|
|
|
2008.12.31
テーマ：最近観た映画。(38846)
カテゴリ：映画 マ行
『ミュンヘン』を観ました
 スティーヴン・スピルバーグ監督が、1972年のミュンヘン・オリンピックで実際に起きた 事件の真相を、事件に関わった人々のコメントや、 史実に基づいて映画化した衝撃の問題作です   >>『ミュンヘン』関連 原題： MUNICH ジャンル： ドラマ／サスペンス 製作年・製作国： 2005年・アメリカ 上映時間： 164分 監督・製作： スティーヴン・スピルバーグ 出演： エリック・バナ ダニエル・クレイグ キアラン・ハインズ 【ストーリー】 1972年9月5日未明、ミュンヘン・オリンピック開催中、武装したパレスチナのテロリスト集団“黒い九月”が イスラエルの選手村を襲撃、最終的に人質となったイスラエル選手団の11名全員が犠牲となる悲劇が起きた。 これを受けてイスラエル政府は犠牲者数と同じ11名のパレスチナ幹部の暗殺を決定、 諜報機関“モサド”の精鋭５人による暗殺チームを秘密裏に組織する。 チームのリーダーに抜擢されたアヴナーは祖国と愛する家族のため、車輌のスペシャリスト、 スティーヴ、後処理専門のカール、爆弾製造のロバート、文書偽造を務めるハンスの４人の仲間と共に、 ヨーロッパ中に点在するターゲットを確実に仕留めるべく冷酷な任務の遂行にあたるのだが…。  ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激です  ここから先はネタバレを含みます。 ご注意を わたしは正しいのか？ 1972年のオリンピックで11人のアスリートが殺された 深い哀しみの中、政府がくだした決断は＜報復＞―― お恥ずかしながら、イスラエル、パレスチナの関係、ミュンヘンオリンピック選手村テロ事件も 知らないことが多かったのでちょっと難しかったんですが、 前半は、実際のニュースの映像や、その場にいるかのようにリアルに感じる 耳に響くような爆発シーン、暗殺シーンに 目が放せないスリリングな展開の映画でした。 そして後半にかけてがこれまた秀逸で、 暗殺を繰り返してきたイスラエル側の工作員たちが一転して 命を狙われる羽目になるわけです。 工作員のリーダーであるエリック・バナが演じるアヴナーが 精神的に追い詰められていく様子が迫真の演技で綴られていきます。 命の危険を感じ、妻と子供に安らぎを求める姿、正義を求めた結果が招いた もっとも守るべきものを危険にさらしてしまったことに葛藤する気持ちが伝わり、 痛々しいのです。 暗殺による報復を進めるイスラエル側の決断と実行が 止まらない報復の連鎖を引き起こしていることに一層の虚しさを感じさせる 非常に考えさせされる映画でした。 先日のイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への空爆も 未だ終わらない復讐の連鎖なのだと思うと、 復讐の連鎖を断ち切るためには何が必要なのかと考えずにはいられませんね。 ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激です
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[映画 マ行] カテゴリの最新記事
|
