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猫と財布に優しい生活

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2006年09月29日
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カテゴリ: 〇 膀胱炎
昨日の記事の続きです。お食事中の方は、読まないほうがいいかも。

クーニャンは、本当に膀胱炎だったのでしょうか?
膀胱炎なら、なんであんなウンPスタイルだったのでしょう。
オ○ッコとウンPを取り違えるってこと、あるんでしょうか?

膀胱炎、頻尿、尿意、便意、などなどのキーワードで検索サイトをさまよっているうち、尿意のしくみを解説しているページに出会いました。
膀胱内に尿がたまる→膀胱内圧が上昇→膀胱壁を刺激→膀胱壁内の末梢神経から大脳へ伝達。
人間用のサイトだったけど、たぶん 猫 でも同じですよね。

まぁ、ボウコウがいっぱいになればトイレに行きたくなるってことで、何をいまさらですが。
この“膀胱壁圧力センサー”の存在がわかると、「頻尿」の正体もよく見えてきました。


膀胱壁圧力センサーが頻繁に働く理由として、考えられるのは次の 4つ。

 (1) 多い(多尿)
 (2) 貯められない
 (3) 出せない
 (4) 過剰反応

(1)は、尿量自体が増加。
生産量が多すぎて貯蔵場所(膀胱)がすぐ満タンになり、何回も排出します。
厳密には頻尿ではなく多尿と呼びます。

(2)は、膀胱のキャパが減少。
生産量は普通ですが、貯蔵場所が狭いので、すぐ満タンになって何回も排出します。

(3)は、尿量も膀胱も正常なのに、通路が閉塞。
膀胱が空にならないので、センサーも反応しっぱなし。

(4)は、センサー故障で、誤データによる誤判断。
本部は排尿指令を出しますが、現場のストックは少なく、ちびちびとしか出せません。

愛猫の症状が(1)~(4)のどれに該当するかを判断するのは、難しくありません。
医学の知識が皆無でも、液体の量と入れ物の容量の関係とか、通路が塞がっていたらどうなるかとか、そのへんの判断はできますって!


さて、クーニャン の場合は・・・・・・

(1)だったら、毎回満タン量が出るはずです。クーの症状とは違います。
(2)も、少量ながら毎回同じ量が出るはずなので、違います。
(3)も、違います。1回目に正常な量が出ているからです。

正解は(4)。
だいたい、最初のトイレで膀胱は空になってるんだから。
膀胱内圧が上昇する時間なんてなかったです、はい。

それで、膀胱壁圧力センサーが過敏になる病気は何かというと、一番多いのが膀胱炎。
膀胱粘膜が炎症を起こすと、少しの尿にも過敏に反応してしまうそうです。
もちろん、膀胱壁が知覚過敏になる病気は他にもあるので、これだけで膀胱炎と特定できるわけじゃありません。
でも、少なくとも「膀胱を圧迫するような腫瘍があるかも」「尿閉塞かも」なんて余計な心配はしなくていいわけだ!


それと、疾患が原因ではない、神経性の頻尿というのもあるそうです。
病院に行ったとき、看護士さんが「最近なにか変わったことは?」とストレスを訊ね、先生が「膀胱炎が一番疑わしい」と診断をくだしたのは、こう考えると実にもっともなことでした。
さすがプロです!!! あらためて尊敬しちゃいます!!!ダブルハート

ただそれも、あの「トイレの嵐」が尿意によるものだった・・・・・・というのが前提になりますけどね。
なんであんなウンPスタイルだったのでしょう。
オ○ッコとウンPを取り違えるってこと、あるんでしょうか?
あらら、初めに戻っちゃった。

(つづく)





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最終更新日  2006年09月30日 02時51分24秒
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