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カテゴリ:映画 ア行
『ウォーク・ハード ロックへの階段』を観ました
伝説のスターたちと共演し栄光の座をつかむもドラッグや女、酒に溺れ転落していく 波瀾の人生を歩んだ架空のミュージシャンをパロディ満載で描いたヒューマン・コメディです >>『ウォーク・ハード ロックへの階段』関連 原題: WALK HARD: THE DEWEY COX STORY ジャンル: コメディ/音楽/ドラマ 製作年・製作国: 2008年・アメリカ 上映時間: 96分 監督・脚本: ジェイク・カスダン 製作・脚本: ジャド・アパトー 出演: ジョン・C・ライリー ジェナ・フィッシャー 【ストーリー】 幼い頃から様々なジャンルの音楽に触れ、ミュージシャンになることを夢見ていたデューイ・コックス。 彼はやがてその夢を叶え、スターの座に上りつめる。 エルヴィス・プレスリーやビートルズ、ボブ・ディランなど大スターたちとの共演も果たすデューイ。 私生活も華々しくなり、多くの女性と関係を持ったうえに結婚離婚を繰り返し、子供も多数抱えることに。 そんなデューイも、彼のバックシンガーとして長年栄衰を共にしているダーリーンだけは 唯一本気で愛していた。 それでもデューイは、音楽もプライベートも波瀾万丈な我が道を突き進んでいくのだが…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を ロック、ブルーズ、ソウル、ドラッグ、酒。 すべてを通り過ぎた俺に残ったものは…? 架空のキャラクター デューイ・コックスが子供の頃のトラウマを抱え、 ロックスターとして成功を収め、 やがてドラッグ、女性、酒に溺れ転落していく 波乱万丈の人生をブラックなコメディで描いている作品であります。 『ウォーク・ザ・ライン』のパロディなのかなっと思えるような、 どこかで聞いた事、観た事がある出来事の数々が ”よくある感”を醸し出し、コメディの天才アパトー節がピリリと効いてます。 何と言っても、 15歳のデューイ・コックスで登場し始めるジョン・C・ライリーが最高に可笑しいわけであります。 兄のバッサリ事件、父親との確執を抱え、家を飛び出した少年は そのまま無邪気な子供のままだったのか、 アホ過ぎて重婚したり、あれだけ警告を受けたのにドラッグに溺れ、 妻も子供も蔑ろにして ”よくある”ロック・ミュージシャンの人生を歩んでいくのでありますね。 一度観たら忘れられないお顔のジョン・C・ライリーがめちゃめちゃ上手い歌声と、 おバカぶりを披露し、15歳から晩年までのデューイ・コックスの人生を熱演し、 とことん笑わせてくれました。 音楽には疎い僕でも知っているような超有名ミュージシャン エルビス・プレスリーや、 ボブ・ディラン、ジョニー・キャッシュなどのロック史に残る スターたちのスタイルを髪型や衣装で サラリとパクッて圧倒的な歌の上手さで魅せてくれるわけで圧巻です。 そしてやはり、ジャド・アパトーが関わっているだけあり、 正統派の伝記映画と一線を画す、ダークでシュールなユーモアが全開であります。 ティム・メドウスがドラッグに警告する顔の可笑しさなどなどの何度も繰り返すギャグの応酬、 現役ミュージシャンも登場し、有名ミュージシャンの微妙なそっくりさんがザクザク登場し、 様々な音楽や出来事をパクっているのも楽しい限り。 そんな中で、何よりツボにハマったのはノン・クレジットで登場するビートルズの4人。 ジャック・ブラック、ポール・ラッド、ジェイソン・シュワルツマンの面々の 緩くてシュールな笑いであります。 微妙な似せ方、なりきり度、なぜかアニメーションの使い方、 いや~、爆笑でした。 ロック、ブルーズ、ソウル、ドラッグ、酒、すべてを通り過ぎ転落した人生の先に デューイ・コックスが見つけたもの、それは家族との絆、仲間との友情であり、 華々しい復活で感動的に締めくくると見せかけて、ブラックなオチを準備していたなんて。 アパトー作品は、やっぱり侮れませんね。
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最近は何本か映画をみたのですが更新をついついサボってしまいます。
ドラッグといえばあの容疑者しか思い出しません。 映画化もするらしいですよ。ヤフーニュースに トップ記事ででていました。 (2009.10.16 00:19:48)
こんばんわ♪
ロックとドラッグとお酒ってなぜかセットの様な気がします。 やっぱその道の人のステータスなんでしょうか。 ジョン・C・ライリーはコメディもイケるんですね~! (2009.10.16 18:07:04)
コンバンワ。
またまたビミョーなそっくりさんが出てくる映画なのね(笑) 【ウォーク・ザ・ライン】は見たよ。主演2人の歌の上手さにびっくりしたけど、この映画でもおウタが楽しめそう★ ビートルズの大ファンなのでなりきり度満点のそっくり具合を見てみた~~~~ィ♪ (2009.10.16 21:05:54)
ロックとドラッグ、それにお酒ってよくある
組み合わせですね。最初にやってた人は きっと音楽をやるうえでの重圧から逃れる ためにドラッグやお酒に走ったのだと思いますが、 ロックをやるうえでのステータスと考えている 人もいるような気がしてなりません。 映画自体はおもしろそうですね♪ これはコメディなんですね。 (2009.10.16 23:56:28)
こちらにもありがとうございます♪
>最近は何本か映画をみたのですが更新をついついサボってしまいます。 お忙しそうですもんね(^^ゞ 落ち着いた頃にでもまた再開されることを楽しみにしてますよ~♪ >ドラッグといえばあの容疑者しか思い出しません。 >映画化もするらしいですよ。ヤフーニュースに >トップ記事ででていました。 例のあの人ですか? 映画化までされちゃうなんて・・・ 御本人は出演しないんですよね??? (2009.10.16 23:57:19)
こんばんは♪
>ロックとドラッグとお酒ってなぜかセットの様な気がします。 >やっぱその道の人のステータスなんでしょうか。 確かに、同じような人を山ほど観た様なきがしちゃいますよね(^_^;) 成功を手にしても、そんな状況が生き難くなってしまうのでしょうかね・・・ 難儀なことですね。。。 >ジョン・C・ライリーはコメディもイケるんですね~! かなりイケますね~ 笑わそうとしてない天然な感じがなおさら面白さを醸し出してました。 一度観たら忘れられないお顔ですしね(^^ゞ (2009.10.17 00:00:07)
こんばんは♪
>またまたビミョーなそっくりさんが出てくる映画なのね(笑) そうなんですよ~ たまたまなんですけど、これじゃあ、 無類のそっくりさん好きみたいですよね(^_^;) >【ウォーク・ザ・ライン】は見たよ。主演2人の歌の上手さにびっくりしたけど、この映画でもおウタが楽しめそう★ 【ウォーク・ザ・ライン】のホアキン・フェニックスと リーズ・ウィザースプーンはパワフルで上手かったですね! 僕はホアキンのファンですが、こんなに歌ウマ俳優だとは知らなかったのでビックリしました♪ ジョン・C・ライリーもかなり上手いのでビックリでしたよ(^^) 懐かしい音楽がいっぱいで、音楽通のkinoさんなら2重に楽しめると思いますよ♪ >ビートルズの大ファンなのでなりきり度満点のそっくり具合を見てみた~~~~ィ♪ このシーンはかなり面白かったので、是非お暇な時にでもチェックしてみてください(^^) ブラックでシュールな笑いだらけなので 万人受けはしない作品だと思いますが、 なかなか面白かったですよ♪ (2009.10.17 00:07:48)
こんばんは♪
>ロックとドラッグ、それにお酒ってよくある >組み合わせですね。最初にやってた人は >きっと音楽をやるうえでの重圧から逃れる >ためにドラッグやお酒に走ったのだと思いますが、 >ロックをやるうえでのステータスと考えている >人もいるような気がしてなりません。 なるほど、そうなのかもしれないですね・・・ そうなるとロックも素直に心に響かなくなってしまうかも(^_^;) >映画自体はおもしろそうですね♪ >これはコメディなんですね。 ブラックなコメディなので、万人受けはしない作品だと思いますが、 なかなか鋭い視点が盛り込まれていると思いました。 (2009.10.17 00:10:27) |