2012/09/10(月)06:49
夢遊病の女〜藤原歌劇団公演
高橋薫子さんのアミーナ目的、十分達せられました!
やっぱフィナーレのAh!non credea mirarti~Ah!non giunge uman pensiero がすばらしかったです、聞き入ってしまいました。
純な感じと凛とした感じ併せ持った雰囲気で本当によかったです。
ロドルフォ伯爵、リーザ、テレーザと、まわりがお見事だからこそ映える舞台。
特に、いつも威厳ある役で拝見する妻屋さん、ちょっと好色なロドルフォ伯爵のような役もこなされるのですね~さすがです。ロッシーニのブッフォでも拝見したことありますが、今日の役はそれ以上のハマり具合でよかったです。
で、声質からいえば、今日のエルヴィーノはぴったりで、レチタティーボとかは本当に美しいのですが、歌になると、私のような素人でも感じざるをえないような、フレーズ切れ切れの、無理して高音出してる感で残念です。
次回に期待です。
指揮はわたし的には、特に1幕(ただでさえ2幕と比べて異常に長いので)、もっとメリハリ欲しかったです。
でも最後は高橋さんで満足した舞台でした。
指揮 園田隆一郎
演出 岩田達宗
アミーナ 高橋薫子
エルヴィーノ 小山陽二郎
ロドルフォ伯爵 妻屋秀和
テレーザ 森山京子
リーザ 関真理子
アレッスィオ 和下田大典
公証人 藤原海考
藤原歌劇団合唱部
東京フィルハーモニー交響団
2012(平成24)年9月8日 新国立劇場オペラパレスにて