【2018.07.31 初めての来客】
2018.07.31 ☀経験が通用しないという異例のコースを通った今年の台風12号。局所的とはいえ、ここ長井の畑に影響するほどの雨はほとんどなく野菜たちにたっぷりの水分をあたえるため、朝の涼しいうちにと5:00に集合。軽トラック2台に積んだタンク数本に水をナミナミと注入し畑に移動。すでに塾長は下準備中。まずは、恒例の塚田塾 業務心得とともに、本日の作業工程を聞く。野菜たちの様子を見るとトマトの葉が丸まり、元気がなさそうに見える。そんな野菜たちに活力を与えるため、今日の液肥の素はこれ!!を使う。人間にとって疲労回復効果のある酢。それは野菜たちも同じとのことだが、さらには抗菌・殺菌作用があり一部病気の予防効果もあるという。まずは、10リットルの水に対して酢を50cc。そして、天然植物活力液 HB-101を5ccを入れ液肥の出来上がり。それをナスやトマト、ネギ、キュウリにかけていく。いつもは1つのジョウロで4株だが、今日は2株にし十分に水分と栄養を与えてやる。仕事ではサービスもこなし、自宅でも畑仕事に精を出すベテランはジョウロの持ち方すら、我々素人とは違う!!背筋も伸び、まるでワインを注ぐよう。ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜ カッコィィしっかりとしたナスの枝ぶりの良さには、想定以上と塾長も感心しきり。しかし、それは塾生たちの作業とは別に、塾長が日々様子を見ながら一人で追肥や木酢液、酢を使った液肥を与えるなど手入れを怠らない努力の賜物に違いない。牡蠣殻に含まれる海のミネラル分が土壌改良に役立つカキ殻石灰を撒いたり、米ぬかと納豆を混ぜ発酵させて出来上がった「ぼかし」を撒いたり。さすが、塾長...........。ふと、塾長の愛車の荷台を見ると「ヤクルト」が。今日の差し入れなんだなと思っていると躊躇なく、噴霧器らしき10リットルの水の中に200億個の乳酸菌の入った1本まるごとボトボト.......と。さては毎日続く、この暑さで.............と思うほどの奇行?塾長から話しを聞くと、ヤクルトを液肥として使うという。今日が初めてとのことだが、その理由はバイブルとしている『現代農業 2018年 6月号』それに載っていましたよタイトルが、『イチゴに、ヤクルトまいてます』 さらにサブタイトルが『ハダニも疫病も消えちゃった』本当ならすごいぞ、ヤクルト!!人にも植物にも乳酸菌がいいことを確かめるべく、塾長が背負った噴霧器だが、思った以上にすっきりタイプ。なんと、この畑作業のために買ったという店員おすすめのリチウム電池充電式の電動噴霧器。ざっくり¥30,000。このプロジェクトに賭ける意気込みが違う。まだ買って間もない噴射器のスイッチを入れると........なんとっ!!ノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!ホリエモンのロケットのように一瞬でも空を飛ぶ..........わけがない。しかし、1文字間違えるだけで噴射器 → 噴霧器とんでもないことになる。あらためて、仕切り直しでスイッチを入れる。スムーズな液肥の出方を確認しながら行なう『葉面散布』。この『葉面散布』、作物の養分が不足すると、葉にさまざまな欠乏症状が現れる事があり、そんなときは土壌に肥料を施しても吸収に時間がかかるため、症状に応じた液肥を葉面散布して改善をはかることが必要とのこと。すぐさま塾生に噴霧器を預け、『葉の裏面も』と実技指導を行なう。時折声を掛ける、おだて?に近い誉め言葉も山本五十六名言集を地で行く教育法。キュウリ畑では、今日もマドンナによる収穫作業が続く。すると、そこへ山形新聞長井支社の支社長みずからが取材訪問。実は、収穫できるようなった頃を見図り、前日塾長と一緒に長井支社を訪問し取材要請をお願いしてきたばかり。塾長もそれを察し、今日は新調したフォーマルスタイル?で説明を行う。慣れないモデルは、カメラを向けられ操作に緊張し噴霧器も詰まり気味?そして、当日の記事がこれ。拡大はこちらのアドレスにてhttp://www.taspark.co.jp/image/yamashinn.jpgその隣では、ジャガイモの成長度合いを確かめるべく、試し掘りを行なう。しっかりと腰を入れ、刺さったシャベルの先には程よい大きさのキタアカリが。その隣の男爵イモは、ちょっと小粒気味。本日、試験的に掘ったジャガイモは畑で朝摘みしたトマト、ピーマンと一緒に夕方の和食コース料理の付け合わせに使われた。今後、暑いうちはシャロアでジャガイモの冷製ヴィシソワーズ(ポタージュ)などにも使われる。畑では塚田五十六の教育法の下、やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほ めてやらねば、人は動かじ。朝日を浴びながら、男の修行を繰り返す塾生たちがいた。( ̄。 ̄)ホーーォ。