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カテゴリ:映画 サ行
『シャッター』を観ました
カメラマンとその新妻に襲い掛かる突然の恐怖劇と、 それにまつわる驚がくの真実がショッキングな描写で描かれていく スピリチュアル・ホラーです >>『シャッター』関連 原題: SHUTTER ジャンル: ホラー 製作年・製作国: 2008年・アメリカ 上映時間: 90分 監督: 落合正幸 出演: ジョシュア・ジャクソン レイチェル・テイラー 奥菜恵 【ストーリー】 ニューヨーク在住のカメラマン、ベン。 彼は恋人ジェーンと結婚し、間もなく仕事とハネムーンを兼ねて日本を訪れる。 しかし、これから異国の地で幸せな未来が待ち受けていた矢先、彼らは夜の山道で 車を走らせていた時に突然目の前に現われたひとりの女性を轢いてしまう。 事故の衝撃で気を失うもやがて目を覚ましたベンとジェーンだったが、何故か被害者の 女性は見当たらず、忽然と姿を消していた。 そしてこれを境に、彼らの撮った写真には不気味な白いモヤが写り、ベンが体調不良を 訴えるなど、次々と奇怪な現象が起こり始める。 さらに、行方知れずだったあの女性がたびたび姿を現わすようになるのだが…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を 忘れたとは言わせない。 2004年のタイ映画『心霊写真』をハリウッド・リメイク。 さらに舞台は日本。 さらにさらに、奥菜恵と落合正幸のハリウッドデビュー作品だそうございます。 ジャパニーズ・ホラーファンにはおなじみの『リング』 『THE JUON/呪怨』の製作陣が勢ぞろいし、 日本で撮られた作品だそうで、何だか親近感を感じてしまいます。 未だ『リング』『THE JUON/呪怨』も観てない僕が言うのも何ですが・・・。 しかし、ストーリーには親近感を感じたくない怖いお話。 以前に日本に滞在したことのある男ベンが新妻ジェーンを連れて仕事のために再来日し、 山奥での交通事故、体の不調、白い影だらけの写真、アメリカ人の友達が次々に・・・ なんて恐怖の体験をしていくわけであります。 演じているのは、『ドーソンズ・クリーク』のジョシュア・ジャクソンであります。 良いヤツそうだけど・・・っていう役にハマりますね。 妻ジェーンの目線で観ると、言葉も通じない異国での生活の孤独と、 スピリチュアルな体験の恐怖がリンクしてさらに恐怖感を高めてくれるわけであります。 ジェーンを演じているレイチェル・テイラーは、 どこかニコール・キッドマンに似ているような感じ。 その美しさと愛らしさが、じっとりとしたジャパニーズホラーの様相で 一層輝きを増してお美しい。 そして、キーパーソンのメグミを演じた奥菜恵がセリフはほぼないのに、存在感を発揮しております。 一途に想い続けたメグミの強い恋心が原因かと見せかけて、真実はもっと酷だったなんて・・・。 奥菜恵の大きな瞳が、時に悲しげに、時に艶を帯びて、情念やら怨念やらを語りかけてくるのでありました。 それにしても、心霊写真という概念が欧米人にはないっていうのは、初めて知ったので驚きでした。 そんなことを、『HEROES/ヒーローズ』のアンドウくん役ジェームズ・カイソン・リーが 今作でも当たり前のように日本人として登場し、 いろいろと力説してくれるモテモテの心霊雑誌の編集長役でしたが、 やっぱり日本語は怪しくて笑ってしまいました。 そんなこんなで、ぼやっとした日本語を話す主人公ベンやパラパラ写真、コナキジジイ状態に なぜか吹き出しそうになったりもしますが、 怖いシーンと痛いシーンと驚かせシーンと美女が 程よく散りばめられて、最後まで面白く観る事が出来るホラー映画でありました。
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