おきらく楽天　映画生活

『ユーロトリップ』を観ました

メールで知り合ったドイツ在住の女の子に会うため悪友と共にヨーロッパ各国を巡り、
行く先々でハチャメチャぶりを繰り広げる青年のおバカ珍道中を描いた青春コメディです


>>『ユーロトリップ』関連

原題：　EUROTRIP
ジャンル：　コメディ／ロマンス／アドベンチャー
上映時間： 93分
製作国：　2004年・ アメリカ
監督・脚本：　ジェフ・シェイファー
出演：　スコット・ミシュロウィック　ジェイコブ・ピッツ　クリスティン・クルック　マット・デイモン



【ストーリー】
アメリカの大学生スコットはガールフレンドにフラれ、メル友のドイツ人マイクへ
八つ当たりした挙げ句に絶縁してしまう。
しかし、名前から男だと思っていたマイクが実はミーカという名の女性だと知り、
彼女に謝罪メールを送るも拒否される始末。
ミーカが気になって居ても立ってもいられなくなったスコットは、悪友クーパーと共に
彼女の住むベルリンへ向かうことに。
旅費節約のためロンドンから陸路を選択したスコットたち。
その道中、危険なフーリガンたちとの交流を経てパリで親友の双子も同行に加わり、
リヴィエラやアムステルダム、ローマなど各地で色々な体験や騒動を巻き起こしていく。
こうして、ようやくベルリンに辿り着くスコットたちだが…。





ここから先はネタバレを含みます。ご注意を


あの娘を求めて、ヨーロッパ青春《珍》道中!!


とことんバカバカしい＆高校生らしい若さ溢れる弾けた映画で笑いました。

高校生卒業直後のバリバリの男子たちがメール友達の女の子を捜し求め、アメリカ、
ロンドン、リビエラ、アムステルダム、ベルリン、ローマなどヨーロッパ中を周遊して行くわけなので、
それぞれの土地の独特の文化を毒出しまくりの独特のユーモア溢れる描写で描いているのが
他の映画と違って面白かったです。

ヨーロッパ中を巡るというと、自分探しをしまくったボーン・シリーズを思い出しますが
そのジェイソン・ボーンことマット・デイモンが
スキンヘッドでピアスにタトゥーといったバリバリのロッカーで登場しちゃいます。
なんと主人公の彼女を奪ってしまったマット･デイモン。
ステージ上でその事をバリバリのロックに乗せて歌い上げちゃうものだから、
いつもと違うマット・デイモンの姿に驚きと爆笑。
この歌が忘れられなくなるほど、ハマってます。

さらに、ロンドンでたまたま入ったパブが熱狂的なサッカーファンのフーリガン御用達だったことから、
ピンチに見舞われるわけですが、なんとかかんとか仲良くなることで良い方に転がり、
この出会いが最後に効いてくる粋な演出が良いんですね。

このフーリガンの親玉を演じているのは、
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のビニー・ジョーンズなのですが、
相変わらずものすごい強烈なキャラクターで怖いです。
そんな何気に豪華なキャストが意外な役で登場するのでお得な気分にもなりました。

そんなこんなで、バチカンまでも巻き込むブラックな笑いや、
憧れのヌーディストビーチなどの弾けきったエロス、
大事なカメラを手放しちゃったりする友情、
肝心要のロマンスも織り交ぜながら展開する
バカバカしいほど青春している野郎たちの珍道中はラストまで目が放せないんですね。
頭空っぽで楽しみたいときには最適の軽快さでした。

マット・デイモン／ボーン・アルティメイタム

BEST COLLECTION ALL TIME 1980::ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ