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2007.12.31
テーマ：ＴＶで観た映画(3798)
カテゴリ：映画 ハ行
『武士の一分』を観ました
 山田洋次監督による「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」に続く 藤沢周平原作時代劇の第３弾。 小藩の下級武士である主人公が、妻とのつましくも幸せな生活を踏みにじられたとき、 一人の男としての尊厳を懸け毅然と立ち上がる姿を描く時代劇です   >>『武士の一分』関連 製作年度：2006年 ジャンル：時代劇 上映時間：121分 監督：山田洋次 出演：木村拓哉、檀れい、笹野高史 【ストーリー】 三村新之丞は東北の小藩に仕える三十石の下級武士。 剣術の覚えもあり、藩校でも秀才と言われながら、現在の勤めは毒味役。 張り合いのない役目に不満を持ちながらも、美しく気立てのいい妻・加代と つましくも笑いの絶えない平和な日々を送っていた。 ところが、そんな平穏な生活が一変してしまう。貝の毒にあたった新之丞が、 一命は取り留めたものの失明してしまったのだ。 絶望し、自ら命を絶とうとする新之丞を、加代は懸命に思い留まらせるのだった。 しかし、武士としての勤めを果たせなくなった以上、藩の沙汰次第では 生きていくことも叶わない。 そこで加代は、嫁入り前からの顔見知りだった上級武士の島田藤弥に 相談を持ちかけるのだったが…。  ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激です  ここから先はネタバレを含みます。 ご注意を 「たそがれ清兵衛」、「隠し剣 鬼の爪」も鑑賞済み、2006年の邦画に於いて 好評価を受けている山田洋次監督による藤沢周平原作時代劇の第３弾ってことで 嫌でも期待が高まるこの作品。 どうしても、前作の２つと比べると若干印象が薄いというか、 気迫に欠ける印象で、訴えかけるものに力を感じませんでした  方々で絶賛されている主演の木村拓哉さんもメディアで目にすることが多いせいか、 なんか主人公三村のイメージと違う感じがしてちょっと残念でした。 映画の各シーンもメディアで取り上げられているせいか、あまり真新しいものが ないので新鮮味に欠けた印象で本当に残念。。。 ラストの決闘のシーンの盛り上がりの無さには唖然とするほど･･･ かえって切なくなりました  あくまでも僕の個人的な印象です  でも、周りの役者さんたちは、本当にうまいです  特に、徳平を演じた笹野高史さんがいい味出してますね。 さすが、2006年日本アカデミー賞にて助演男優賞を獲得しただけあって、 素朴で、飄々とした感じがなんか良いです  三村の妻の加世を演じた檀れいさんも、この作品がスクリーンデビューということですが、 その美しい透明感、存在感、夫を慕い、甲斐甲斐しく尽くす姿にはホロッときました 裏切った愛する妻と決別し、死を覚悟して決闘に望む三村の”武士の一分”、 ただの卑怯者のエロおやじだと思っていた島田様も最後は自らの”武士の一分”に 従い潔い決断をする、この武士の誇り高さが静かな描写の中に生きていて良いです 失明した三村が「蛍はもう出ているか」と妻 加世に聞くと もう蛍は庭にわんさか出ているのに夫を想い、「まだです」と答える 静かなシーンが僕は好きです ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですお気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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