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2008.04.20
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カテゴリ:映画 カ行
『カポーティ』を観ました目

一家4人惨殺事件の詳細を本にすることで新たな成功を目論むカポーティと
彼の取材に協力する犯人との屈折した関係が生々しく綴りながら、
トルーマン・カポーティの傑作『冷血』の完成までの道のりを
描き出した伝記ドラマですかちんこ


>>『カポーティ』関連

原題:CAPOTE
ジャンル:ドラマ/伝記/犯罪
上映時間:114分
製作国:2005年・アメリカ
監督: ベネット・ミラー
製作総指揮・出演: フィリップ・シーモア・ホフマン
出演: キャサリン・キーナークリフトン・コリンズ・Jrクリス・クーパー


【ストーリー】
1959年11月15日、カンザス州ののどかな田舎町で一家4人惨殺事件が発生する。
翌日、ニューヨークでこの事件を知った作家カポーティは、これを作品にしようと思い立ち、
すぐさま現地へと取材に向かう。
同行した幼なじみのネルと共に事件現場や関係者を訪ねて回るカポーティ。
やがて2人の容疑者が逮捕されると、カポーティは彼らへの接近を試み、その一人
ペリー・スミスの不思議な魅力に創作意欲を刺激される。
そして、ペリーとの面会を重ねる中で次第に彼の信頼を得ていくカポーティだったが…。



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下矢印ここから先はネタバレを含みます。!ご注意を!!!


何よりも君の死を恐れ、
誰よりも君の死を望む。





ちゃんと読んだ事はないけど、ノンフィクション・ノベル『冷血』は
こんな風に生まれたんですね。

好奇心と自らの成功のため死刑囚ペリー・スミスに近づいていったカポーティが、
取材を通してペリーと交流するうちに、ペリーが死刑になる事を望む気持ちと、
人間的な感情で揺れ動く描写が繊細で淡々と進むストーリーなのに引き込まれました上向き矢印

しかし、とても『ティファニーで朝食を』を書いた人と同一人物だとは思えないですびっくり

死刑囚を利用してやろうとするカポーティは、ペリーの日記を笑いながら友達に
読んで聞かせたり、死刑が延期を繰り返すうちに友達の成功さえ喜んで
あげられないくらいで、一家4人を惨殺した死刑囚ペリーよりも、
陰湿で嫌なヤツに見えます。

しかし、死刑が延期を繰り返すうちに、どうにもできない葛藤でお酒に溺れ、
死の間際でも”友”と言ってくれたペリーの死を目にして深い後悔の念も見せます。

死刑執行後、友達ネルに電話したカポーティは、自分の罪悪感から助けられなかった苦悩を
必死に分かってもらおうと話すのですが、ネルは
「あなたは助けたくなかったのよ」
と静かに言い放つセリフが印象的でした。

何かを生み出す、先陣を切る天才と呼ばれる人たちの裏には、天才がゆえの苦悩というか、
こんな風な影の部分が見え隠れするのかもしれないですね。

その後一作も作品を完成させずにお酒に溺れ、この世を去る事になったカポーティに
死刑囚ペリーの死がもたらした弊害は大きかったんでしょうね。

友といても、笑っていても、孤独の中にいるような深い天才の苦悩を演じ切り、
製作総指揮も務めたフィリップ・シーモア・ホフマンの好演が光ってましたきらきら




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最終更新日  2008.04.20 16:59:39
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