言い方。
母が、父・母・兄の昼食を作りながら言った。『疲れてるのに誰も手伝ってくれない』わたしは、「手伝おうか?」と声をかけて手伝った。‥結局、私のやり方が気に入らなかったらしく、口を出した上に、『もういい、私がやる』‥と母。半分しか手伝えなかった。私としては、任せるなら任せてもらった方がやりやすい‥。誰が悪いのでもないと思う。あるいは、誰もが悪いのだと思う。母が、「疲れてるから手伝って」とか、「疲れちゃったから自分でやって」とか、言っていれば違っただろうし、父が、「疲れてるならやらなくていいよ。俺がやろうか?」‥とか言っていれば違っただろうし‥。兄が自分で食事を作る習慣があれば、それでもまた違っただろうし‥。私が母のやり方を探ってうまく汲めれば違っていただろうし‥。そんな中思ったのは、やはりコミュニケーション。自分の意識の中の不満を相手に期待して、それが返ってこなくても、そんな事は当たり前の事。だから、「お願いする」という儀式が存在する。どこまでをお願いするのか。今回の場合、最終的に食べられる物が用意できればよかったのか、初めにイメージしていたメニューを作れればよかったのか、イメージしている作業内容・順序も含めてやらねばならなかったのか。今回の正解は、3番目。「言わなくても分かるでしょ」‥というのは、相当レベルが高いと思う。どれが正解か、というのも、お互いの信頼関係が築けていないと難しい。どんなシーンにおけるコミュニケーションでも、相手が何を知りたいのか、どんな作業を求めているのか、自分はどうするのが良いと思っているのか、相手が「どうしたい」というのをどうしたら答えてもらえるか、思考の中身を、どうやって説明できるか‥、その辺りがクリアできるかどうか、が肝なんじゃないかな‥。コミュニケーションって相変わらず難しい。