tartaros  ―タルタロス―

2006/11/12(日)13:06

のだめ効果

時事ネタ(546)

のだめ効果で急上昇!ベートーベン交響曲第7番  ベートーベンの交響曲第7番が大人気だ。フジテレビ系ドラマ「のだめカンタービレ」(月曜・後9時)のオープニング曲に使用された「交響曲第7番第1楽章」は着うたのクラシック部門で3週連続1位に。「のだめ―」効果で、すでにクラシック楽曲では驚異的な3万ダウンロードを突破。ドラマ内で使われた曲も人気で合計10万ダウンロードを超えている。15日には「第7番」も収録されたアルバム「のだめオーケストラLIVE!」が発売。ブームに拍車がかかりそうだ。  ベートーベンが残した交響曲は全部で9つ。3番「英雄」、5番「運命」、6番「田園」のようなニックネームがついていないため、「7番」に脚光が浴びることは少なかった。  ところが、フジ系ドラマ「のだめカンタービレ」のオープニング曲で使われると、問い合わせが殺到。レコード会社直営の着うたランキングは、クラシック部門で2位に倍の差をつけ、3週連続ぶっちぎりのトップ。一日3000ダウンロードをマークし、総合デイリーチャートでベスト10入りする日もあるほどだ。  「のだめ―」は、二ノ宮知子さんの人気漫画のドラマ化。音大を舞台に、ピアニスト役の上野樹里(20)と、指揮者を目指す玉木宏(26)のラブコメディー。全15巻で累計1100万部を超える原作に負けず、「月9」枠で18%を超える視聴率を記録している。  ドラマでは数々のクラシック音楽が使われ、多くの人の心を捕らえた。中でもオープニング曲「第7番第1楽章」はドラマが始まった10月16日から配信され、すでにダウンロード数は3万1000を突破。エンディング曲であるガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」や、上野と玉木がドラマ内で連弾するモーツァルト「2台のピアノのためのソナタ」などドラマで使われた楽曲の総ダウンロード数は10万を超えている。  「クラシックでは1000ダウンロードを超すことさえ珍しい」と関係者も驚く。演奏は東京都交響楽団のサポートの下、オーディションで選ばれた「のだめオーケストラ」。無名のオーケストラの楽曲がヒットするのも異例のことだ。  今年のトリノ五輪女子フィギュアスケート金メダリストの荒川静香が使用して話題になったプッチーニのオペラ「トゥーランドット」のダウンロード数が約4万といわれており、来週中に抜くのは確実。クラシック曲の「金メダル」は目前だ。  ◆交響曲第7番 ベートーベンが作曲した9つの交響曲のうち7番目の作品。1811~12年にかけて作曲された。9つの中では最もリズミカルな作品といわれる。ワーグナーは同曲を「舞踏の聖化」と呼び、絶賛している。 (ソース:スポーツ報知) そしてドラマが終われば飽きられ忘れ去られる…と。 ドラマで火が点いた人気って大抵そんなものでは。

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