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テーマ:本のある暮らし(3311)
カテゴリ:読んで(観て)みました
利用している読書メーターのまとめで近々載せるつもりですが、
8月は、高田崇史さんの「QED」というシリーズを読み始めて、結構はまってます。 「QED]って数学で使う「証明終わり」という意味です。 このシリーズは、ミステリなので、殺人事件がおきて、それを解決する というのが本筋なので、 わざわざ「QED」とタイトルに銘うたなくても、ミステリでQEDは当たり前のことですよね。 それにわざわざ「QED」とつけているのは、殺人事件のおまけ(実はメイン?)の別の謎解きがありまして、 「QED 百人一首の呪」 「QED 六歌仙の暗号」 「QED ベイカー街の問題」 みたく、歴史や文学史上で謎になっていることも「ついでに」解かれる というもの。 1冊読んですぐ思いうかべたのが高木彬光さんの「成吉思汗の秘密」。 高木さんのは、「チンギス・ハンは実は大陸へ渡った源義経だった」という説を、 病気療養中の探偵神津恭介が証明する というもの。 そういう感じで歴史ロマン香る謎を解き、それによって殺人事件が結果解決する というパターンです。 百人一首は当時の「歌が超うまいぜ 100人」を選んで、その人たちの代表作を1首ずつ収録した というイメージなのですが、実際は、「なぜおたくが?」という人も入っているらしく、 しかも、選ばれた歌が特別「代表作」でもなく駄作だったりしてて、なんで? と、言われてるそうです。(それも知らなかったけど、ほんとみたい?) で、百人一首を選んだ当の本人は、「たぶん、みんないいたいこと(文句)があると思うけど、承知でこれを選んだし」 と書いているらしい。 それってなんで? 選んだ理由は? というのを解くと殺人事件が解決します(笑 そんなつくりなので、殺人事件自体はあんまりぱっとしないのですが(笑、 ちょっとした知的興奮を満足させてくれるような感じがあります。 まあ、実際に研究されてる方が読んだらどう思われるのか それも気になるところですが、 とにかく既刊が沢山ありまして、いろんな謎にいどんでいます。 誰でもその中の一つくらいは興味が持てそうなテーマがあるんじゃないか という感じです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月02日 08時20分32秒
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