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個人的戯言集英社【新修】国語漢和辞典への旅

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2006年01月の記事

全27件 (27件中 1-27件目)

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121ページ目【虚勢】　から元気　実力がないのにあるふりをする

俺が好きな言葉に“武士は食わねど高楊枝”と云うのがある。今回の旅の友【虚勢】も“虚勢を張って・・・”と云うふうに使うと同意になる場合がある。そもそも俺は旧式な人間なのだ。だから古い考えしか出来ないのだ。一種の開き直りと捉えられても仕方が無いが、その考え方しか出来ないのも事実だ。だから子供の教育でも否応なしに鉄拳制裁の態度で臨んでいる。これについては賛否の否の方の意見が多いのだが、俺には、この方法しか出来ない。先日も長女に対し鉄拳を下した。女の子に対して暴力を振るわないのが俺のポリシーなのだが、自分の娘は別だ。では、なぜ鉄拳を下したのか。理由としては他人に迷惑を掛けても平然としており、尚且つ反省の色も見られない状態が続いたからである。無論、鉄拳と云えども相手は娘なのでスリッパで頭を叩いた位なのだが、それと同時に反省文、と云うよりも「なぜ、そのような態度をとったのか」についての説明文を書かせた。結果としては鉄拳制裁よりも、自分で「怒られた内容を振り返る」と云う行為である“反省文提出”の方が功を奏したと思われるのだが、だからといって鉄拳制裁は不要かと問われると「そうではない」と答えたいと思う。なぜか。それは、鉄拳制裁により、娘や息子なりの行動や態度や思考をリセットさせる目的があるからだ。鉄拳制裁により、我に返ることを促進させるのだ。一旦リセットされた頭は吸収しやすい状態になる。そこで初めて“考える”と云う行為を子供にさせることによって、理解度が増すものと思うのである。子供の教育で大切なのは愛情とも云われる。だからスキンシップを大切にし、いつでも褒め称え、安心させるのが大切だとも云う。その安心感の中で初めて理解度が増すのだとも。それも一理だろう。しかし、この方法は恒に危険を伴っているようにも思う。それは「友達感覚」な親の存在。すなわち「なあなあ主義」になってしまう危惧があるように思うのだ。昭和の親、特に父親は威厳のあるものが大多数だった。決して「友達感覚」で付き合える相手では無かったはずだ。だからこそ、子供が成長し、親父が子供を“オトナ”として認めた時の子供の喜びはヒトシオだったに違いない。俺は強くて威厳のある親になりたい。尊敬はされなくても良い。ただ、俺の存在が子供達の中では大きくいたいのだ。それが「大好き」か「大嫌い」ならばとても嬉しい。「大」が付くから。だから、決して空気のような存在にはなりたくないのだ。「友達みたい」なんて糞食らえ、だ。俺は「親」なのだ。友達ではないのだ。だから、俺は強くなくてはいけない。親として。その為に日々【虚勢】を張って生きて行くのだ。

2006/01/31
120ページ目【局部】　限られた部分　陰部　局所

ボクの【局部】に毛が生えたのは小学校五年生の時でした。気が付いたら生えてたので驚きました。でも、友達のジェットＷ田くんは、ぼうぼうだったので較べっこしたら負けました。くやしかったです。おわり

2006/01/30
119ページ目【郷里】　ふるさと　自分の生まれた土地　故郷

取り敢えず、起床したらラジオを１００８kHzに合わして道上洋三の声を確認。スポーツの話題と云うコーナーを聴きつつ朝刊を読む。リビングではＴＶが“おはよう朝日です”のエレクトーンの音色を流している。その時報を確認しながら慌しく支度する子供達。それを見送る妻。そして、俺も家を後にする。やはり都島通は天六で混雑している。手前の都島橋で右折して城北公園通を使うべきだったと後悔。やっとの思いで中津の事務所に辿り着く。今日は一段とスカイビルが輝いているから、雨の心配は無さそうだ。１０時まで朝のミーティング。その後に今日は京都方面に出向くことに。阪神高速も池田方面は快適だ。名神に乗り継いで一路京都へ。この名神も片側二車線の時代は天王山トンネルで動かなかったが、今や４車線で渋滞知らずだ。京都に来たついでに“天下一品”の総本店でランチを取る。やはり一味も二味も違って旨い。京都での仕事を終えて事務所へ向かう俺。予想より早く終わったので国道１号を使って戻ることにする。しかし、またもや気が変わったので１７１号にて高槻方面のルートを採ることに。このルートは取り締まりが頻繁に行われているので要注意だ。茨木から万博道路を使って中央環状にて新御堂まで。そう云えば“外環”のことを関西では“そとかん”と読み、関東では“がいかん”と読む事を思い出す。ただ、なんとなく。そのまま事務所でタイムカードを押して、即帰宅。されど家族は誰も居ない。寂しい俺は徒歩で大東商店街の端にある、行きつけの呑み屋へ直行。マスターとアホな話で盛り上がる。店をあとにして、三軒隣のお好み焼き屋にふらっと立ち寄る。てっちゃんモダンが喰いたくなったからだ。てっちゃんモダンとビールをシバいた後に、再度帰宅。ＴＶを点けて“たかじん”のウンチクを肴に、再度呑み直す。途中でギターを弾いたり、嫁とダベりながら就寝。そして、また一日が始まる・・・・こんな日を過したい。やっぱり【郷里】がエエよ。

2006/01/29
118ページ目【強精剤】　インポテンツの治療に用いる催淫薬

ゴルフ打ちっ放し場にて、上司と部下がショットの練習中。気遣って上司に声をかける部下。これが、後の惨事を招くことになるとも知れずに・・・・すると上司が、その声を受けて部下に向かって突拍子も無い事を語りだしたのだ。部下　「やってますね～」上司　「いや～」　・・と言いながら一打。上司　「最近は、ナイスショット・ナイスインだよ！」部下　　感心した面持ちで、上司のショットを眺める。確かにナイスショット　　　　だった。上司　　会心のショットを終えた余韻が、彼を狂わせたのか、なんと自分のク　　　　ラブのグリップ部分を上下にシゴきながら、おもむろに・・・　　　「女房ごきげんでねえ～」　　　　とデレデレしたスケベ顔で呟くのだった。部下　「え゛っ！！」　・・と顔中の穴と云う穴を全開にして叫ぶ部下。上司　「いやいやいやいやいや～、全く、元気・元気！」　　　　　　　　と、部下の驚きをヨソに、何故か肩を揺らしながらニヤつく上司。ここで間髪居れず、妙齢の女人が　　　「年には負けていられませんね。精力・視力の減衰に“マヤドー会の金　　　　蛇精”！！　お求めはマヤドー会の薬局・薬店で！！」そう。関西ローカルＣＭの雄“サンテレビ”で、未だ“現役”で流れているＴＶコマーシャルの一つである。それこそ数年前に爆発ヒットした“ＥＤ治療薬”のＣＭで有名人（草刈正雄・ペレ等）が勃起障害・勃起不全の事を大々的に語る以前より、ずっとずっと前から“関西”では当たり前のように流れていたＣＭなのだ。だから、近年のバイエル薬品やファイザー製薬なんかのＣＭで関西以外在住の“良心的で模範的な親”が目くじらを立てて「教育上、好ましくないＣＭ」なんてホザイテいるのは、誠に滑稽であるのだ。何故かって？じゃ、訊くが、幼少の頃から「最近は、ナイスショット・ナイスインだよ！女房ごきげんでねえ～」なるセリフを聴き続けた関西の子供達は全国と比較して性犯罪の率が飛びぬけて高いのか？と。最近、何でも規制するのが流行りだ。だから、ドリフのコントだって、吉本新喜劇だって、昔のものを再放送するのは困難になってしまっている。それを観て来た俺達の世代より、今の若者の方が“健全”だと云う証拠なんてないのに「臭いものは蓋」が現状なのだろう。これでいいのか。まぁ、何につけ、これからも関西ローカルＣＭの雄“サンテレビ”には頑張ってもらいたいと思う、今日この頃だ。

2006/01/28
117ページ目【仰山】　たくさん　おおげさ

2006/01/14付の“104ページ目【来しな】”でも書いたが、この【仰山】も、てっきり関西弁だと思っていた。何故ならば【仰山】と云う言い回しをする人を関東ではあまり見掛けないからだ。しかし、この集英社【新修】国語漢和辞典の117ページ目にしっかりと明記されているのだから“標準語”としても機能する単語なのであろう。“関西弁”は古い言い回しが残っている場合が多い。しかし、それとは反対に“発音”の部分、特に“言い易さ”については“特化”した日本語のように思う。あくまでも俺の想像で、なんの裏付けもないのだが。で、その“特化”した部分を具体的に云うと“クチを横方向に広げる発音”である【母音が“イ”を踏む発音】と“舌で上あごを触れる発音”である【ラ行】を極力さける、または【ラ行】を使った場合、つぎの言葉を省略する言い回しが多いように思う。要するに「言い方が簡単」になっているように思うのだ。さらには“クチを尖らせる発音”つまり【母音が“ウ”で終わる単語を“お”で発音し終える】場合も多い。今回の旅の友である【仰山】だって「ぎょうさん」ではなく「ぎょおさん・ぎょーさん」と発音するのだ。例標準語「いいの？いいのかい？」関西弁「エエの？エエのんか？」標準語「来られる」「やらなきゃ、いけない」関西弁「来はる」　「やらンな、あかん」そらには単語と単語を接続する言葉も省略する場合も多い。例標準語「今日は病院が混んでいるね」関西弁「今日ぉ病院、混んでるのぉ」標準語「ちょっと、あなた。お酒を呑みすぎてない？」関西弁「ちょーあんた。お酒呑みすぎてへん？」これからも判る通り、やはり関西人はセッカチなのであろう。時間内に出来るだけ言葉を詰め込んで、少しでも喋ろうとした結果、発音の難しい言い回しや、省略しても支障のない言葉を喋らず、その分、肝心な内容を伝える方法を選択したのだろう。要は「同じなら【仰山・ぎょーさん】喋った方が得や」と云うことなのだろうな。これを“進化”と云えるかどうかは別として。

2006/01/27
116ページ目【恐妻】　夫が妻に押さえられること

最近、ＴＶタレントなんかで【恐妻】を売り物にしているヤツ達が蔓延っているのだが、一昔前なら考えられなかったことである。何故なら、たとえ【恐妻家】が事実であろうとも公の場にて、その様を公表する事自体が夫にとって屈辱であったし、一方で【恐妻】である妻も、それを理解し配慮していたからだ。しかも、妻側は自分が【恐妻】であると思われる事についても恥じらいがあったので、決して公表はしなかったものである。その昔の【恐妻】の代表と云えば、やはり古谷三敏と云う漫画家の代表作“ダメおやじ”だったように思う。但し、この“ダメおやじ”は決して実像では無く、漫画の世界だったのだ。すなわち「実際には、こんなオヤジなんか居ない」と云う世の認識があったからこそギャグになっていたとも言えるだろう。その後に“奥田胃腸薬”のＣＭで大泉晃が“ダメおやじ”ぶりを発揮したが、それよりも益して社会現象と化したのが大泉晃の妻の存在、つまりは“オバタリアン”と云う生物の台頭の方が、よりインパクトに残っていて“ダメおやじ”は、もはや社会からも存在意義がなくなっていくのである。時代は変わったものだ。“地震・雷・火事・親父”と云う言葉から“親父”の代わりに【恐妻】を入れるべきなのである。もう“親父”怖いモノの代表としては決して出てこないだろう。残念ながら。斯く云う“たら家”はどうかと問われると、即座に【恐妻家】では無いと、答えられるはず・・・多分・・・おそらく・・・いや・・・やはり【恐妻家】で御座います。しっかりしようや“親父”たち！！

2006/01/26
115ページ目【共学】　男女が同じ学校、教室で学ぶこと

ボクは中学のときから男の子だけの学校にいってました。だから【共学】にずっとあこがれてました。でも仁川学院みたいな【共学】はいやです。だって男の子と女の子がちがう教室だからです。だから雲雀丘学園に通っていたボクのいもうとがうらやましかったです。ボクのアダナの“たら”は中学の時のときに女の子のともだちが多かったから“女たらし”といわれてて、それがみじかくなって“たら”になりました。もうひとり“すけこまし”とよばれるともだちがいました。そのともだちは“コマンダー”になりました。いまでもボクのともだちです。いっしょにバンドもくんでました。終わり。

2006/01/25
114ページ目【旧友】　昔の友達　古くからの友達

いつからを以って【旧友】と定義されるのだろう。知り合ってから十年を経過したら【旧友】になるのか。はたまた学校や住居が変わり、疎通になったら【旧友】と呼ぶのか。“十年ひと昔”と云う言葉もあるので、やはり“十年”経過したら【旧友】になると考えるのが妥当なのだろう。では、幼少の頃からの知り合いではあったのだが、友達とは呼べない関係だったのに、最近になって仲良くなった場合はどうなのだろう。やはり【旧友】と云うべきか。いや、友達になってからは日が浅いので【旧友】と呼んではイケないような気もするのだが、どうなんだろう。そもそも“友達”たる定義は大変難しいものなのだ。俺の場合、ただ喋ったり会ったりするだけの人を“知り合い”と呼ぶようにしている。仕事での関係や身内や友達なんかの関係で“知り合った”人が該当する。その中で、私的にも会ったり喋ったりしだすと“友達”になる。仕事関係で“友達”になる人は結構少ない。私的な部分を出す事が難しいからだ。それに“友達”や身内の“知り合い”なんかも“友達”などに対する配慮があったりすると“友達”にはなかなかなれない。で、俺が俺自身の事を全く気にせずに付き合えて、尚且つ、相手の事を好きな場合、しかも相手も俺の事を気に入ってくれて、初めて“親友”と呼ぶようにしている。この“親友”だが、異性の場合、なかなかなれない。“親友”になる前に、どうしても“恋人”になってしまうからだ。俺は引越を繰り返してきた。だから幼馴染って云う存在が殆どない。それに地元“京橋”での【旧友】とは結婚を境に付き合うことを止めたりしたので、余計に居ないのだ。その代わり、大阪、神戸、京都、名古屋、静岡、横浜、東京、なんかに友達が居る。だから、今度また引越をする場合、とても気が楽なのだ。とは云え、やはり【旧友】の多く居る“関西”に引越したいのが本音なのだか、なかなか実現できそうもない。あまり疎通にしていると【旧友】も“知り合い”になりそうな気配なのだが。

2006/01/24
113ページ目【牛肉】　牛のにく　ステーキ・すき焼きなどに使う

この113ページ目には“弓道”や“球団”なんかが記載されており、非常に悩んだ結果、今回の旅の友は【牛肉】に致しました。「なんで、悩んだ結果が【牛肉】やねん！」なる突っ込み、ゴモットモで御座います。されど、ワタクシ“在京関西人”と致しましては、やはり外す事の出来ないキーワードなので御座います。どうぞ、お許しくださいませ。まぁ、一応は謝ったんだから、もういいだろう。いつもの俺に戻らさせて頂く。しかし、それ程までにして、なぜ【牛肉】なのか。それには深い訳があったのだ。と云うのも、我が家での“肉の意味”に対する夫婦間の“骨肉の争い”が勃発しなくなったのは、つい最近なのである。ちなみに俺は、この三月で高校を卒業する娘が居るような年齢、すなわち今年で３９歳になるようなオヤジだし、妻のshowcoolだって男で云えば厄年を越したあたりの年齢だったりするのだが、この大のオトナが【牛肉】について、しょっちゅう論争を繰り返していたのだから【牛肉】を採り上げるより無かったのである。その“骨肉の争い”の内容とは。それは“肉”と云えば何肉なのか、なんである。俺はシツコイようだが“在京関西人”だ。対するshowcoolは生粋の関東人なんである。“在京関西人”である俺は当然、“肉”＝【牛肉】なので“肉じゃが”も“カレー”も“おでん（関東煮）”も“他人丼”も“しゃぶしゃぶ”も全て【牛肉】なのだ。だから、showcoolが「今日の夕飯はしゃぶしゃぶでいい？」なんて質問をしてきて、俺が「おう。いいね～！じゃ、シャブにしょっ」などと答えて、会話が終了すれば問題は発生しないのだが・・・その後にshowcoolが「ところで、肉は“豚”にする？それとも“牛”？」などと言い、さらに続けて「【牛肉】にするなら、量はかなり減っちゃうけどねー。た・か・い・か・らっ！」などと嫌味よろしく捨て台詞を投げつけられた日には、毎度のごとく“骨肉の争い”が勃発するのも仕方ないだろう。・・・なんだか、書きながらムカついてきた。と同時に一抹の寂しさも禁じえないのは何故なぜだろうか。まぁいい。そう云う事なのだ。どう云う事かって？つまりは関西では“肉”＝【牛肉】で、しかも【牛肉】でしか成立しない食べ物が、ここ関東では“豚”でも“牛”でも、どちらでも良く、しかも“肉”＝【牛肉】の方程式は存在せずに“肉”＝“肉”でしかない事が“骨肉の争い”の発端になっているのである。つまりは文化の違いなのである。まぁ、この辺については“在京関西人の憂鬱・本館”の“東西戦”で、表形式にて詳しく記載しているので、ご一読くださいませ。で、【牛肉】なんである。とある統計によると、関東での肉の消費量のうち“豚”の占める割合は半分以上の51.2パーセントだそうだ。対する関西での“牛” の占める割合は29.5パーセントで、関東の18.8パーセントを大きく上回るのだ。だから関東出身のshowcoolが「ところで、肉は“豚”にする？それとも“牛”？」という問い掛けは、関東人であるならば至って普通なのである。それにしても旨い【牛肉】を最近、とんと喰っていない。俺の地元は日本の焼肉の総本山“鶴橋”までチャリンコで行ける範囲だった。しかも俺の学校は“神戸牛”の“牛”が畜産されている地区にあったので、総じて【牛肉】のレベルが高く、尚且つ安いのである。だから必然的に【牛肉】にはうるさいのだ。あぁ、showcoolに「【牛肉】にするなら、量はかなり減っちゃうけどねー。た・か・い・か・らっ！」などと言われずに、旨い【牛肉】をタラフク喰いたいもんである。

2006/01/23
112ページ目【旧式】　古いかた　古くさいこと

俺が、すでに【旧式】だからか、何かにつけ【旧式】の方が好きな場合が多い。例えば、俺の大好きな車種としてＲＸ－７が挙げられるのだが、やはり初代ＲＸ－７（SA22C）が一番好きな形なのだ。あまりの好きさに初代ＲＸ－７を７台も乗り継いだ程だ。それに今、流行りの“戦艦大和”（not宇宙戦艦）なんかも【旧式】つまりは副砲の数が多い方が好きだ。戦闘力とかの問題では無くデザインとして。ちなみに同型の戦艦“武蔵”や“戦艦大和”の型で造った“空母・信濃”がプラモデルでも人気が無いのは残念だ。と、ヲタクみたいな発言ばかりを繰り返していても、ヲタク以外には理解出来ない話なので閑話休題。ここは俺らしく“ハードロック＆ヘヴィメタル”の話で【旧式】での旅を続けたいと思う。ん！？それって、またヲタク話じゃん！！等の突っ込みは要りません。“ハードロック＆ヘヴィメタル”ヲタクなんだから仕方が無いのだ。“ハードロック＆ヘヴィメタル”での【旧式】と云えば６０年代後期～７０年代前期にかけての“ディープパープル”や“ブラックサバス”や“レッドツェッペリン”はたまた“クリーム”なんかが活躍していた時期の話題と思われるかも知れないが、流石に俺も生まれたばかりの出来事でリアルな体験をしていないので、この時代の事は語れないのだ。残念ながら。と、いう事で、俺で云う“ハードロック＆ヘヴィメタル”での【旧式】とは、やはりＮＷＯＢＨＭ以降を示す。すなわち７０年代後期～８０年代前期とＬＡメタルなる新語が出来るほどに一大ムーブメントとなった８０年代前期～９０年代前期の期間なのだ。だから、その後に一大勢力となった“スケートロック”“スラッシュメタル”“オルタネイティブ”なんかに属するバンドも含まれないのでアシカラズ。と、ここまで書いて熱くなっている自分を、発見した。たった今だ。今のガキは“クール”が格好良いと称されているらしい。“クール”と“冷めている”“無関心”なんかは違うのだが、そんな事は御構い無しで、ひたすら格好付けの為に“クール”を装う。こんなヲタクみたいな発言でも、すぐに熱くなる俺は、やはり【旧式】の人間なのだろう。なんか、そんな事を考えていると、もう書く気になれなくなってしまったので、このヲタク話の続きは次回にでも。

2006/01/22
111ページ目【弓】　ゆみ　矢を射るための武器

その昔、ボクは弓道を習っていました。でも、流派が“小笠原流”ではなく、超マイナーな“日置流”だったので、大会の時にはいつも違和感を感じていました。それにボクが買った弓と矢は高かったのですが、大会の時に訪れた報徳学園の弓道場で忘れてしまって、あわてて取りに行ったら無くなっていました。でも、帰りの電車は長い弓を持たなくて良かったので楽チンでした。ボクは他に剣道も習っていたのですが、剣道より弓道の方が好きです。だって、習っている人が少ないから目立つからです。こんなに武道を習っていたのにオトナになってもアフォのままなのは何故なのですか？終わり。

2006/01/21
110ページ目【彼奴】読・きゃつ　他人をいやしんで呼ぶ語　あいつ　かれ

うーむ。またもや知らなかった。【彼奴】がスラングではなく立派な単語として存在している事を。俺は今の今まで“ヤツ”のスラング（俗語）だと疑いも無く３８年間を過してきた。有難う！集英社【新修】国語漢和辞典。【彼奴】は“他人をいやしんで呼ぶ語”なのだそうだ。確かにそうだろう。そう云うシチュエーションで使うみたいだからね。なぜ、俺が“～みたいだ”だの“～だそうだ”と言うのかと云うと、関西地方では馴染みの無い単語だからだ。　確かに昔に放映されていたアニメやドラマの中で品の悪い設定の人物なりが「彼奴めっ！覚えていろ」なる捨て台詞を吐いて逃げ出したり悔しがったりしている光景は観てきた。しかし実際には、この“きゃつ”なる言い方をしている人間は身近には存在しなかったのだ。こんなシチュエーションなんて誰しもが日常茶飯事に迎えるのにも関わらず。あと、同じような意味で“こん畜生”“あん畜生”なんかも云えるのではなかろうか。何故だろう。それはきっと関西弁は他人をいやしんで呼ぶ単語のメッカだからではないかと俺は考えるのだ。例えば・・・“ワレ”“ぅワレ”“ぅワレぇ”“ワレら”“ワガら”“オノレ”“オドレ”“オンドレ” などの攻撃的な言い回しや“アンサン”“アンタ”“ボクちゃん”“お嬢ちゃん”“オマはん”“オタク”“アンタラ”などの少し小バカにして見下した感じの言い回しがあるのだ。これ以外でも発音や言い方や前後の文面の差異によっては“キミ”“アナタ”などの標準語でさえも“他人をいやしんで呼ぶ単語”に生まれ変わったりするのだ。だから、アナタが関西人に「キミ、格好良いね」などと褒められても、決して自惚れてはいけないのだ。大体からして関西人が標準語（アクセントではなく単語）を使うこと自体が、既に“小バカ”にしている証明でもあるのだから。と、今までの文面だけで判断したら関西人はトンデモナイ人種だと思われること間違いなしだろう。しかしながら関西人は“人情味”があるとも言われている。こんな嫌味を言う人種にも関らず。何故だろう。それはきっと関西弁は他人を“持ち上げて”呼ぶ単語のメッカだからではないかと俺は考えるのだ。例えば・・・“ワレ”“ぅワレ”“ぅワレぇ”“ワレら”“ワガら”“オノレ”“オドレ”“オンドレ” などの攻撃的な言い回しや“アンサン”“アンタ”“ボクちゃん”“お嬢ちゃん”“オマはん”“オタク”“アンタラ”などの少し“親しみ感”を出して自分が他人と横並び、もしくは自分を蔑む言い回しがあるのだ。だから、アナタが関西人に「ワレ、よう来たのぉ」「アンタラ大したヤッチャで！」などと褒められたら、素直に自惚れてもいいのだ。大体からして関西人が標準語（アクセントも単語）を使わずに関西弁で通すこと自体が、既にアナタに対して“仲間意識”を持っている証明でもあるのだから。関東に住んでいて、つくづく思うことがある。俺は、こんな“ヤヤコシイ”関西で生まれ育った人間だ。だから生粋の江戸っ子以外の関東人に「彼奴って、鬱陶しい」と言われるのは当然なのだから仕方が無いのだと。彼らが言葉や単語に求めるもの（そのものズバリの意味、単純明快の理解しやすさ、すなわち単語と意味の統一）と俺の求めているもの（言い回しによって変化する曖昧感、複雑な遊び心、すなわち単語と意味の統一と不統一の混在）が違うのだから。ちなみに俺の周りに居る、生粋の江戸っ子は、こんな関西人である俺の事を「こら、てめぇ、この、こん畜生めっ！」と言って、笑顔で迎えてくれるのであった。いや、本当に。

2006/01/20
109ページ目【気儘】　きまま　思いのまま　わがまま

前日の旅にて“煩悩が１０８以上ある”と宣言したが、その究極が【気儘】な暮らしを送ることだ。これは俺だけではなく、皆が思っている事だろうとも勝手に思っていたりする。【気儘】な生活ってのは、楽しいのだろうか。そんなもの、屁理屈をコネれば“否定”することも簡単だろうが（例えば、わがままな人間には孤独しか待っていないとか、気ままに過す事さえ飽きてきて、規則が欲しくなる・・・ｅｔｃ）絶対に楽しいに決まっているのだ。俺は【気儘】な生活がしたい。無性にしたい。束縛もない世界。自由な時間。思いのままになる金銭ワガママし放題な人間関係好きな所に住み好きなだけ遊び好きな人と一緒に過す好きな車に囲まれて好きなだけ走りまくる。・・・・なんだか書いているだけで悲しくも虚しくなるのは何故だろうか。多分、俺のキャパが小さい事の証明となってしまっているからだろう。何だか疲れたので、今日の旅は終了しよう。【気儘】にね。　

2006/01/19
108ページ目【祈念】　祈り念ずること　祈ること

108ページ目かぁ。ちなみに俺の煩悩は108個以上アリマスが、何か？（笑）さて、記念すべき108回目の旅の共は【祈念】だ。俺で【祈念】と来れば“黄そば会”だろう。誰がなんと言おうとも、そうなのである。そもそも“黄そば会”の発端は、俺の友人である放送作家の“鮫肌文殊氏”がボーカルを担当する“捕虜収容所”なるバンドの掲示板での書き込みから始まるのである。時は２００２年、阪神の監督がノムさんから“熱血・星野仙一”に変わった年である。監督が変わっても、やはり優勝には程遠いチーム戦力だったので、我が阪神タイガースは低迷を喫していた。そんな中、掲示板では在京関西人である俺や“鮫肌文殊氏”が、我が阪神タイガースの事は、すっかり忘れた事にして、、、と云うよりも腫れ物に触らないような形にて、能天気に「関東では食べられない関西ローカルな食べ物」の話題にて盛り上がっていたのだった。それこそ、定番の“いか焼”や“明石焼”、はたまた“ソース”のブランド名までコダワった話題になっていたのである。そんな折に俺が「そう云えば、関西の大衆食堂ではセット（定食）に付く麺を“うどん”“そば”“黄麺”（読み・きぃめん）から選べる（出し汁は全部うどんダシ）けど、こっちは“黄麺”はアラヘンなぁ」などと云ったもんだから、大変な事態になったのだ。パンクバンドの掲示板なのに。四国では「中日（中華麺に日本ダシ）」って言う証言なんかが飛び交う中、日頃より“黄そば”をコヨナク愛する“鮫肌文殊氏”が一言「黄そばが喰いたい」とノタマッタのであったのだが、それならばと云う事で“在京仲間”である“タナ☆シン”邸での宴会の際に、全員で食そうではないかと云うことになったのだ。当然、“黄麺・きぃめん”の担当は俺になった。当時、葛飾区に住んでいた“タナ☆シン”の邸宅まで寸胴鍋に“ヒガシマル”で作ったダシとラーメン玉、それに“天カス”を人数分、運ぶ俺と長女。準備は万端だ。始まる宴会。自己紹介を始める面々。厨房より湧き出す湯気。運ばれる“黄麺・きぃめん”食す“俺”“タナ☆シン”“鮫肌文殊”「・・・う～ん。旨い。てか、旨すぎる」と“鮫肌文殊”「ホンマや。ヒガシマルは上品や」と“俺”「失敗やん！こんな旨かったら！」と“タナ☆シン”その後、“タナ☆シン”の司会進行の上手さに舌を巻きつつ、最後は全員ヘベレケになりながら宴会は終わったのだった。しかし、黄そばに納得できない俺達は、当然ながらリベンジを確認しつつ帰宅するのであった。時は流れて２００３年。この年の我が阪神タイガースは破竹の勢いでペナントレースを勝ち進んでいたのだ。１８年振りの優勝が夢ではないような勢いだった。とは云え、まだ初夏も迎えていない時期ではあったのだが。そんな中、“真の黄そば”を食す為に燃えていた３人は、阪神の優勝を【祈念】すると云う大義名分を引っ提げて“黄そば会”の開催を目論んだのは言うまでもないだろう。今回の“黄そば”は、本場・ＪＲ姫路駅にて“駅そば”と称して“黄そば”を長年、提供し続けている老舗“まねき食品”から取り寄せた『正真正銘』の黄そばだ。ヒガシマルのダシとは違い、色も真っ黒で、その中に黄色い中華麺と云うコントラストは、我が阪神タイガースのチームカラーとカブる色合いだ。この後、我が阪神タイガースはセ・リーグを制覇したのは記憶に新しいところだ。ちなみに２００４年は全員の都合が付かずに“黄そば会”を開催しなかったところ、やはり優勝できなかったのだ。それに奮起して２００５年に、またもや優勝を【祈念】しつつ“黄そば会”を開催したところ、またもや優勝。なので、当然ながら今年２００６年も優勝を【祈念】しつつ“黄そば会”を開催します。開催日程などの詳しい情報は【在京関西人の憂鬱】にてイキナリ発表しますので、是非ともチェックを忘れずに。

2006/01/18
107ページ目　【喫茶店】コーヒー・紅茶・ジュースなどを飲食させる店　茶房

もし、知り合いの中に“関西人”や“名古屋人”が居られるなら、是非とも次の質問を投げかけてやって欲しい。彼らは絶対に「嘘やわ～！」と言うだろう。そして「そんな事、ありえへん。死んでも無い」と言い切るに違いない。その質問内容とは・・・「全国での喫茶店の数よりも、実は、不動産屋の店舗数の方が多いって知っていた？」である。俺も、最初に、この事実を突き付けられた時には、にわか信じる事が出来ずにいた。しかし、電話帳の登録件数実績表を見せ付けられ、はじめて信じたのであった。逆に云うと、それほどにまで“関西”では【喫茶店】が生活の一部と化している証拠でもあるのだ。とはいえ、“名古屋人”ほどには生活に密着しては居ないのだが。俺の地元“京橋”には、至る所に【喫茶店】が存在した。そして、その無数の店舗には、それぞれ顧客が居て、春になれば、選抜高校野球でトトカルチョ、夏になれば高校野球でトトカルチョ、秋になれば日本シリーズでトトカルチョ、冬になれば負けが積もったツケ払いの清算、俳句で云うところの季語よろしく、一年が四季に区分されている位に活気がある場所でもあったのだ。そんな“関西・喫茶店事情”を語る俺だが、イキツケの喫茶店は、それほど多くない。小学生時分の時は“新京橋商店街”の国道一号を渡って少しいった右手にあった“純喫茶・凡”だ。ここでは有線のリクエストを頻繁にさせてもらった。中学・高校のときは“国鉄・宝塚駅”から武庫川方面に歩き、阪急の駅と反対方向に進むと在る“喫茶ＹＵ” や“国鉄・三田駅”の近く“喫茶・はなや”“ミルキーウェイ”“利休”などがイキツケだった。理由は簡単。学生服のままでもヤンゴトナキ事が楽しめたりしたからだ。社会人になってからは地元の大阪・都島“大東商店街”のアーケードを抜けたところに在る“きまぐれの小部屋”と名古屋では“コメダ珈琲”天白区近辺の各店舗だ。しかし、関東に移り住んでからはイキツケの【喫茶店】が無い状態だ。たまに新宿に行ったりして疲れたら“ルノワール” にて休むのだが、イキツケなんかではない。それよりも、大体からして近所に【喫茶店】が無いのだ。関東圏は近畿や中部地区に比べ、圧倒的に喫茶店の数が少ないのである。スタバやドトールみたいな、ちょっと粋がった“カフェ”なら在るのだが、町の喫茶店っていうのが無いのだ。大阪や名古屋みたいに新聞や雑誌を広げ、コーヒーを飲みながらくつろぐ空間、もっと言えば肩肘張らずにのんびり出来る空間といえば良いのだろうか、そう云う雰囲気の【喫茶店】が無いのである。「別に【喫茶店】が無くても日常の生活に不都合は発生しないのだから、いいじゃない！」と妻のshowcoolはノタマウのだが、そういう問題ではないのだ。俺には子供が四人も居る。当然ながら「俺が休まる空間」すなわち「自室」は無い。子供達には各自あるのにも関わらず、だ。だからこそ【喫茶店】の存在が唯一の憩いの場なのだ。それが無い関東での生活も１０年になろうとしている。そろそろイキツケを見付けるか、引越するかのどちらかを選択しなければ・・・と言いたいところだが、「アナタは【喫茶店】が、そんなに大切なのね？ならば【喫茶店】と結婚すればよかったのに！」などとshowcoolに言い返されるのが関の山なので、ぐっと我慢することにしよう。もう、オトナなんだしね・・・・

2006/01/17
106ページ目　【来る】きたる　やってくる　近くくる

この“きたる”と云う言い回しを初めて聞いたときの違和感を未だに覚えている。ほぼ同時期に聞いた“アラワル”と云う表現方法にも同様の違和感を感じたものだ。それは幼児の読む“怪獣大百科”か、なんかの本に「ゴジラあらわる」「ウルトラマン、光の国より地球にキタル」との大見出しが踊っていたのを読むにつけ、「なんで“アラワレル”やないねん。誤植か？」などと思ったのだった。未だに、その“怪獣大百科”の内容と、掲載写真をはっきりと覚えているあたり、当時の俺にしては、なかなかなインパクトだったのだろうと思う。この言い回しが正しいかどうか、親父に尋ねたところ「合ってるよ」との、そっけない返答だったのも覚えている。当時の俺は、まだ四歳だったので、口語しか理解できなかったからだと思うが、逆に云えば、その年齢くらいから口語と文語の違いを理解しだしたのだろう。そう云えば・・・「来ない・こない」の言い回しについて、京都・大阪・神戸では、微妙に違うのだ。京都　「きーひん」大阪　「けーへん」神戸　「こーへん」俺　　「きやへん」「こゃへん」ちなみに「この服は着ない」の場合京都　「この服、きーひん」大阪　「この服、けーへん」神戸　「この服、きーひん」俺　　「この服、きやへん」俺は大阪で生まれたのだが、宝塚に住んだ時期もあり神戸弁も使う。それに高槻市に住んでいた関係からか多少の京都弁も使うときがある。だから日常頻繁に使う「来る」という表現が時として各言い回しがごちゃまぜになり、一体俺は何処の人間やねん！と独り突っ込みを入れる場合があったりするのだ。さらに俺自身、ややこしくなるのが「なんだよっ！」と云う言い回しだ。京都　「ナンやのんなー」大阪　「ナンやねんっ」神戸　「ナンどいやー」俺　　「何どいや！」「ナンやねんっ！」「なんだよっ！」（在京の時のみ）しかし、ついつい口に出して言ってしまう言い方は俺の場合、神戸弁に近いのかもしれない。何故なら、神戸弁でしゃべる友達が俺には沢山存在するからだろう。しかしながら、そういう友達が居ない、俺のお袋や妹は一切の神戸弁や京都弁は出ないし喋らない。一緒に暮らした事もある家族なのにね。まぁ、家族の影響なんて、そんなものなのだ。家族よりも友人や知り合いの方が影響力は大きいのだ。だから、俺の子供達にも【来る】将来、、、もうすぐかも知れないし、ひょっとしたら一生無いのかも知れないが、、、結婚するような時期を迎えたならば、きっとその人の色に染まったりするのだろうなぁ、なんて思うと、その【来る】将来は遠い方がいいかな、などと思ったりするのであった。あっ！？子供達っていったって、野郎二匹は、どうでもいい。自分でキタルべき将来を切り開いてくれって感じだな。

2006/01/16
105ページ目　【キセル】　刻みタバコを吸う道具　中間区間を不正乗車すること

この105ページ目は、なかなか魅力のある単語が多く、旅の道標を見付けるのに非常に悩んだ。本来なら俺らしく【キス】や【気絶】なんかを選ぶべきなんだろうが、今回は少しばかり常識人を気取って【キセル】にしてみた次第である。などと偉そうに語っている俺ではあるが、今回の旅の道標である【キセル】を選んだ理由は、とても恥ずかしい理由があったからに他ならないのが、俺が俺たる所以なのである。そう、やはり俺は“アホ”なんである。だから、過去の恥ずかしい出来事をここにて暴露してしまうのである。さて、その恥ずかしい体験とは。俺は中学の時から私立の男子校に通っていた。その学校は中高一貫教育で、しかも男子校なので、当時でも珍しい位に古風な風潮があったのだ。なので、当然ながら規則なんかも非常に厳しい。規則を破れば体罰だって当たり前だったし、授業中に少しでも態度が悪ければ、フシが一杯あるヘンテコな竹で出来た非常に硬い棒でバシバシと叩かれるのも日常茶飯事だった。そんな学校だったのである。そんな学校だったので、規則違反者には容赦なく停学を喰らわす訳だが、同期の中で記念すべき停学第一号者が俺だったのだ。しかも、入学して二週間目に発覚し、三週間目には停学決定という、母校創設以来のスピード停学処分だった。この事件から俺の転落人生が始まったと言っても過言ではない位に恥ずかしい出来事だったんである。その停学の理由が今日の御題の【キセル】なのだが、その内容が「とほほ」と言いたくなる位に恥ずかしい。無知にも程があるだろうとセルフ突っ込みを入れたくなる内容だったのだ。俺の通っていた学校は神戸電鉄・三田線の横山駅の近くに在る。当然、横山駅を利用することになるのだが、俺は三田駅から横山駅までの定期券しか持っていない。大阪から三田までは国鉄（ＪＲ）を利用していたので当然だ。と、言葉で説明しても難しそうなので、下記にて神戸電鉄・三田線を三田駅から順に書いてみることにする。三田→三田本町→横山→道場川原→道場南口→　至る有馬口方面（神戸線）こんな感じだった。三田から有馬口や有馬温泉までの直通とかもあったのだが、三田を出発し道場南口にて折り返し運転をする電車も多かったのだ。先にも述べたが、俺は“三田⇔三田本町⇔横山”の区間での定期券しか持っていなかった。しかし、地理上や地域性の兼ね合いで、母校の生徒は圧倒的に神戸から通う生徒が多かったのだ。すなわち横山駅から神戸方面“横山→道場川原→道場南口”の路線を使う生徒が多く、逆に国鉄・三田駅経由で神鉄を利用する“三田⇔三田本町⇔横山”ような人間は稀であったのだ。だから、俺の友達の多くは神戸線を利用していた。まだ入学して間もない頃だったので、俺はその友人達と、もっと親密になりたかったのだろう。この気持ちが事件の発端になることも知らずに。これでお解かり頂けたと思う。そう。俺は「どうせ道場南口で折り返して三田方面に戻ってくるんやから、そのまま車中に居れば、友達と少しでも長く一緒に居れるやんけ。」と考えて、それを実行してしまったのである。楽しくダベりながらツレと神戸方面の電車に乗るアホな俺。たった二駅までの時間を喋りまくって過ごす俺。道場南口に到着する電車。神戸方面に乗り換える、我が母校の“全生徒”と他に数名の“全乗客”。ひとり、折り返し電車に残り、目立ちまくるアホな俺。不審がる駅員＆運転手。駅員＆運転手の熱い視線を一挙に受けるアホな俺。駅員＆運転手に事情を訊かれるアホな俺。我が母校に連絡する駅員＆運転手。駅員＆運転手に引き連れられ、横山駅に向かう俺。竹で出来た非常に硬い棒を持って横山駅で待っている担任。駅員＆運転手から担任に引き渡される俺。そのまま何故か柔道場に連れて行かれる俺。全身アザだらけになって柔道場から出てくる俺。嗚呼。今、振り返っても恥ずかしい。皆さんも【キセル】だけには注意してください。一生が棒に振りますよ。ついでにフシが一杯あるヘンテコな竹で出来た非常に硬い棒も炸裂するかも知れません。

2006/01/15
104ページ目　【来しな】　来る途中　来がけ　→行きしな

てっきり関西弁だと思っていた。“～しな”と云う言い回しは、関東ではあまり見掛けないからだ。しかも俺の嫁（関東人）は「その言い方は関西弁だと思う」と言うし、関西を扱うホームページでも関西弁として紹介されたりしていたから、尚の事、関西弁だと思っていたのだ。いきなりだが、今、俺は三重県に居る。仕事の都合でだが。この三重県だが、実際のところ“関西圏”なのか“名古屋圏”なのか、はっきりしないところがあってモドカシイ。俺は大阪で育ったのだが、数年間、名古屋に住んでいた時期がある。その際、天気予報なんかでは、どちらともに三重県は予報されていたりして、昔から「一体、どっちの所属なんだ？」と疑問に思っていたのだ。これは俺の考えだが、おそらく交通網の発達していない時代には、大河を越えて行かなくてはならない“尾張”よりは、峠を越えるだけで辿り着く“奈良”や“大坂”の方が“近い存在”だったのだろう。それと“伊勢神宮”の存在も忘れてはならないと思う。この“伊勢神宮”へ参るのが一種の文化だった時代の伊勢参りをする人々は、関西人の比率が多かったこともポイントだろうと思う。それから文明が発達し、架橋が出来て、汽車や電車が開通した時点で、距離的に近い名古屋文化が押し寄せ、今の三重県が形成されたのだろう。それを留意して三重県を見てみると・・・やはり、言葉やアクセントは明らかに“関西圏”なのである。もう、愛知県の境から“関西圏”のアクセントなのだ。だから、三重の方言を、そのまま関西に行って使っても、少しの違和感は発生するだろうが、関西人は三重県人の事を“関西人”と思って接するだろうとも思う。では、三重に於ける“名古屋圏”の影響はどうだろう。まず、近代文化の象徴である“ＴＶラジオ”であるが、明らかに“名古屋圏”に属している。だから名古屋ローカルの放送が当たり前のように流れているのが現状だ。中には例外で三重テレビが関西ローカル局のサンテレビなんかの番組を放映したりしているが、これは例外と考えた方が良い。それに食文化としても“伊勢うどん”のように基本的に“濃い味付け”が三重では好まれる傾向にあるようにも思われる。これは“ダシ文化”の関西では考えられない事なので、やはり“名古屋圏”に属していると考えた方が良いと思う。このような観点から考慮するならば、三重県ってのは、言い換えれば“美味しいトコ取り”が出来る立場にあるのではなかろうか。だからこそ、ジャスコなどの小売業を排出し、しかも全国制覇したにも関わらず、無国籍風な雰囲気を醸し出すようになったのだろうと思う。・・・と、こんな事を勝手に言っている俺なのだが、三重県人からすれば「どっちでもエエやん」って事になるのであろう。まぁ、仕事で、名古屋や大阪に【行きしな】な時に三重県に泊まった時に考えた事なので、是非とも三重県人の方は怒らずに流してくださいませ。

2006/01/14
103ページ目　【貴公子】　貴族の若い男　上品な若い男

その昔、音速の【貴公子】と呼ばれる人物が居た。彼の事をリアルタイムで知っている人は３０代以上ではなかろうか。1994年5月1日、この世の人生も音速で駆け抜けて逝ってしまった。アイルトン・セナ。享年34歳。このアイルトン・セナを“音速の貴公子”と表現したのは、当時Ｆ１の実況を担当していた古館氏だったと思う。彼の比喩能力は好き嫌いを除いて天才的な表現能力を有していたように思う。好き嫌いは除いてね。ちなみに俺は彼の実況が大好きだった。異様なまでに回転の早い、彼の脳味噌は一体どうなっているのだろう？とさえ考えた程に好きだった。そんな古館伊知郎氏の所属する事務所に同じく所属している放送作家が居る。俺の友人だ。まぁ、彼の場合は俺の心許す友人だけあって【貴公子】と云うよりも【奇行氏】といった感じなんであるが。それはさて置き、アイルトン・セナを“音速の貴公子”と表現した古館伊知郎氏は、他にも“上手い表現”をされている。“顔面ネオジャパネスク”　　　　鈴木亜久里“ドイツが産んだターミネータ”　ミハエル・シューマッハ“史上最強のＮＯ２ドライバー”　リカルド・パトレーゼ“大英帝国の荒法師”　　　　　　ナイジェル・マンセル“張子のトラ走法”　　　　　　　片山右京“刻み納豆走法”　　　　　　　　中嶋悟“マクラーレン･イリュージョン”ピットワークの早いマクラーレンのクルー“フェラーリ･マジック”　　　　ピットワークの早いフェラーリのクルーなどなど・・・本当に鋭いところをついている比喩だと思う。やはり彼は天才だ。いや、畑違いのＦ１の実況をするために必死で勉強したのだろうから秀才とでも云うべきか。今、Ｆ１の人気は今ひとつ盛り上がっていない。日本人パイロットの佐藤琢磨だって何とか今年も参戦できる体制になろうとしているのにも関わらず、だ。しかも、今年からは日系のチームだけでも３チームも参戦（トヨタ・ホンダ・スーパーアグリ）のにも関わらず、だ。関連企業を含めるともっと増える（ブリジストン・日本タバコ・パナソニック・・・ｍｏｒｅ）のに、全然盛り上がる気配は無い。なぜだろうか。それは、やはりＦ１の世界が“オタク”と云う認識が世間に広まってしまったからではないだろうか。誠に残念である。こんな今だからこそ古館伊知郎氏に、もう一度実況をして欲しいと願っているのは決して俺だけではない筈である。このＦ１と同じように衰退したものがある。“ハードロック・ヘヴィメタル”と云う音楽ジャンルだ。ここはひとつ、伊藤政則＆酒井康の両人に再度頑張ってもらうしかないのだろう。それを継ぐ若い世代も出てきていない現状では。なんだか、やはり俺の愛する分野は廃れていくみたいである。このまま行くと、我が阪神タイガースも同じ運命を辿るのだろうか？萩本欽一氏の出来損ないみたいな顔をした村上氏率いる金満軍団に乗っ取られるのも時間の問題なのかなぁ。是非とも、我が阪神タイガースを愛してやまない【貴公子】が現れて頂きたいものだ。それがホワイトナイトと呼ばれる存在であっても。

2006/01/13
102ページ目　【聴く】　注意してきく　承知する　ゆるす

“きく”と云っても色々な漢字がある。当然、その分の意味合いが其々にあって用途も違ってくる。【聴く】ならば、主に音楽を“きく”時に用いる。【聞く】ならば、耳に入れる、入る場合。【訊く】ならば、質問や尋ねる場合。聞きただす時。【効く】ならば、薬などの効き目。効果。【利く】ならば、物などで便利なとき。役に立つ【菊】ならば、枚方の大菊人形。アナルの隠語だろう。最後は関西人フレバーをキカせましたが、何か？と、こんなにある“きく”の中から【聴く】を選んだのは、やはり俺が“ＲＯＣＫ”好きだからなのである。しかし、自宅では“ＲＯＣＫ”を【聴く】事が少なくなった。“ＲＯＣＫ”を【聴く】場所は、もっぱら車中になってしまっている。だからといって、自宅では音楽を聴かないのかと云うと、そうでもない。俺の自宅のオーディオ機器からは、年中休むことなく“ハードロック”や“ヘヴィメタル”、そして時には“メロコア”“パンク”や“民族音楽”が流れている。しかも、リビングにはＣＳ放送のＵＳＥＮ440の“Ｂ２１ｃｈ”が流れている状態だ。では、なぜ“聴かない”と表記したのか。それは“ＲＯＣＫ”を【聴く】のではなく“ＲＯＣＫ”を【観る】ほうが主体になってきたのである。現に、こうやってブログを書いている時にも、ＴＶモニターには“ハノイロックス”のクリップが流れていて、俺のそばにはエレキギターが置いてある状態だ。おっ！？今は“ハノイロックス”からグレック・ジェフリア率いる“HOUSE OF LORDS”に変わった！という事は、このデータは“SONY musicTV”だな。・・・てな感じの日常を送っている状態だ。その昔なら、ビデオデッキにカセットの入れ替えをしなければならず、いちいち面倒だったものだが、今ならＤＶＤのハードに落としておけば、スイッチひとつで好きな音楽を楽しめる。ましてや“早送り”や“巻き戻し”なんかしなくても頭出しが一発なので、至極便利なのだから、ますます俺の自宅ＴＶのモニターは“音楽再生モニター”になってしまう。あぁ、楽チン楽チン・・・などと呑気に構えている場合ではないのだ。実は。なぜかと云うと“ＲＯＣＫ”を【聴く】時代のときの俺と“ＲＯＣＫ”を【観る】ようになってしまってからの俺では感受性があきらかに違うのである。“ＲＯＣＫ”を【観る】ようになってしまってからの俺は“想像力”が貧弱になってしまっているのが、自分自身で手に取るように分かるのだ。昔、ＬＰ盤に針を落とす瞬間は毎回必ず多少の緊張感を持っていたし、それによって【聴く】体制を整えていたりした。要するに気構えて音楽を聴いていたので、一音一音聴き漏らさなかったし、その分“感動”も一入だった。それが今では気楽に再生出来るので、緊張感も持たずに聴いてしまう。仕舞いには楽曲自体を“聞き逃す”事態に陥ったりもしているのだ。これは忌々しき事だ。音楽は“ココロ”で楽しむものだと云う俺のポリシーに反するではないか。そう云えば昨年、西新宿のブートレック売り場にて、俺の同志であり悪友でもあるＨ氏が言っていたフレーズに、こんなのがある。「俺はＤＶＤとかの観るってのはアカンねん。やっぱりロックは全身で聴くモンやで。そのほうが熱くなれるやん」全くもって御名答である。これからはＨ氏を見習って、大好きな“ＲＯＣＫ”を【観る】のではなく“ＲＯＣＫ”を【聴く】ようにしたいと思う。

2006/01/12
101ページ目　【気掛かり】　心配　懸念　気懸かり

人間、誰しもが生きて行く中で一つや二つの【気掛かり】はあるはずだ。こんな俺にだって【気掛かり】なことがあるのだから。ということは、世の人々は俺なんかよりも、もっと【気掛かり】な事が有るのかも知れないなぁ。俺には妹が居る。彼女とは俺が思春期の頃くらいから一緒に生活をしていなかったのだが、未だに仲が良い。そんな彼女が俺にとって【気掛かり】なのである。俺と個人的に付き合いのある人は知っていると思うが、彼女は俗世間で云うところの“不治の病”に侵されているからである。ベーチェット病ベーチェット病は１９３７年にトルコのベーチェットによって提唱された疾患で、多臓器侵襲性の難治性の病気である。口腔粘膜のアフタ性潰瘍、皮膚症状、眼のぶどう膜炎、外陰部潰瘍を主症状とし、急性炎症性発作を繰り返すことを特徴とする。未だに病因は不明であるが病態形成の機序が明らかになりつつある。ベーチェット病ではHLA-B51の陽性率が高く、発病条件の形成にHLA-B51に連鎖する素因の役割が重視されている。実際、HLA-B51保有者では、ベーチェット病に罹患する相対危険率も17.1ときわめて高い。厚生労働省・難治性疾患克服研究事業（難病情報センター）より。彼女は、この病にて入退院を繰り返す生活を送っている。ようするに国が指定する難病の一つで、原因が不明なので治療法は分かりませんって感じなんである。この病は人によって症状が違うのだが“活動期”と“非活動期”があり、症状が治まっている時には健常者と同じような生活が、頑張れば出来るのだが、このことにより、勘違いをされやすい病とも言えるのだ。俺の妹は、この病の六段階の中で、すでに四段階目になってしまっているので、重度と言える。ちなみに六段階目は“死”だ。しかしながら彼女は日常生活を健常者と同じように暮らすことが辛うじて出来ている状態なのだから、勘違いされてしまったりする。「病気って、大した事ないんじゃないの？」こんな勘違いだ。また、心無い人は「仮病」とまで言い退けたりするのだから、彼女も居た堪れないだろう。現に彼女は“躁”の期間が極端に短い“躁鬱”になってしまったのだから、精神的ダメージはかなりのものだったのだろうと思う。去年だか、トレンディーな俳優が演じるドラマで、ベーチェット病が採り上げられていたらしいが、ドラマではなく実際に発病している患者にしてみれば、痛し痒しの状態だったようにも思う。これにより、世間の理解（正しい認識）が得られるのなら良いのだが、そうとは限らない場合もあるからだ。今、彼女には３人の子供が居る。ベーチェット病に侵されながらも、女手ひとつで立派に育て上げている最中だ。そんな子供達から、昨日俺に年賀状が届いた。まだ、小学生なので拙い字で書かれていたのだが、それが「私たちも頑張っているよ」と言っているようで、なんともいえない気持ちになった。彼女と子供達は大阪。俺は埼玉。物理的な距離はかなり離れてしまっているけれども、心の距離は、いつまでも身近で居たいと思う。

2006/01/11
100ページ目　【黄色い】　黄色である　声が甲高いこと

記念すべき１００目の“集英社【新修】国語漢和辞典への旅”は、１月１０日に迎える事となりました。しかも本日の旅の道標は【黄色い】です。黄色といえば当然ながら阪神タイガース。これはきっと我が阪神タイガースの二連覇と、俺が会長を務める“全国・黄そば会”の繁栄を啓示する何かの作用でしょう。なんかメデタイ雰囲気ですな。さて、気分よく旅を進めることにしよう。今日の御題は【黄色い】だ。黄色い歓声と云えば若い女の子の叫び声だが、今回の【黄色い】は“声”の方ではなくて三原色の方の【黄色い】、すなわち“黄色”で旅出したいと思う。この黄色は、なぜか“黒”との相性が抜群だ。例えば工事現場の色、はたまた蜂の身体の模様も黄色と黒だ。当然ながら我が阪神タイガースの虎の色だってそうだし、黄そばの色だって、真っ黒な出し汁の中に黄色い中華麺が入っているから、やはり黄色と黒は相性が良いと云わざるを得ない。そのメデタクで相性の良い“黄色と黒”を全身に纏ったハードロックバンドが在るのを御存知だろうか？俺は、彼らのイデタチ云々よりも、その清涼感溢れる楽曲と、中音域をやたら強調しつつ歪ませたギターサウンドが好きでたまらなかった。だからＬＰ盤は全部購入したし、ＣＤも持っている。このバンドのことは真性ハードロック病の人間なら知っている筈だが、一般の方々は知らないだろう。ヒントとすれば“メンバー全員が重度のクリスチャン”だ。と云っても分かるワケがないか。では、そのバンドとは。STRYPER公式サイトこの公式サイトを見て頂ければ一目瞭然だろう。もう、全てが黄色と黒なのだ。ドラムセットもギターもベースもアンプも緞帳も全て“タイガースカラー”なのである。だから好きになったのではないが、やはり嫌いにはならなかったのも事実だ。折りしも、このSTRYPERが日本にてブレークした年に我が阪神タイガースが優勝したのだから、好きになる度合いに拍車が掛かったのも事実ではある。そのSTRYPERの黄色と黒の意味だが、実はと云うとあまりメデタクもないのだ。記憶が曖昧で定かではないのだが、確かイエス・キリストが鞭でシバかれたときに出来たアザが黄色と黒の模様で、それに因んでSTRYPERと命名された・・・とか何とかだったように思う。だからロゴの下には、聖書の中での記事で、それを指す章ISAIAH 53:5（旧約聖書イザヤ書53章5節のこと）と書かれているのだ。多分。と、まぁ何となく痛々しい黄色と黒ではあるのだが、その音楽性は宗教じみた歌詞以外は全て素晴らしく、未だに大好きなバンドのひとつなのである。おそらくＴＮＴなんかが好きなメタル者なら、きっと気に入ってしまうだろう。それほどまでメタル者ではなくとも、彼らのファースト“THE YELLOW AND BLACK ATTACK”（邦題・神聖紀）に収録されている“Winter Wonderland”（クリスマスソング）を聴けば、きっと気に入ってくれると思う。それほどまでにSTRYPERはオススメなのだ。閑話休題この様に“黄色と黒”の模様の物は、なぜか俺のお気に入りになってしまうのである。なんだかメチャクチャな最後のまとめ方だが、今年も我が阪神タイガースの優勝と“全国黄そば会”の繁栄と、STRYPERの再ブレークを祈って、今日の旅は終了と致します。なんだが、好きなものばかりを話題に挙げたので興奮してしまいました。

2006/01/10
99ページ目　【寒冷】　寒くて冷えること

今年の冬は全国的に大荒れで、関東地方以外は軒並み記録的大雪を観測しているらしい。それなのに毎年数回は積雪する関東地方は今年に限り積雪が一回も無い状態だ。他の地域の人には申し訳ないが、俺は基本的に自動車での移動が多いので非常に助かっている。とは云っても、関東は基本的に寒い。何処と比べてと云えば、俺の故郷、大阪とだが。関東の場合、広大な平野が続いているためか、北風を遮るものが無く、その北風“空っ風”が都心にまで届くのだ。だから関西に住んでいた頃の“風”と今、実体験している“風”とでは名称こそ同じ“風”だが、その性質は全然違っているのである。だから、同じ気温でも関東の方が体感温度は非常に低く、その影響で“関東は関西よりも寒い”と感じるのではないだろうか。それはさておき【寒冷】である。俺は国鉄・福知山線の始発駅から乗車時間だけで一時間かかる“三田”と云うところまで通学していた。当然ながら始発駅とは“大阪駅”である。よって学校と自宅とでは寒暖の差が冗談にならない程にあったのだ。春や秋なんかは確実に一枚多く着込まなければ学校付近で遊べなかったし、【寒冷】の時期なら尚更だ。【寒冷】の時期なら大阪も寒いし着込む量も限られているはずだから、装備や服装は一緒でしょ？と思うかも知れないが、それが全然違うのである。では、何が違うが。それは“街全体の暖かさ”なのである。例えば、通学には三田駅から神戸電鉄に乗り換えるのだが、この電車の暖房は死ぬほど暖かいのである。また、学校をサボって出向く喫茶店やパチンコ屋も暖かさの質が違う。大阪市内の喫茶店やパチンコ屋は基本的にエアコンで暖めるのだが、三田の場合はエアコン＋石油ヒーターなのだ。だから店内は蒸せる位に暖かい。なので下手に三田対策としてカイロやマフラーなんかを用意してしまうと、三田市内の街を移動する際には有効だが、店舗に入ると途端に邪魔になるのだ。この寒暖の差には随分と悩まされた。だから、学校へ出掛ける前の天気予報のチェックは結構重要だったりしたのだ。それで、三田方面が雪となっていたら、もう学校へ行くのをやめて、寒暖の差の影響のない自宅でヌクヌクと過ごしたりしていたのだ。そんな生活をしていたので、成績は当然ながら【寒冷地】なみに冷え込んでいたのだが・・・

2006/01/09
98ページ目　【勧誘】　勧めて誘い入れること

まだ“ウイルス性結膜炎”ってヤツと格闘中。コンタクトレンズ利用者には辛いなぁ。で、本日の御題は【勧誘】だ。一般的に【勧誘】と云えば“保健”とか“アムウェイ”とかを思い出す人は多いと思う。俺の年代位の人なら“自衛隊”ってのも含まれるはずだ。この自衛隊の【勧誘】を最近、とんと見掛けなくなったのは気のせいだろうか。俺が若い頃、今から大体２０年以上前なら繁華街の交差点や歩道橋の上、はたまた駅前なんかに必ず勧誘員が居て、街行く若者達にこう言ったものである。「兄ちゃん！エエからだしてるなぁ。でや！？自衛隊で一緒に働かへんか？」この言葉は、梅田でも心斎橋でも京橋でも三ノ宮でも一緒だった。なので一種の常套句だったのだろう。それとも自衛隊勧誘マニュアルみたいな物があって、その通りに言っているだけなのかもしれない。で、この言葉の切り出し部分“エエからだしてるなぁ”だが、これはカラテカの矢部みたいなタイプでも平気で言うのである。だから、当然ながら俺も“エエからだ”をしている部類に属すので、しょっちゅう自衛隊の勧誘は受けたのだった。その時の対処法としては“ひたすら無視”するのが一番なのだが、とある日俺はついつい、その勧誘員にネタフリをしてしまったのである。勧誘員「兄ちゃん！エエ体してるなぁ！自衛た・・・」俺（言葉をさえぎって）「いや、アキマせんねん。こう見えてカラダ弱いんですわ」勧誘員「ホンマかいな？」俺「さっきも済生会病院で診て貰ってたトコですがな」勧誘員「済生会病院って中津のか？で、何処が悪いんな？」俺「そうですわ。なんや原因不明らしいですわ」勧誘員「そんなモン、それやったら自衛隊でカラダ鍛えたらエエねん」俺「は？」勧誘員「自衛隊はカラダ鍛えられて、尚且つ、給料が貰えるんやで！せやから善は急げや！早よ入隊して、お母ちゃんにも楽してもらいっ！」俺「いっ・・医者に相談しますわ」勧誘員「そんなん言うてるから、カラダが治らへんねん！」この自衛隊のオッサンの最後の言葉を聞くか聞かないかの内に猛ダッシュでその場を離れたのは言うまでも無いだろう。俺は慌てて走り大阪駅北口から環状線に飛び乗ったのだ。そのオッサンが走り去る俺の背中に向けて発せられた言葉を聞きながら・・・勧誘員「かっ・・カラダ悪ないやん！」

2006/01/08
97ページ目　【眼病】　目の病気　目の病　眼疾

正月から“ウイルス性結膜炎”ってヤツに夫婦揃って罹った。今、二本の目薬を点して治療中。【眼病】の中で“ものもらい”ってのがあるが、関西では“めばちこ”と云うのを御存知だろうか。関西といっても京都は“目イボ”と云うらしいのだが。そういえば新潟では“目ふんぐり”なる言い方らしい。まぁいいか。今、“ウイルス性結膜炎”ってヤツを発病してるので、パソコンのモニターを眺めるのが正直ダルいのだ。よって今日の旅はリタイヤと云うことで・・・てか、病院に行ったんだけど、その医者は“ウイルス性結膜炎”のことを“ビールス性結膜炎”って言ってたっけ。妙に懐かしかった。

2006/01/07
96ページ目　【感度】　感じる度合い　鋭敏な度合い

昨日の旅が【感触】で、エロ話をしたのにも関わらず、今日の御題は【感度】なんである。なんか、欲求不満な感じがしないでもないが、やはり俺には“下品”がお似合いと云うことで、今日の旅は、やはり【感度】なんである。さて【感度】といえば“オナニー”だ。「なんでやねん！」ってな突っ込みが炸裂しそうだが、俺にとっての【感度】は、やはり“オナニー”なのだから仕方が無い。どうぞ、諦めてください。では、なぜ“オナニー”なのかと云うと、ズバリ、俺自身で自慰が出来ない体質だからなのだ。もっと云うと「俺自身の【感度】が良すぎてオナニーが出来ない」と言った方が良いかもしれない。ここで「はて？なぜ【感度】が良いのに出来ないの？オカシイじゃないか」との思いが皆さんには発生しているとは思うが、本当に【感度】が良すぎるからダメなんである。では、なぜ俺は【感度】が良いのに“オナニー”が出来ないのか。（どうでもいい話だが）答えは簡単なのだ。俺と結構、仲が良い人達に知っている事なのだが、実を言うと【感度】の良い“場所”がダメなんである。つまりは・・・“オナニー”する際に、普通は勃起したイチモツを“手”で掴んだり包んだりしながら動かして刺激を与えるのだが、俺の場合、どうしても“チンポ”の【感度】よりも“手（掌）”の【感度】の方が良好なので、ダメなんである。もっと簡単に言うと“チンポが刺激を受けて気持ちよい”という感覚より“俺の手がチンポと云う物質を触っている”という感覚の方が勝ってしまって、肝心のチンポの【感度】が、極端に掌の【感度】に負けてしまう現象に陥るからなのである。どうもスミマセン。それだけの話です。許してください。ゴメンなさい。これだけ謝れば良しとしよう。で、【感度】だ。【感度】と云えば“電波”を受ける受信装置。すなわちラジオやテレビや携帯電話等だろう。どうも最近はデジタルが主流となりつつある。俺が携帯を買った頃なんてのは“フォーマ”なんて全然存在しないのは当然ながら“デジタルムーバ”ってのが出る前なのだ。すなわち“アナログ”の電波だったのだ。当時は今みたいに気軽に携帯を販売店で買う事なんて出来なかったのだ。なぜかと云うと、なんと契約時に“工事負担金”（７・８万円くらいだったと思う）と“補償金”（これは１０万円）が必要だったからだ。しかも月々の基本料が２万円以上で、通話料金も１０秒で２０円前後も掛かるので、気軽に携帯を変更するなんて絶対に無理な時代だったのだ。確かに携帯も“アナログ”から“デジタル”に変わり、品質がかなり向上したのは事実だ。“アナログ”時代では通話内容の盗聴なんて楽勝だったが、デジタルになってスクランブル方式になってからは一般人には無理になった。これは良い事なのだろう。どれもこれも【感度】を良くする為のサービスだ。しかし“サービス”は良すぎては行けないのだ。この前まではサービスエリアも広くなかったので「田舎に来ているからちょっと感度が悪いみたい」なんて言いながら電話を切ると云う荒業が使い放題だったのに、最近ではこのワザも使えなくなった。まぁ、その分、昔のアナログ時代みたいに切れそうだけど、中途半端に繋がっているような状態、すなわち“入りそうで入らないUHFローカル局状態”はなくなり、切れる時は切れる・繋がる時は繋がるって感じにはなったのだが。しかし、だからといっても「ちょっと地下に居るから」さえも、最近では通用しなくなってしまったではないか！サービスエリアも広くなりすぎ！！地下鉄とか地下街くらいは“電波”からの“逃げ場”として取っておけ！！いったい、どうやって言い訳をしたらいいのだ！！携帯電話会社よ！どう、責任とってくれるんだ～！！・・・ちょっと熱くなってしまった。やはり【感度】は“掌”も“電波”も“サービス”も適度が良いのである。

2006/01/06
95ページ目　【感触】　ふれた感じ　手触り　肌触り

謹賀新年　さて、2006年も始まりました。皆さんは、正月をエンジョイ出来ましたでしょうか？俺は2005年のカウントダウンが始まる頃から大変な事態に巻き込まれて、メチャクチャな年初めを迎えてしまいました。何やら激動な一年になりそうな予感でございます。詳しくは“在京関西人の憂鬱・本館”の“集いの間”と云うＢＢＳにて記載しております・・・では、今年も“集英社【新修】国語漢和辞典への旅”を始めたいと思います。どうぞ宜しく。今年、最初の御題は【感触】だ。俺で【感触】と来れば“シモネタ”しかないのである。誰がなんと言おうとも、そうなんである。俺は【感触】に弱いのである。とは云っても、どちらかと云うとフェラチオや手コキなどの“受身”の方ではなく、実際に触る方が気持ちよい、すなわち“弱い”のである。特に唇は弱く、キスするだけでイキリタッテしまう位なんである。だから、アダルトビデオ類を鑑賞しても、なかなか気分が盛り上がることは無いし、俺の目の前に全裸の女性が居たとしてもダメなのだが、目隠しなんかをしていても、キスをしてしまうだけで下半身は立派な姿に変貌してしまうのだ。キスが一番好きなのだが、当然“手触り”も大好きなので、あちこち触ったりすると、身も心も盛り上がるのだ。こんなフェチがあったりするものだから、相手によっては嫌がられたりした経験もある。女性の全てが触られ好きではないのだ。特に恥ずかしがり屋さんの場合、明かりを灯してなんてのは当然ながら、局部を触るのすら、ご法度になる場合がある。この事は俺としては、大打撃なのであったりするのだ。すなわち、俺自身は感じる要素がないので、最悪の場合、セックスが出来ない状況に陥ることになるのだ。今から20年ほど前の俺が若かりし頃、この事態に陥ったことがある。その相手は、丹波篠山から大阪に出てきた人だったのだが、ホテルに入るなりイキナリ全消灯。しかも、ベットのスイッチ盤の電気も消すものだから、全く何も見えない状況。しかし、当時の俺は若かったので、それでもセックスを始めようとしたのだ。キスをしようとする俺恥ずかしがって、笑いながらフレンチしかしない相手苛立つ俺それを察知して「怒らないで」と云う相手仕切りなおして、再度キスをしようとする俺恥ずかしがって、笑いながらフレンチしかしない相手もう、どうしようもないメビウスの輪が形成されたのだった。それでも若さにまかせて相手の胸を愛撫しだした途端・・・「恥ずかしいから触らないで」との声。しかも・・・「自分で脱ぐから見ないで」だと。真っ暗なのに。仕方なく、相手が脱ぐのを待つ俺。「・・・脱いだ」と、俺を誘う相手。その声を合図にベットの中に滑り込む俺。すると・・・「嫌！触らないで！！」・・・どうせぇっちゅ～ねん！！結局、俺も若かったので、その相手の最後の言葉にキレて、そのままホテルを出て行ってしまったのだった。今思うと勿体無い話だ。（そうか？）このように、俺にとって【感触】は非常に重要なのである。これを読んでくれている“触られ好き”な女性がいらしたら、ご一報ください。誠心誠意、愛を込めて触らさせて頂きます（笑）では、最後に、正月から“シモネタ”でスタートしました“集英社【新修】国語漢和辞典への旅”ですが、今年も宜しく御贔屓くださいませ。

2006/01/05

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