2009/07/13(月)01:50
翠のエステ開始
「んじゃ、翠ちゃん、 エステ始めるわよぉ」「やっと始める気になったですかぁ」「まったく、ちびちびは、のろまですぅ」 「まずは分解、分解」「何か無くしたら、承知しね~です」 「うわっ、頭、重っ」体より重いんじゃない? これ。 髪の毛が超重いんだな… 「違うです!」「脳みそが、でけーのですぅ」 「え? 何で解ったの?」「ちびちびの考える事ぐらい、顔で判るです」 す、鋭い… やっぱり、髪の毛の大きさが半端じゃないわ。 念の為、両袖など上半身をチェックしてみたけど変色しているのは、下腹部、腿、脛、足の甲だけね。 とりあえず、白い塗装を剥がして、中も変色しているかどうか見てみましょ。セラカンナ、セラカンナと… あ、この塗装、妙に硬いし厚く塗られている。めちゃくちゃ剥がすの大変。 これ、予想以上に疲れるわぁ。 「さぼってねーで、さっさとやるですよ」 「あのね、これ大変なのよ」 「見てたから知ってるですぅ」 「からかっただけですぅ~」 「まったく…」 「そうそう、奥目も治さなくちゃ」 上から見ると瞳と下目蓋の間に隙間が見えるのよね。それにしても、このアングルは怖いかも。
「うっふっふ、後でいたずらしてやるです」 前髪を取って、顔を外してと…流石に顔無し翠は、キモイな。
「何か言ったですか、ちびちび!」 「な、何でしゃべれるの?」 「まったく、おバカですねぇ」「もともと、ドールだから口なんて動いてねーですよ」 「なるほど」 「って、やっぱり顔が無い時ぐらいは、黙っていてよ」 さて、翠とバカ話をしているうちに、大体剥がせたかな。 あれ? 肌色の足自体は変色してないみたい。 それにしても不思議な手触り。ミミの様な硬さでは無いし、りかちゃん人形の様な柔らかさでもないし、その中間みたいな柔らかさ。 レジンとは違うのかなぁ。よく分からないけど黄変では無さそうね。どうも白の塗料が何故か変色した感じかな。 ひとまず黄変でなくて良かった。 ここまででも、結構時間が掛かっちゃった。 次はサンドペーパーで研いて再塗装ね。 そうそう、アイホールも削らなくちゃね。ふう~、先は長い…