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テーマ:映画レビュー(889)
カテゴリ:映画 タ行
『チェンバー/凍った絆』を観ました
死刑執行の迫った祖父を救うべくその代理人に名乗り出た青年弁護士の必死の奮闘を描く、 ジョン・グリシャム原作のベストセラー小説を映画化したサスペンス・ドラマです >>『チェンバー』関連 原題:THE CHAMBER 別題:チェンバー/処刑室 ジャンル:サスペンス/ミステリー 製作年度・国:1996年・米 上映時間:113分 監督:ジェームズ・フォーリー 出演:クリス・オドネル 、ジーン・ハックマン 、フェイ・ダナウェイ 、ロバート・プロスキー 、 レイモンド・J・バリー 、ボー・ジャクソン 【ストーリー】 1996年。 ミシシッピー州で、ひとりの老人の死刑が執行されようとしていた。 30年前、ユダヤ人弁護士の幼い息子たちを爆死させる事件を起こしたとして死刑宣告を受けた男サムの最期の時が、 いよいよ近づいていたのだ。 そんなサムの代理人として、突如、彼の実の孫である若き弁護士アダムが名乗り出る。 アダムは祖父の犯行が白人至上主義者の組織の指示によるものだったことや、 もうひとりの実行犯がいた事実を突きとめ、祖父の無実を証明しようと懸命に奔走するが…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を 30年前のある法律事務所を爆破した事件で有罪になっているサム(ジーン・ハックマン)。 サムの実の孫で弁護士のアダム(クリス・オドネル)が彼を救おうとすることから、 ストーリーが展開していきます。 家族に死刑執行を待つ犯罪者がいるということで、弁護士でありながら 負い目を感じていた主人公アダムが、犯罪者の祖父サムを救うため弁護することで 自らも祖父の過ちの理由を知りたい、血の繋がった祖父のことをもっと知りたいという 純粋な気持ちからの行動だったのだろうけど、 南部の人種差別、政治、実の父親の自殺、サムの過去の過ち、サムの生い立ちなど、 調べ上げていくうちにいろいろな要素が複雑に絡み合い、 あと一歩で助けられるかもという所までドキドキの展開でした あいかわらず、死刑を待つ犯罪者としてのサム、家族を想うサム、 昔の仲間へ敵意を向けるサム、処刑へ向かうサムを 演じたジーン・ハックマンの演技はすばらしい ラストの処刑室での孫との別れのシーンはジーンとくるものがありました。 その後の処刑シーンはゾッとしますけど フェイ・ダナウェイはサムの娘として抱いていた苦悩を 痛々しいほど見事に演じきっていて、彼女もすばらしかった でもなんだかあっさりしているというか、なんか深みが感じられないっていうのも事実。 もうちょっと、血の通った祖父と孫の絆を描いてくれたら良かったのかも。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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