1120037 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

おきらく楽天 映画生活

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

カテゴリ

バックナンバー

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12

コメント新着

http://buycialisky.com/@ Re:『ターミネーター』を観たぞ~!(06/12) tv props and reply cialisviagra and cia…
http://viagrayosale.com/@ Re:『ターミネーター』を観たぞ~!(06/12) pfizer viagra kaufen ohne rezept <a…
ETCマンツーマン英会話@ Re:『レールズ&タイズ』を観たぞ~!(12/12) 『レールズ&タイズ』を調べていてこちら…
hoshiochi@ Re:『ノウイング』を観たぞ~!(07/13) はじめまして。私もこの映画をテレビで見…

お気に入りブログ

癒しのカフェ New! サボテン_01さん

Guildの反撃!!! Guild26さん
MY HIDEOU… GATECRASHERさん
Cinema Collection ひろちゃん★510さん
masalaの辛口… マサラ0517さん
2010.01.23
XML
カテゴリ:映画 ア行
『イントゥ・ザ・ワイルド』を観ました目

すべてを捨てアラスカへと放浪の旅へ出た裕福な青年の心の軌跡を描いた
人間ドラマですかちんこ


>>『イントゥ・ザ・ワイルド』関連

原題: INTO THE WILD
ジャンル: ドラマ/青春
上映時間: 148分
製作国: 2007年・アメリカ
監督・製作・脚本: ショーン・ペン
出演: エミール・ハーシュ マーシャ・ゲイ・ハーデン ウィリアム・ハート


【ストーリー】
1990年夏、ジョージア州の大学を優秀な成績で卒業した22歳の青年、クリス・マッカンドレス。
卒業祝いに新車を買ってあげるという両親の申し出をあっさり断った彼は、通帳にあった
預金全額を慈善団体に寄付し、家族に何も告げることなく、文字どおり無一文で
アラスカへ向けて旅に出る。
道中、様々な出会いと経験を重ねるクリス。
サウスダコタでは彼の無鉄砲を諫めてくれる陽気な兄貴分ウェインと親交を深め、
スラブスではヒッピーなどアウトサイダーたちが集うコミューンに身を寄せ、
そこで美しい少女トレイシーと出会う。
彼女はクリスに好意を抱き、クリスにも恋心が芽生えたかに思われたが…。
一方その頃、残された家族は音信不通の息子の身を案じ、祈る思いで彼の帰りを待つのだったが…。


下矢印ここから先はネタバレを含みます。!ご注意を!!!


そして僕は歩いて行く
まだ見ぬ自分と出会うために



裕福な家庭で育ち、将来有望だった青年クリスが、なぜそんな過酷な旅に出たのか、
旅路で何を見つけたのかが時間軸を一部前後させながら、
ゆっくりと紐解かれていく148分の心の旅路でありました。

大学を優秀な成績で卒業したクリスは、卒業祝いに新車をプレゼントしようとする両親に反発し、
お金を捨て、IDを捨て、誰にも何も告げずに、
生きる事をただ貪欲に探し求めるサバイバルの旅 荒野のアラスカを目指すのであります。

道中、頭でっかちになるなと戒める陽気な農業家ウェインの元で働き、親交を深め、
ヒッピーのカップル レイニーとジャンのギクシャクした関係を取り持ったり、交流を深め、
美しい少女トレイシーと恋心が芽生えかけたり、
皮職人の孤独な老人ロンと年齢を超えた友情を築いたり、
悩みを抱えたさまざまな生き方の人々と出会い、
人間と人間の絆、人の温かさを感じながらも、それでもアラスカを目指すストイックな青年クリス。

彼が目指したアラスカでは、神々しいまでの自然の美しさと何物にも属さない究極の自由、
さらに過酷な出来事が待っているわけで、彼のテンションが上がりまくりの達成感と共に、
これでいいのかという疑問が
常に拭い切れない、複雑な気持ちになってしまうのであります。

クリスが抱いている社会や両親に対しての怒りと不満は、
尾崎豊を聞いていた思春期真っ只中の10代の頃なら
きっと100%共感させられたであろうと思います。

そんなモヤモヤした心境をクリスの一番の理解者であったはずの妹のナレーションが鋭くつき、
音信不通の息子の身を案じ、心配でボロボロになっていく両親の姿が時折はさまれ、
クリスに100%共感できないのであります。

さらに、息子の事で心を痛めるヒッピーのカップル レイニーとジャンに
音信不通の息子の帰りを待ち続ける両親の気持ちを垣間見せられ、公平さを問われたり、
全てを許すことで光がさすと、
若きクリスを心配し家族に迎えたいと言ってくれた老人ロンの涙を浮かべた言葉に、
人生の先輩方の言葉が逐一心に沁みるのであります。
しかし、クリスの決意は変わらず。孤独な旅路は続くのでありました。

そんな過酷な心の旅路に挑んだ真っ正直な青年クリスを演じたのは、『スピード・レーサー』のエミール・ハーシュ。
知的さと純真さを漂わせて、迫真の演技を見せ付けてくれます。
ラストのシーンの表情が忘れられません。

母親には、マーシャ・ゲイ・ハーデンが、父親にはウィリアム・ハートが、
それぞれ息子の身を案じて道路にへたり込んでしまうほどボロボロになって行く様子に
心が痛みました。
頼れる兄貴分の農業家ウェインには、ヴィンス・ヴォーン、
ヒッピーのキャサリン・キーナーが母親の思いを切なく伝え、
クリスと恋仲になるトレイシーには、クリステン・スチュワートが素敵な歌声も披露してくれたり、
皮職人の老人ロンを演じたハル・ホルブルックの深い言葉に何よりも心揺さぶられました。

たくさんの本を読み、小説の言葉を引用し、ただ生きる事に挑戦した青年クリスが
見つけたものが、誰かと分かち合う幸福だったなんて悲しすぎました。

静かなストーリー展開ながら、監督ショーン・ペンの熱い思いが伝わる力作。

壮大な自然の中に、真っ正直な青年が一人挑むその姿は、
まぶしいほどの輝きを放って、同時に痛々しくもあって、
実話ベースということもあり何とも言えない余韻が残る作品でありました。



下矢印ランキング参加中です。ウィンク
にほんブログ村 映画ブログへ  TREview





スピード・レーサー 特別版/エミール・ハーシュ


ミルク


トワイライト~初恋~ スタンダード・エディション





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.01.23 21:59:52
コメント(7) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Re:『イントゥ・ザ・ワイルド』 2007年・アメリカ(01/23)   kinocochan さん
夜更けにこんばんわ☆

tapoさんがレビュー書かれてる作品は全て見たくなっちゃうからフシギ!!!

今はどっちか言うと、マーシャ・ゲイ・ハーデンの気持ちが分かりすぎちゃうような気がするな。
でも、若くて無鉄砲な青年の気持ちが分からんでもナイ!!
私も若い頃旅したかった(方向音痴ですが)

ショーン・ペンは多才ねぇ~~(○`ε´○)



今日、tapoさんが以前日記にご紹介されてた作品を見ましたァ(^ー^* )


(2010.01.23 23:23:59)

Re[1]:kinocochanさんへ   tapomushi12 さん
こんばんは♪

>tapoさんがレビュー書かれてる作品は全て見たくなっちゃうからフシギ!!!

それは嬉しいです♪
是非、クリス青年のアラスカへの旅を堪能して下さいね(^_^)v

>今はどっちか言うと、マーシャ・ゲイ・ハーデンの気持ちが分かりすぎちゃうような気がするな。
>でも、若くて無鉄砲な青年の気持ちが分からんでもナイ!!
>私も若い頃旅したかった(方向音痴ですが)

僕も旅したいです!
先日の『レールズ&タイズ』も号泣でしたが、
マーシャ・ゲイ・ハーデンは、泣かせますね~
さすが大女優です♪

>ショーン・ペンは多才ねぇ~~(○`ε´○)

ですよね~
難しいけど深くて惹かれる作品が多いですよね(^^)

>今日、tapoさんが以前日記にご紹介されてた作品を見ましたァ(^ー^* )

おお~!なんだろう???
レビューのアップを楽しみにしてますね♪

(2010.01.23 23:46:09)

Re:『イントゥ・ザ・ワイルド』 2007年・アメリカ(01/23)   猫人 さん
こんばんわ、tapoさん!

前にレンタルしてきたのですが、
嫁さんだけ観てそのまま返しちゃったのであります(^_^;
そんなうちの嫁さんは大絶賛!
原作本“荒野へ”も購入した次第でございます♪
そしてtapoさんのレビューも読んで
“そうそう”“うんうん”“いいわ~”と頷いておりまする。

あたくしだけ蚊帳の外~。。。
もう一回借りてきます(^^ゞ

(2010.01.24 00:54:13)

イントゥ・ザ・ワイルド   Guild26 さん
面白いですよね~!
ボートとか僕もチャレンジしてみたいですよ。
海外は警備隊までいるとは驚きました。
まあ国境が多い国だからしょうがないですね。
ラストの痩せた主人公にはびっくりしました。 (2010.01.24 19:44:26)

Re[1]:猫人さんへ   tapomushi12 さん
こんばんは♪

>前にレンタルしてきたのですが、
>嫁さんだけ観てそのまま返しちゃったのであります(^_^;

ありゃりゃ、そうだったんですね~
それは残念です(^_^;)

>そんなうちの嫁さんは大絶賛!
>原作本“荒野へ”も購入した次第でございます♪
>そしてtapoさんのレビューも読んで
>“そうそう”“うんうん”“いいわ~”と頷いておりまする。

おお~!奥様のお気に入り作品でしたか~
流石、映画通のご夫婦でありますね(^_^)v
ショーン・ペン監督の作品は力作揃いですよね♪

>あたくしだけ蚊帳の外~。。。
>もう一回借りてきます(^^ゞ

是非!
猫人さんの感想を楽しみにしておりますよ~(^_^)v

(2010.01.24 20:41:50)

Re:Guild26さんへ   tapomushi12 さん
こんばんは♪

>面白いですよね~!
>ボートとか僕もチャレンジしてみたいですよ。
>海外は警備隊までいるとは驚きました。
>まあ国境が多い国だからしょうがないですね。

そうそう、ボートとか過酷だけど、武勇伝になりそうな数々の冒険は
憧れてしまいます(^^ゞ

>ラストの痩せた主人公にはびっくりしました。

エミール・ハーシュがショーン・ペンに気に入られている訳が分かったような気がする
迫真の演技でしたね。
(2010.01.24 20:44:50)

久々に感動の作品   oguogu さん
TB&コメントさせてもらっちゃいますねぇ~。
>眩しいほどの輝き
そうですよねー、私も全く同意見です。
若いが故の・・・と言うヤツで、本を読み続けてあたまでっかちになってしまった末の行動に思えてしまうのが悲しいですよね。
エミール・ハーシュそっくりでしたね。
彼の気合いが入ってて非常に見応えのある映画でした。
彼の実際の写真出てましたよね?
(2010.04.04 00:42:03)


© Rakuten Group, Inc.