2008/06/14(土)18:45
『ランボー 最後の戦場』を観たぞ~!
『ランボー 最後の戦場』を観ました
ミャンマーを舞台に凄惨な迫害を目の当たりにしたことで再び闘志に火がついた
ランボーが最後の戦いへ挑む勇姿を描く、前作から20年ぶりとなるシリーズ第4弾の
戦闘アクションです
>>『ランボー 最後の戦場』関連
原題:RAMBO
ジャンル:アクション
上映時間:90分
製作国:2008年・アメリカ
監督・脚本・出演: シルヴェスター・スタローン
出演: ジュリー・ベンツ、ポール・シュルツ、マシュー・マースデン
【ストーリー】
元グリーンベレーでベトナム戦争の英雄だったジョン・ランボーは、
帰還兵に冷たい祖国アメリカを離れ、今ではタイ北部のジャングル地帯で
ひっそりと暮らしていた。
一方、隣国ミャンマーでは内戦が続き、軍事政権によってキリスト教徒の
多いカレン族が容赦ない迫害を受けていた。
そんなある日、カレン族に医療品を届けるため、アメリカからキリスト教支援団が
やって来る。
地雷の埋まる陸路を避けようとボートでの道案内を依頼されたランボーは、
支援団の一員サラの真摯な姿に心を動かされ、海賊の襲撃をかわしながら
何とか彼らを目的地に送り届ける。
しかし数日後、支援団が軍に拉致され、今度はその救出に雇われた5人の傭兵を
現場へ送ることに。
それでもまだ静観の構えをみせるランボーだが…。
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ここから先はネタバレを含みます。ご注意を
さらばランボー
いや~、凄かった
還暦を迎えたスターローンが『ロッキー』に終止符を打ち、今度は『ランボー』にも
終止符を打つということで、こみ上げてくるものがありました
とはいえ、前作から20年も経っていると言うことで、コケちゃうのではという心配もありましたが、
そんな心配はいらなかったです。
2作目や、3作目に続くと言うよりは、ランボーの原点に戻ったような
骨太のストーリー展開がすばらしく、過去の戦闘から心閉ざしたランボーの
描写には胸が痛くなるような思いでした
ミャンマーの軍事政権による少数民族虐殺行為の描写は非常にリアルで
残酷で目を覆いたくなるほどの惨さでした。
こんなことが行われているなんて、自分の不勉強さを反省させられました。
その惨い描写を散々みせつけられた後の、ランボーの怒りの復活には
待ちに待った感もあり、説得力がありました
爆弾を爆発させ、機関銃をぶっ放し、ジャングルを駆け抜け、恋したサラを、
その仲間を、傭兵たちを助けようと奮闘するランボーの姿は、
ゆるぎない信念を持った熱い男の生き様が見え、痺れました
長い戦闘が終わり静けさが訪れたとき、サラを見守るランボーの目が
まるで捨て犬のように切なかったです
だけど、ラストはこれまた秀逸。
スプラッタ描写でどんよりとした気持ちをしっかりと持ち上げてくれ、
第一作目の懐かしさもこみ上げ、何とも言えない澄み渡る青空のような爽快な気分で、
長い戦いが終わり故郷へ帰るランボーの後姿を熱い思いで見守っていました
その後の彼の人生が明るく澄んだものになるように願わずにはいられません
緊張感と、迫力のある戦闘シーンが続くので、手に汗握る映画でしたが、
息もつかせぬスピード感あるストーリー展開も、90分という短めな尺も、
全てが計算尽くされた感じがする作品で、
ランボーという男の生き様を飾るラストの映画としても、
感慨深い見事な出来栄えの映画でした
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