34)

娘もまもなく3歳ということで、 ここ数ヶ月は随分と1人で遊んでくれるようになってきた。 それまでは、あたしが本を開くと寄って来ては 「また明日★」 などと言いながら、取り上げられていた。 だから、子供が生まれてからというもの この2年ちょっとで読んだ本って20冊ないくらいだと思う。 こないだまでは、姉に勧められて東野圭吾の推理ものに はまっていたけど、 最近は、OL時代によく読んでいた唯川恵に再びはまっている。 彼女の書く話って、結婚適齢期のOLモノが多数なんだけど 最近、ヒトに勧められたのが ベターハーフと100万回の言い訳。 いづれも、夫婦の話。 ベターハーフは、バブル絶頂期にチヤホヤされた世代の2人が 夫婦になるも、結婚式早々から問題勃発。 成田離婚寸前で踏ん張り、結婚生活は持続していくものの 次から次へと離婚の危機になるような出来事が起こっていく。 恋人から夫婦、家族へと変わっていく心情が 男女の視点から描かれている。 100万回の言い訳は、 ひょんなことから別居することになった30代後半の夫婦が主人公。 お互い仕事を持ち、自立した2人。 10年以上も夫婦であるゆえ、恋人のような感情はない。 お互い別居をすることで、1人でいることの自由さを知り 浮気もする。 子供もいないのに、なぜ、夫婦である必要があるのか、 一緒に生きていく必要があるのか? なんてことを夫婦の視点と、2人を取巻く他の登場人物の視点で 問いながら物語りは進んでいく。 いずれの本も 人生のパートナーとはなにか? 家族とは、夫婦とは、結婚とは? という問題定義が主軸だ。 あたしは、今の生活に不満も、不安も、行き詰まりも 感じていないから、 ああ、あたしんとこってば平和だわ~なんて思ったりもしたけれど、 読んでみて、なかなかいろんなことを考えさせられる2冊だった。 いつか、また読み返さきゃいけないような状態になったら 嫌なんで、今感じた事を心に深く刻んで 円満な結婚生活を続けていけるよう努力したいなあって。 あたしの夫は、ギャンブルも大好きだし 放任主義だし、言葉も少ないし、気も利かない。 けれど、本当に思う。 この人以上に、あたしの事を理解してくれる他人はいないって。 あたしは、わがままだし、寂しがりやだし、 理屈っぽいし、お調子者だし、ドジだし、 泣き虫だし、いい加減だし、抜けてるし 言い方がきつかったり、偉そうだったりもする。 付き合っていた時期を合わせると、 まもなく丸9年一緒にいる。 著書の中で、 恋は熱病のようなもの。 恋は必ず終わるもの。 その後、恋という感情がなくなった2人が進むのは 別れか愛というカタチに変化していくしかない と言う文章がある。 9年一緒にいるあたしたちの間には、 もう恋という感情はないと思う。 結婚して、恋人から夫婦になり、 子供が生まれたことで家族になった。 母になったことで、例に漏れず あたしは随分可愛げがない女になったなあと思うし、 実際、そう言われることもある。 けれど、夫はあたしの事愛してるんだなあって 生活の中でも実感することができる。 正直、恋愛下手だった自分が、 こんなにも円満な家庭を手に入れることが出来るとは 思ってなかった。 運命の糸なんて信じちゃいなかったけれど、 やっぱりこの人は、運命のヒトなんだなあって、 つくづく感じてしまった。 今の生活を当たり前と思わずに 大切にしないと。 やっぱり本はいいねえ。 自分自身を見つめ返す糸口がもらえる。 なんかいい本あったら、勧めてくださいなw ああ、今日は笑いどころが 何にもなくてスミマセン。。m(__)m

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