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『CUBE ZERO』を観ました

大ヒットした『CUBE』『CUBE2』に続く、密室系スリラー3部作の最終章です


>>『CUBE ZERO』関連

原題：　CUBE ZERO
ジャンル：　ＳＦ／ホラー
上映時間：　97分
製作国：　2004年・カナダ
監督・製作総指揮・脚本：　アーニー・バーバラッシュ
出演：　ザカリー・ベネット　デヴィッド・ヒューバンド　ステファニー・ムーア


【ストーリー】
前後左右、そして上下、全ての面に円形のハッチが取り付けられた鋼鉄製の立方体。
一人の男がその中で目覚める。
次の部屋へ入り込んだ男は、ノズルから噴き出した液体を浴び絶命した。
その一部始終をモニタ越しに眺めていたウィンとドッド。
２人はＣＵＢＥの管理と被験者の観察を行なう職員だった。
職務に忠実なドッドに対し、コンピュータ並みの頭脳を持つウィンは、被験者の一人である
若い女性レインズに特別な関心を寄せていた…。


ここから先はネタバレを含みます。ご注意を


もう逃げられない！　殺戮の立方体


衝撃的だった『CUBE』とそれに続いた『CUBE2』も、もはや記憶があいまいであります。
時系列としては、『CUBE』の前に位置するらしく、いよいよあのCUBEの目的が明かされるのかと
興味津々でありましたが、何だかモヤーッと終わってしまいました。

しかし、あいかわらずポイッと放り込まれている被験者たちを観察する職員たちが出てきたことは
なかなか面白かったです。

モニターに映し出される被験者の奮闘と惨殺シーンを淡々と記録し、
上層部たちに御報告し、カプセルみたいな食事を恍惚の表情で堪能し、
監視業務はめちゃくちゃ暇なので、
チェスやお絵書きに勤しんでいるなんて、驚きでありました。

そんな観察職員の天才的な頭脳を持つウィンとチェス大好きのドッドが
上層部への不満と良心の呵責に突き動かされて、
ヒーローに変貌するという展開と、
CUBE内のサバイバルを同時進行で見せてくれるのは斬新でなかなか面白かったです。

そして、上層部の義眼杖男がものすごく残虐で、容赦なく接近戦で威嚇し、
しゃべるたびに独特の緊迫感が包み込む、突き抜けたイカレ度は最高でありました。

スパっといったり、ドロドロだったり、ジューッといっちゃったり、
ピカーッと目が光ったと思ったら遠隔操作で襲ってくる者がいたりの
残虐なシーンも随所に盛り込まれ、
密閉された空間で巻き起こるサバイバルは、やはりハラハラドキドキでありました。

結局、知りたかったCUBEの秘密は明かされずモヤモヤ感も漂いますが、
秘密のままだからこそCUBEは良いのかもしれませんね。

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CUBE2／キューブ2　特別版

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