000000 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

tartaros  ―タルタロス―

PR

X

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile


こうず2608

Favorite Blog

テレビ New! せいやんせいやんさん

次の巻で完結!! New! saruninkoさん

Japanisch Ahnener… バルザーヤさん
DESTINY アルト・アイゼンさん
あの三島由紀夫・大… sh3042さん

Comments

正体は狐ですなぁ~w@ Re:「仏陀再誕」を観てきたぞ(^q^)/ (※ネタバレ全開)(11/25) 個人的には荒井よりも覚念のほうがヤバイ…
村石太マン@ 宗教研究会(名前検討中 哲学的 心理学的 文章ですね。文系 理…
村石太マン@ 宗教研究会(名前検討中 村石太仮面 で 検索中です 一般の新聞は…
村石太仮面@ アルジェリアと フランス~ フランスの核ミサイル フランス カルト で 検索中です なぜ …
村石太仮面@ アルジェリアと フランス~ フランスの核ミサイル フランス カルト で 検索中です なぜ …

Freepage List

2007.12.25
XML
カテゴリ:映画
「プルガサリ 伝説の大怪獣」。

映画好きとして知られる将軍様が、日本から「ゴジラ」シリーズの製作スタッフを招いて製作したという北朝鮮製怪獣映画なのです。
諸般の政治的事情によって、公開が10年以上見送られたといういわくつきの作品でもあります。

ストーリーとしては、悪政のために獄死した老人が米で作った人形に命が宿って怪獣「プルガサリ」となり、王朝打倒のために挙兵した農民たち反乱軍と共に、悪政で民を苦しめる悪い王を倒す……というもの。
なお、この映画は朝鮮半島の民話に取材したものであるとの事です。



ここまではいいのです。

「弱者が奮起」あるいは「弱者が団結」して「横暴な強者を打倒する」という物語上のモチーフというか類型のようなものは、あちこちで目にする事ができます。
「ウィリアム・テル」しかり「スイミー」しかり「七人の侍」しかり。



「プルガサリ」も大筋ではそうした流れに沿っています。しかし、「横暴な強者」に相当する王の最期があまりにも悲惨。
反乱軍と共に官軍と対決したプルガサリは勝利を収め、宮殿を破壊し始めます。

官軍を指揮していた将軍は倒れた柱の下敷きになって死に、諸悪の根源である王は宮殿の広間を逃げ回った挙句、何を血迷ったのかその辺から垂れ下がっていたカーテンのような布で身体を包み隠してその場に倒れこみました。

別に光学迷彩とか、そういうアイテムではないので意味が無いような気がしますが、案の定、王はプルガサリに踏み潰され、体から血を噴き出して絶命。

これ、王が「もう悪政はしません」と誓って方々が丸く収まるという展開じゃ駄目だったんでしょうか?
実にこの部分に社会主義国家である北朝鮮の事情が反映されている気がしないでもないです。



「農民軍=反乱軍VS官軍」という構図は、そのまま「労働者階級VS資本家階級」の暗喩であるようにも読み取れます。
「人民を苦しめ搾取する横暴な資本家階級は、いずれ労働者階級が起こす革命の前に敗れ去る」というメッセージが秘められているとすると、一気に階級闘争的プロパガンダ臭が濃厚になります。




さて、王を圧殺して人民に平和をもたらしたプルガサリ。
この怪獣、実は鉄を食料として成長するという設定なのですが、戦いが終わった後も鉄を喰い続けるため、今度はプルガサリのせいで国中の鉄が喰われて無くなってしまうのではないかという心配が、人々の中に頭をもたげてきました。

ラストでは最悪の事態を回避するために、ヒロインが犠牲になってプルガサリを滅ぼすわけですが、単なる勧善懲悪物語にしなかった所は好感が持てます。


また、一体予算をいくら使ったのかと言いたくなる様な反乱軍と官軍の大規模な戦闘シーンも良。
「ゴジラ」シリーズのスタッフが製作しただけあって、特撮シーンも迫力がありました。



しかし、北朝鮮でこの映画を観ることのできた人間は一体何人いたというのか、その辺が気になったり。










Last updated  2007.12.25 20:23:33
コメント(4) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.