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2009.02.22
テーマ：最近観た映画。(38809)
カテゴリ：映画 ハ行
『プレステージ』を観ました
 世界幻想文学大賞を受賞を受賞したクリストファー・プリーストの傑作『奇術師』を、 「メメント」「バットマン ビギンズ」のクリストファー・ノーラン監督が映画化した ミステリアス・ファンタジー・サスペンスです   >>『プレステージ』関連 原題： THE PRESTIGE ジャンル： ミステリー／ファンタジー／サスペンス 上映時間： 130分 製作国： 2006年・アメリカ 監督・製作・脚本： クリストファー・ノーラン 出演： ヒュー・ジャックマン クリスチャン・ベイル マイケル・ケイン スカーレット・ヨハンソン デヴィッド・ボウイ 【ストーリー】 19世紀末のロンドン。 華麗かつ洗練されたパフォーマンスで魅せる“グレート・ダントン”ことロバート・アンジャーと、 天才的なトリックメイカー“ザ・プロフェッサー”ことアルフレッド・ボーデン。 ２人のマジシャンは、修業時代から互いを認め合いマジックの腕を競い合っていた。 しかし、アンジャーの妻が脱出マジックに失敗して命を落とすと、 その原因がボーデンにあったことから、アンジャーは彼への復讐に取り憑かれていく。 そんな中、ボーデンはサラと出会い幸せな家庭を築く。 一方のアンジャーも、美しく優秀なアシスタント、オリヴィアを得て、 その華麗なステージが評判となる。 しかし、２人の確執は一層激しいものとなっていくのだった。  ここから先はネタバレを含みます。 ご注意を 運命さえトリック 『Ｘ-ＭＥＮ』シリーズのヒュー・ジャックマンと『バットマン ビギンズ』のクリスチャン・ベイルが 19世紀末のロンドンを舞台に活躍する２人の天才的マジシャンに扮し、互いのマジックのタネを盗む、 邪魔する、執拗な男同士の意地と意地のぶつかり合い、魅力的な女性たちも引くほどの 因縁の対決を繰り広げるストーリー展開にハラハラドキドキさせられました。 現在、過去の行ったり来たりの時間軸をうまく使った演出、19世紀のロンドンの美しくも格調高い世界観、 幻想的なマジックの世界、男たちのドラマ、魅惑的で美しい女性たちなど観所もいっぱいです。 復讐と嫉妬の感情を原動力に自らをも追い詰めていくアンジャーを演じたヒュー・ジャックマンと 天才的なトリックを武器にマジックの世界に没頭するボーデンを演じたクリスチャン・ベイルの 負けたくないという意地が炸裂しまくったやられたらやり返すという 典型的で白熱したバトルがラストまで めまぐるしく展開されていくので目が放せなくなります。 アンジャーの美しく優秀なアシスタントとして雇われたオリヴィアが 2人の意地の張り合いのコマのひとつとなってボーデンにスパイに行かされたり、 あんなに魅惑的な美女の愛情さえ目に入らないほど アンジャーの復讐心が深くて絶句です。 それほど亡くなった妻に対する愛情が深かったのならスッキリと感情移入し易くもなるのですが、 それだけじゃないというか、むしろ違う理由の方が大きそうだからタチが悪い。 僕はすっかり目を奪われていたコスプレ衣装のスカーレット・ヨハンソンの 魅力に勝る男の意地のパワーは凄い。 スカーレット・ヨハンソンはこういう時代の雰囲気がバッチリとハマりますね。 そして方々に張られた印象的なセリフがラストのタネ明かしで、驚愕しながらも、 なるほどね～ってなるのがクルトファー・ノーラン監督らしく、 この映画でマイケル・ケインが発する含蓄のあるマジック論のように、 マジックのタネを知ってしまった時のようでスッキリとするというか もう一度確かめたくなる魅力を秘めた映画で、お見事です。 ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激です 
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