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カテゴリ:映画 ナ行
『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』を観ました
C・S・ルイスの名作児童文学を壮大なスケールで映画化した ファンタジー・アドベンチャーのシリーズ第2弾です >>『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』関連 原題: THE CHRONICLES OF NARNIA: PRINCE CASPIAN ジャンル: ファンタジー/アドベンチャー/ファミリー 上映時間: 150分 製作国: 2008年・アメリカ 監督・製作・脚本: アンドリュー・アダムソン 出演: ジョージー・ヘンリー スキャンダー・ケインズ ベン・バーンズ 声の出演: リーアム・ニーソン 【ストーリー】 偉大な王アスランと“伝説の四人の王”ペベンシー4兄妹によって 平和と繁栄をもたらしたナルニア国。 だが、あれからナルニア暦にして1300年経った今、かつての美しい国の姿は 見る影もなく、戦闘民族テルマール人に侵略・支配され、 生き残ったナルニアの民は深い森の奥に追いやられていた。 また先王亡きあと摂政を務める弟のミラースは王位を奪おうと、 正統な王位継承者であるカスピアン王子の暗殺を画策。 一方、小さな象牙の角笛を手にミラースの追っ手を逃れるカスピアン。 その笛の音は、ナルニアに危機が迫る時、“伝説の四人の王”を 呼び戻すと信じられていた。 やがて追い詰められたカスピアンがついにその角笛を吹き、 それは時を越えて鳴り響く…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を 魔法vs人間──引き裂かれる心。 既に第3弾の製作も決まっているらしい『ナルニア国物語』シリーズ。 『ロード・オブ・ザ・リング』好きな僕にとっては、いまいち乗り切れなかった 前作2005年の『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』 に続く記念すべき2作目です。 今回は地味目なペベンシー兄妹に華を添える形でカスピアン王子として大抜擢された 英国イケメン俳優ベン・バーンズのおかげか、前作よりは戦闘シーンも多く、 ちょっぴり大人になったペベンシー兄妹の成長具合も垣間見られて興味深い作品になっておりました。 冒頭からベン・バーンズのイケメンぶりをこれでもかと見せ付けるシーンが多用され、 作品にかける、いや、ベン・バーンズに賭ける意気込みを感じますね。 前作でティルダ・スウィントンが演じる白い魔女との激戦に勝利したペベンシー兄妹。 すっかり大きくなられてね~っと目を細めるわけです。 そうこうしているうちに、前作から1300年ほど時が経過しているナルニアに呼び戻されちゃった ペベンシー兄妹。 美しいナルニアの風景は圧巻ですね。 ロケ地がニュージーランドらしいので、この辺も『ロード~』とかぶっていますが…。 一気にファンタジーの世界に酔いしれちゃうってわけです。 アナグマのトリュフハンターやネズミの騎士リーピチープなど 相変わらず可愛らしくて(可愛いと言ってはいけないらしいですが) 魅力的なクリーチャーたちがさらにファンタジー色も盛り上げていて良い働きをしてます。 特にテルマールの城で、リーピチープが寝ている猫に 猿グツワを咬ませるなんて芸当は面白かったです。 このリーピチープさん、身のこなしが軽やかでクルクルお目目が愛らしかった 『シュレック』の長靴をはいた猫に似てます。 ティルダ・スウィントンの白い魔女ほどの威厳と狂気は感じられませんでしたが、 セルジオ・カステリットが演じるカスピアンの叔父さんミラースの悪役ぶりもなかなか良かったです。 長男ピーターとの一騎打ちも迫力があり、ドキドキハラハラさせられました。 年頃の近い長男ピーターとカスピアン王子との間の わだかまり的なものもなかなか面白い要素でした。 全知全能のライオン“アスラン”、やっぱり君は凄いよ。 さっさと出てきてくれたら良かったのにね。 ベン・バーンズのファンの方々の絶叫が聞こえそうなシーンを経て、 そんなこんなでめでたしめでたしで幕が降ろされます。 こんなに目いっぱい詰まっている濃い時間でも、 現実の世界では数分程度でしかないらしいっていうのが凄いし、いかにもファンタジー。 冒険が終わって、ちょっと成長した兄妹たちが普段の生活に戻る何とも言えない 寂しさと空虚感はこういう作品の醍醐味ですね。 それにしても、ティルダ・スウィントンはチラリとでてましたが、 ジェームズ・マカヴォイが演じた タムナスさんは今回は出てこなくて残念でした。 1300年も経過しているからしかたないのですかね?
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