おきらく楽天　映画生活

『Ｇガール　破壊的な彼女』を観ました

『パルプ・フィクション』、『キル・ビル』のユマ・サーマンが
嫉妬深いスーパー・ガールを演じたラブ・コメディです


>>『Ｇガール　破壊的な彼女』関連

原題：MY SUPER EX-GIRLFRIEND
ジャンル：コメディ／ロマンス／ファンタジー
上映時間：93分
製作国：2006年・米
監督： アイヴァン・ライトマン
出演： ユマ・サーマン、ルーク・ウィルソン、アンナ・ファリス


【ストーリー】
メガネにブラウンヘアの女性ジェニーの正体は、スーパーパワーでニューヨークの平和を
守るスーパー・ヒロイン“Ｇガール”だった。
そうとは知らず、設計会社に勤める冴えない男マットはジェニーと恋仲に。
やがてジェニーから正体を打ち明けられたマットは、驚きつつも大喜び。
順調に見えた２人の交際だったが、ジェニーの激しすぎる性欲と人並みはずれた嫉妬深さに
恐れをなしたマットは次第に彼女から離れていく。
そして、心優しい同僚のハンナに気持ちが傾いていった。
しかしそんなマットの心変わりを嫉妬深いジェニーが受け入れるはずもなく、彼女は
Ｇガールに変身すると、マットとハンナの仲を引き裂こうと、破壊的な妨害工作を
開始するのだった。





ここから先はネタバレを含みます。ご注意を


ボクノ元カノは
Great
Glamourな
史上最狂逆ギレ
Gガール!!

『ゴーストバスターズ』、『ツインズ』のアイヴァン・ライトマン監督の息子は、
『ＪＵＮＯ／ジュノ』のジェイソン・ライトマン監督ですね。
2007年のアカデミー賞で注目された『ＪＵＮＯ／ジュノ』の来月の公開が待ち遠しいな～
そんなことを思いながらライトマンパパさんのはじけた映画を鑑賞しました。

あのユマ・サーマンが超人的パワーを持つスーパーヒロイン”Gガール”ってことです。
そのスタイル抜群の長身にセクシーなGガール衣装をまとって
NYの街を守る超人気、誰もが大好きスーパーヒロインでございます

ただ、よくある話で、スーパーパワーで世界平和を守るヒーロー＆ヒロインの
本当の姿というヤツは、ここでも地味なんですね。

そうとは知らず、地下鉄でお堅そうなメガネ美人ジェニーをナンパしたマットさん。
このまじめそうなジェニーがGガールだったから有頂天なわけですよ
スーパーマンのような空中飛行もGガールにかかるとお色気たっぷり
ベッドも壊す超人パワーです
だけど、そんな彼女は、超ド級の嫉妬深い女性だったから、
マットさんの災難がはじまります。

嫉妬に狂ったジェニーに別れを切り出したら、そりゃあ～もう大変なことに
世界の平和を守るための超人パワーをマットに対する嫌がらせにロックオンですから
壁は突き破る、大事な金魚は水槽ごと湯でる、車を宇宙の彼方に放り投げる、
巨大なサメを部屋に放り込むなんていうありとあらゆる嫌がらせを受けるのですよ
それが、実にかわいそう…だけど、面白いんです

レストランでマットがジェニーをGガールの仕事に向かうように説得するシーンなんて
プライベートで手がいっぱいのジェニーと、なんとかしたいマットの2人の温度差に爆笑でした

おやおや、スーパーヒーローものに不可欠の悪者がいないぞと思ったら、やっと出てきた
自称極悪人のベッドラム教授でしたが、彼はジェニーの意外な真実を知っているだけの
実は恋する良い人で、”自称”なんてのは当てにならないわけです

ユマ・サーマンがピカイチなのは、言うまでもなく、
ルーク・ウィルソンの情けない男ぶりもハマっているし、
アンナ・ファリスのビックリ顔を観ると妙に安心します
レイン・ウィルソンとルーク・ウィルソンのバカな男同士の会話もサイコーだし、
ベッドラム教授役のエディ・イザードのあの顔の怖さからは想像できなかった
恋する男のお姿のギャップにはかわいらしささえ感じてしまうし、
とにかくキャスティングがサイコーですね

最初から最後まで、とことんおバカなはじけたストーリーが気持ち良く笑えて、
気分爽快なラブ・コメディでした