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2009.04.28
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カテゴリ:映画 タ行
『つぐない』を観ました目

英国を代表する作家の一人、イアン・マキューアンの傑作『贖罪』を、
「プライドと偏見」のジョー・ライト監督、キーラ・ナイトレイ主演で
映画化した衝撃と感動の大河ロマンスですかちんこ


>>『つぐない』関連

原題: ATONEMENT
ジャンル: ドラマ/戦争/ロマンス
上映時間: 123分
製作国: 2007年・イギリス
監督: ジョー・ライト
出演: キーラ・ナイトレイ ジェームズ・マカヴォイ シアーシャ・ローナン ロモーラ・ガライ


【ストーリー】
1935年、夏のイングランド。
政府官僚ジャック・タリスの屋敷では、小説家を夢見る末娘のブライオニーが休暇で
帰省する兄とその友人を自作の劇で歓待しようと準備に追われていた。
一方、大学卒業後の身の振り方が定まらず鬱屈した日々の姉セシーリアは、
ある出来事をきっかけに使用人の息子ロビーへの愛を自覚する。
ところが、ロビーにほのかな想いを抱いていたブライオニーは、小さな行き違いの
積み重ねと嫉妬心から姉とロビーの関係を誤解してしまう。
そんな時、タリス家に預けられていた15歳の従姉妹ローラが敷地内で強かんされる
という事件が起きる。
現場を目撃したブライオニーは、ロビーが犯人だと告発、彼は無実を証明することも
出来ず警察に連行されていく。
4年後、ロビーは戦場の最前線に一兵卒として送られ、セシーリアは
そんなロビーとの再会を信じて、彼への手紙をしたため続けていた…。



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下矢印ここから先はネタバレを含みます。!ご注意を!!!


一生をかけて償わなければならない罪があった。
命をかけて信じ合う恋人たちがいた。



いや~、切ないです。
2007年英国アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の作品賞を受賞した切なくも美しい
悲劇の物語でございます。

幼い少女の誤解と軽い気持ちでついてしまった嘘が愛し合う男女の運命を大きく狂わせてしまう、
切なくも美しいラヴ・ストーリーに、嘘をついてしまった少女の贖罪の人生が
独特の音楽、美しい英国の風景と悲惨な戦争描写の対比、ひとつの出来事を別々の角度から
見せる興味深い描写でドラマチックに描き出した秀逸な作品でした。

政府官僚の末娘で小説家を夢見る13歳の多感な年頃の少女ブライオニーは、
屋敷の使用人の息子であるロビーと美しい姉セシーリアとの身分を超えた恋の芽生えに気づく事が出来ず、
数々の誤解を呼ぶ出来事とある重大な事件が重なり、ロビーに淡い恋心を抱いていた少女の想いは、
少女独特の純粋さが故、姉とロビーに対する嫉妬の感情と憎しみの感情を生んでしまったのでしょうか。
幼い少女が些細な嘘で2人の運命を引き裂いてしまうわけです。

その嘘がロビーを刑務所送りにし、そして時代は戦争へ。
引き離されたロビーとセシーリア、成長するに従い自らの嘘の罪の重さを認識し始めたブライオニーの
後悔の日々が痛々しくも、人が人を想う気持ちを丁寧に描写されていく展開に引き付けられました。

少女時代のブライオニー役で、幼い少女の純粋な気持ちが残酷な結果を招いてしまうという
難しい役所を演じきったシーアシャ・ローナンがすばらしいです。
無垢な少女には男女の愛と性に対する認識は不足しているわけで、
思いもよらない展開になってしまう描写はゾクゾクするほど残酷で、
他人事とは言い切れない恐ろしさがありました。
出来る事なら、シーアシャ・ローナンが演じた成長した18歳のブライオニーを観たかった。

18歳のブライオニーを演じたのは、ロモーラ・ガライ。
セシーリアと同じく戦地の病院の看護師となった彼女は、重傷の兵士たちを看取りながら、
犯した罪の重さに耐え、許しを請う日々を健気に演じていました。

そして、老年期を迎えたブライオニーを演じたのはヴァネッサ・レッドグレイブ。
彼女の口から語られた真実と贖罪の想いには驚きと何とも言えない感情が沸きあがりました。
短い出演シーンながらも、静かに信念を持って語るヴァネッサ・レッドグレイブの表情からは、
ブライオニーの長い長い贖罪の人生が垣間みられるような気がして
さらに切ない気持ちになりました。

セシーリアを演じたキーラ・ナイトレイは、相変わらず美しくて、
気の強そうな感じも、良いとこのご令嬢ぶりも様になっていて
ドキドキするほど艶々であります。
恋に落ちるお相手のロビー役には、ジェームズ・マカヴォイで、
こちらも男の複雑な心理を、時に爽やかに、時に情熱的に演じていてお見事でありました。

そんな悲恋の物語が描かれていく中で、特に印象的だったのは、
タイプライターの音、虫の羽音などをイメージした音楽。
この独特のメロディが少女ブライオニーの心理を効果的に表現し、
緊迫感を与えてくれているようでとても興味深かったです。

取り返しのつかない罪の重さ、その罪を背負い生きる事、
罪のつぐないを果たすことは可能なのかなど、
いろいろと考えさせられる映画でもありました。


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ジェームズ・マカヴォイ





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最終更新日  2009.04.28 22:40:02
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