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カテゴリ:映画 カ行
『訣別の街』を観ました
政界に潜むある陰謀を背景に、現職のニューヨーク市長と若き市長補佐官の 固い友情のドラマです >>『訣別の街』関連 原題: CITY HALL ジャンル: ドラマ 製作年・製作国: 1996年・アメリカ 上映時間: 112分 監督・製作: ハロルド・ベッカー 出演: アル・パチーノ ジョン・キューザック ブリジット・フォンダ 【ストーリー】 現職のニューヨーク市長と若き市長補佐官。 2人は単に上司と部下という関係を越えて、固い信頼と友情で結ばれていた。 大衆を魅きつけてやまないカリスマ性と、それを演出する優れた能力。 市長は次期大統領の椅子に最も近い人物とされ、市長補佐官はまっすぐに ホワイトハウスを見据えていた。 しかし雨のブルックリンに響いた一発の銃声が2人の関係を変えてゆく…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を 腐敗を生み出すのは、金か名誉か…。 ひとつの美談が政界を裏返す。 ある雨の日のニューヨークのブルックリン、 執行猶予中のマフィアが放った銃弾によって、ひとりの罪のない黒人少年が命を落とした。 このことを大統領選のキャンペーンにしようと目論むカリスマ市長パパス。 事件の処理をまかされたのは、パパス市長にすっかり魅了され親子のような 親友のような強い絆で結ばれた補佐官ケヴィン。 調査によって見えてきた事件の背後に渦巻く秘密に気づいたケヴィンの 周りで証人となった人々が次々と消えていく恐ろしい現実。 96年の作品なので、ケヴィンを演じたジョン・キューザックが今よりももっと若く、 正義に燃えている熱い男ぶり。 政治の世界には似つかわしくない青臭さがたまらなくハマってます 事件が縁で知り合ったブリジット・フォンダが演じる良心の弁護士と 共に秘密を暴いていく探偵物語にハラハラドキドキでした。 それに、気の強いブリジット・フォンダが可愛らしいんです そして、アル・パチーノの貫禄にはいつもながら圧巻でございます 悪っぽさはそんなに感じなかったけど、彼に説得されたら、 演説を聞いてしまったら、 きっと尻尾振ってイエスと言ってしまいそうなカリスマぶりが逆に怖いんです。 時々見せる優しさと、男同士の堅い友情についての講義も良いんです。 大事なシーンでおどろおどろしい音楽と共に現れる 10年前の特殊メイクの滑稽さには爆笑しちゃいましたが、 渋くてかっこいい名優たちの味わい深い演技は時が経っても色あせる事はないし、 政治の世界の暗黒部分がじわじわと表面化するサスペンスとしても見応えありました
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