種まき桜。
土湯温泉の手前に、慈徳寺の「種まき桜」がある。いかにも知ってそうな書き出しであるが、、きのうまで全然知らなかった。でへへっへ。どこにあんの??、と山の中腹を見ると見事な桜の木が一本。ああ、、あれか!じゃ、記念に一枚撮ろうと車で行こうとしたら、なにやら交通整理員の方から、いま、中国音楽の野外演奏会が終わったばっかりで、車で下りてきますからちょっと待ってて下さいと、引き止められた。「あの種まき桜、写真に撮るだけですから、、すぐ終わりますから、、」「あのう、、あれは種まき桜ではないですけど、、上の寺にありますから」「ふげ、、、なに、あの桜じゃない、、、」だはっははは。ならばその桜は見るしかないなと、車を路肩に停めて登ることにした。ひたこらさっさと、寺まで歩く。これまたきつい坂、、、ほんと俺って体力がないな、仁田沼でも登らなくてはいけないのに、「優男、金と力無かりけり」こりゃ、こりゃ、ちょうど、音楽界が終わったみたいで、ステージと誰も座っていないイスがたくさんあった。「あ~~この桜か、、枝垂れ桜なんだ、、、。」いま、登ってきたところを見れば、結構高いところにある。目の前にずっ~~と福島の田園風景が広がる。この桜の開花を見て、農家の人達は種まきの準備をしたという。なるほどな、、昔の人達は、うまく自然とつきあっていたんだろうなあ~~~~。日の暮れ、朝焼けを見て、その日の天気を占う、山を見て、空を見て、天気予報なんてない時代、それが今のデータ予報より、正確だったのかも知れないな。でも、お寺で、音楽会、、中国音楽じゃなく、津軽三味線だったら良かったのに、、。ぐぐうぐ。