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カテゴリ:映画 サ行
『シリーズ7/ザ・バトル・ロワイアル』を観ました
![]() テレビ局が無作為に抽出した人々がルール無用で殺し合う様子をゲームとして テレビ放映するショッキングな設定のバトル・アクションです ![]() ![]() >>『シリーズ7/ザ・バトル・ロワイアル』関連 原題: SERIES 7: THE CONTENDERS ジャンル: アクション/サスペンス 上映時間: 86分 製作国: 2000年・アメリカ 監督・脚本: ダニエル・ミナハン 出演: ブルック・スミス メアリールイーズ・バーク グレン・フィッツジェラルド 【ストーリー】 全米で驚異的な高視聴率を誇るTV番組があった。その名は「ザ・コンテンダーズ」。 公開抽選で選ばれたごく普通の市民が、銃を与えられ、帯同するカメラマンとともに放たれる。 彼らはただ一人の生き残りとなるまで他の参加者たちを殺し続けるのだ。 そして、番組はライブカメラで捉えた殺人ゲームの生々しい映像を、毎週全国ネットで放送している。 ドーンは妊娠8ヵ月の女性。 しかし、彼女は現段階の番組のチャンピオン。 そして、彼女は新たなラウンドを勝ち抜くために立ち上がった。 いよいよ最終章“シリーズ7”がスタートを切った。 ![]() ![]() ![]() ![]() 人を殺しても罪になりません 無作為に抽出された6人の極々普通の人々が銃を渡され殺し合いをはじめる 高視聴率リアリティ番組がドキュメンタリー調に描写され、なかなか斬新であります。 殺しあいの衝撃的なシーンの合間に、 CM前のドキドキ感を盛り上げるナレーションや、 戦士たち一人一人のコメントなど米リアリティ番組によくある手法が使われ、 ここぞという時の再現VTRとかちょっと笑えたりもして飽きる事がありませんでした。 しかし、なぜTV番組での殺し合いが許されているのかという点に説明がないので、 ずっと違和感を抱えたまま、もちろん誰にも共感できず、 ただただ惨劇を見守るしかないわけでありました。 只今一番人気らしいチャンピオンのドーンは、 あと1ラウンドを勝ち抜けば自由を得られるらしく 妊娠8ヵ月の女性でありながら10人を殺してきた自信と殺気は只者ではなく、 それはそれは恐ろしいのであります。 「赤ちゃんを守るために殺す」 と言い切る彼女からは母親の強さを感じなければいけないのかと疑問ばかりが頭を巡り、 ものすごく違和感があって、ゾッとしてしまいました。 そんな彼女の故郷が舞台に選ばれた最終決戦。 選ばれた戦士たちもそれぞれにトラブルを抱え、命がけの戦いを繰り広げるわけであります。 高校時代の恋人で癌を患うジェフは自殺未遂、 看護士で信心深いおばあちゃんコニーは注射器を振りかざし、 無職のおっさんトニーは逃亡を図り、 両親の寵愛を一心に受けている18歳の少女リンジーもマシンガンを手に老人を追い回し、 フランクリンおじいちゃんはショッピングセンターで杖をつかって撲殺・・・なんて 衝撃的なシーンを絶叫と歓声をあげながら見守る両親&ギャラリーの皆様。 次から次へと描写される殺戮シーンには、とことん嫌な気分にさせられます。 こんな社会になるはずはないとは分かっているけど、ギャラリーの熱狂ぶりは恐ろしかった。 リアリティ番組は平和な方向でお願いしたいものですね。
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