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カテゴリ:前立腺肥大症の治療記録
W先生に処方してもらった「フリバス」は、効き目が落ちるのではないかと心配していたが、服用して1週間を経過しても、ナフトピジル(日新)と全く同様の効き目があった。S先生閉院で一時はどうなることかと悩まされ、約3年間、ナフトピジル(日新)しか自分には効かないと思い込んでいたので、肩透かしを食らったような状態であった。でも、だんだんと「自分の体に合う薬で本当に良かったな」という安堵のような気持ちになっていった。
ということで、手術までの薬の心配は無くなった。あとは、手術までの準備、心の準備であった。 W先生から、Holep手術に関する同意書なるものを手渡されていた。そこには、手術の合併症・偶発症とその発生率、発生時の対応が書かれていた。記載されていた内容は以下の通り。 「合併症 1.術中の出血は少なく、輸血が必要となることは稀です。極まれに術後出血が治らない場合があり、止血術を行う場合があります。 2.前立腺を切除する際に前立腺の外側の膜を越えたり、膀胱に傷がついたりすることがあります。尿道カテーテルの留置で自然にふさがります。 3.腎臓や前立腺、精巣上体に炎症が起こり、発熱が持続する場合があります。抗菌薬で治療を行います。 4.尿道カテーテルを抜去後に再出血する場合があります。止血術を行う場合があります。 5.肥大した前立腺を除去した後も尿が出ないことがあります。その場合は再度尿道カテーテルを挿入します。 6.尿道カテーテル抜去後にトイレに間に合わないといった尿失禁をきたすことがあります。ほとんどは一時的なもので、術後の経過とともによくなります。 7.射○しても○液が膀胱内に出てしまい、尿道から出なくなる人が半数の方にみられます。健康上は問題ありません。」 手術の同意書には、家内にサインしてもらった。 「この手術したら、もう子供作られへん体になってしまうらしい」と言って家内に同意書を手渡したところ、「あんた、まだ子供作りたいの?」と半ば呆れ顔で受け取る家内。続けざまに、「あんた、それとも、他で子供作るようなことしたいんか?」と強烈な突っ込み。「そんなこと、、ある訳無いやろ(汗)」とぎこちない返事をしつつ、家内は何の躊躇も無く同意書にサインをするのであった。 自分の健康を取り戻す手術ではあったが、実は何かを失うような寂しさもあった。 でも、この時の自分は、残りの人生、健康を取り戻して生きていきたい、という気持ちの方が強かったように思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.09 21:38:57
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