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2010年08月07日
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今週はすっかりブログもご無沙汰でしたが、
旦那ちゃんが一週間休みなので、旅行へでかけたり、休日状態でばたばたしてます。
(今は下のチビ太とでかけてるので、一服 という感じ)


で、このすきに7月の読書メーターのまとめです。


クリスティーのポアロとマープルの長編ものをすべて読了して、短編に入りました。
それからドラマ「ハンチョウ」シリーズの原作を順に読んでいます。
しをんさんの「まほろ」を二冊読みましたが、こちらはどうも口にあわず。


一番良かったのは、クリスティーの「スリーピング・マーダー」です。
死後出版するように と出版社と契約して書かれた本のマープルものの方で、
非常に丁寧に、より想いをこめて書かれた という感じがして楽しめました。
トリックも話のつくり・設定も王道のミス・マープルという感じなので、
1冊目の入門にも最適かもしれません。



それにしても暑いですねー。
どうしたらいいのか というか、このどうしようもないものをどうすればいいのか・・・。

あと、1カ月くらいは続く暑さを何とかやりすごすしかないですね。


2010年7月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3448ページ

■スリーピング・マーダー (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
死後出版の為に、「腕によりをかけて」書かれた作品 という感じ。そんなにひねった事件ではないが、「王道のミス・マープル」で最後まで流れるように読める。シリーズ長編最後に何だか感無量。
読了日:07月03日 著者:アガサ・クリスティー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6693738

■さよなら妖精 (創元推理文庫)
日常の中にやってきた「非日常」。それが知的好奇心を刺激するもので、しかも女の子ときたら、ああいう入れ込み具合もわかる気がしてほほえましいところも。「円の中のスポットライト」の例えがなかなかうまい。「ボーイミーツガール小説」とあったが、確かに一言でいようとするとそうなのかも。
読了日:07月07日 著者:米澤 穂信
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6740436

■まほろ駅前多田便利軒
不器用な人間同士が一緒にいると、こんな感じになるかもなー というのを「便利屋」という器用にやんなきゃいけない職業と合わせることで面白く読める。 が、肝心の多田が心情を発露するエピソードがすとんっとこなくてちょっと違和感。
読了日:07月09日 著者:三浦 しをん
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6761768

■まほろ駅前番外地
二人の周辺人物の視点で書かれた話が面白かった。岡夫人は実は結構太っ腹?と思ったのだけど、星の方ですねー。そんなに若くて、そんな生活で、母親とはそんなですか!(笑 という感じ。ただ、どうも他のしをん作品ほどは中に入り込めない感じが。
読了日:07月10日 著者:三浦 しをん
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6771284

■虚構の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)
事件と同様のウエイトで、署内の人間関係というか、安積が部下のことを考えて、一人ツッコミしているのが面白い。ドラマを観てないけど、ちらちら見た感じと雰囲気違うような。その分これから変わる余地があるのかと楽しみ。
読了日:07月16日 著者:今野 敏
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6846728

■ポアロ登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
「名探偵は肉体労働より頭脳労働」という短編集で、「灰色の脳細胞」が強調されるような作品ばかり。宝石の盗難、行方不明の名士など、いかにもな題材に浸れる。エジプトの呪い話が、ポアロも珍しく遠出しているのもあり異色な感じ。
読了日:07月17日 著者:アガサ・クリスティー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6864393

■秘密機関 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
「おしどり探偵」シリーズの最初の作品ですが、「おしどり」なんて古風な呼び名とはうって違った爆裂ぶり(特にタペンスの)が笑える。こんな行動や展開って、確かに若くないと有り得ないのかも(笑 あっさり大変な秘密と事件に巻き込まれる(入りこめる)のがその当時っぽい感じも。
読了日:07月23日 著者:アガサ・クリスティー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6934275

■ボトルネック
青春の痛々しさ なんて簡単に言ってはのかもしれないが、ああいう一言でお話を終えてしまえるのが米澤作品らしいと言えるような。別の世界の悲惨な自分をみるより、ずっと残酷なものを見てしまっては、リョウの若さではどうあっても消化できないだろうなあと思うと結末が憂鬱になった。「インシテミル」に続いて表紙にだまされた感じ。わざとなのかしら・・・・??
読了日:07月26日 著者:米澤 穂信
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6972887

■硝子の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)
このシリーズ、事件の方はホントあっさり。安積が有能とかそういうのは関係ない気もしてきました。同期の鳥飼のために珍しく前面に出てみたり、相変わらず部下や自分にぶつぶつと(笑 湾岸署メンバーの中ではさらに須田が一歩リード?となってきた感もあり。
読了日:07月26日 著者:今野 敏
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6973889

■COW HOUSE―カウハウス
小路さんの得意分野炸裂のお話(笑 ご都合主義的に全く感じないのは、それぞれの過去の背景がきちんとあるからなのかな? クロちゃんが意外にも仕事ができるというのを部長もよくわかってんでしょうね。何枚も上手の部長が魅力的なので、クロちゃんのちょいへたれな所も良さに感じられ、調整役にはホント適役。
読了日:07月28日 著者:小路 幸也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6995257


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最終更新日  2010年08月07日 15時26分20秒
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