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カテゴリ:映画 ハ行
『ハード・クライム』を観ました
仕事で現金を輸送中、強盗に銃撃され奇跡的に助かるも後遺症のせいで 自ら人生を狂わせてしまった男が、犯人に復讐を果たすため 独りで追跡する執念を描いた犯罪アクションです >>『ハード・クライム』関連 原題: THE TAKE ジャンル: 犯罪/アクション 製作年・製作国: 2007年・アメリカ 上映時間: 85分 監督: ブラッド・ファーマン 出演: ジョン・レグイザモ タイリース・ギブソン 【ストーリー】 ロサンゼルスで家族と平穏に暮らす現金輸送車ドライバーのフィリックス。 その仕事中、現金を狙ったアデル率いる黒人強盗団に襲われ、頭部を打ち抜かれてしまった。 幸運にも一命を取り留めたフィリックスだったが、深い後遺症が残り感情のコントロールが 利かなくなっていく。 以前とは別人のようになってしまったフィリックスに次第に距離を置く妻子は、 やがて彼のもとを去っていく。 図らずも家族に見放された我が身を憂えると同時に、犯人への怒りを募らせるフィリックス。 独自に捜査を続け、ついにアデル一味の居場所を突き止めるのだが…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を 奴を追い詰めて殺る 自分を取り戻す為に- 温厚な人の逆鱗に触れる事くらい恐ろしい事はないと改めて教えてくれる 不運な現金輸送車ドライバーの男の物語であります。 現金輸送車ドライバーとして働き、子供と妻に愛されているお父さんでもある 温厚な性格の持ち主だったフィリックスさん。 ある日、仕事中に強盗団の襲撃に遭い、頭を打たれてしまうのであります。 奇跡的に一命を取りとめたものの、感情のコントロールができなくなる後遺症に悩まされ、 ブチキレまくりの性格に変貌。 恐怖を感じた家族もフィリックスのもとを離れ、孤独と絶望、不安、 そして強盗団に対する憎しみと復讐の炎がメラメラと燃え上がるのでございます。 ここから、フィリックスの独自捜査が始まり、ついに犯人一味を見つけ、 最後の復讐へと参上する男の執念深さが永遠に描かれていく アクションあり、人間ドラマあり、 アメリカの中のヒスパニック系とアフリカ系の少数派の対立あり、 いろいろと楽しめる映画でございました。 前半のリアルな襲撃シーンから期待度が高まりますが、 後半は思った以上に地味に展開してしまい残念な感じに。 しかし、どんな映画でも忘れられない濃いキャラクターが似合う ジョン・レグイザモの熱演がうまくカバーしております。 父親の鏡のような優しい男と痛々しいほど怒りまくる男の 相反する両極端の性格を見事に演じ分けているのが見事なんですね。 ブチギレのジョン・レグイザモに慣れ親しんでいる僕にとっては、 前半の温厚なジョン・レグイザモは少し気持ちが悪く見えたりもして、 後半のブチギレ ジョン・レグイザモには待ってましたと 拍手を送りたくなってしまうのでありました。 強盗団の一味『トランスフォーマー』シリーズのムキムキなタイリース・ギブソンとの ガチの対決をもっと見たかったけど、意外な感じで終結し、 逆どんでん返しを味わわせてくれました。 ブチギレ フィリックスさんがこの後どんな人生を歩むのでしょうか。 予期せぬ事件に巻き込まれ、幸せな生活を失ってしまった 不幸な男に同情してしまう映画でありました。
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