2009/01/04(日)10:22
道明寺天満宮にお参り。国宝7点
三が日の最終日。藤井寺の道明寺天満宮まで行って来ました。
能や文楽の謡曲「道明寺」や和菓子(桜餅)、和食(蒸し物)で使われる「道明寺粉」
で名が知られていますが、最近では人気ドラマ・映画の登場人物としてお馴染みのようです。
(ダンゴと道明寺粉を掛けているんでしょうか?)
ウチは大阪では北河内地区で、藤井寺は南河内なんですが、
電車を4本乗り継いで1時間半程度かかるので、
ほとんど馴染みのない地域ですが、この地域ではメジャーな初詣スポットらしく
3日の午前中でも大変賑わっていました。
まずは今年の干支。
天神様のお使いの丑さんをさすって、悪いところを治してもらいます!
お参りをしたあと、子供たちはこどもおみくじを引きましたが、
上の子が大吉。下の子が吉でくじ運はいいようですが、勉学は励んで欲しいものです。
絵馬が丑年で、うまく天神様と描かれていていたので購入しました。
この地域は、かつて藤原氏の支配地だったらしく、藤原道真が大宰府に左遷させられる前に
ここに住む叔母を訪ねて滞在した由緒あるお寺で、道真の没後この寺宛に遺品が数点送られ
千年以上大事に保管されており、その6点が国宝に指定されています。
その国宝が宝物館で三が日と梅の時期などに展示されているので、そちらを観覧。
平安中期のしかも学問の神様が使っていたお宝を見られるのは、ありがたいことです。
中でも牙笏(げしゃく:あの聖徳太子持っている板ですよね!)は、
正二位の地位まで昇りつめた道真公の遺品らしい、象牙製の立派なものでした。
天満宮をお参りして参道の出店を覗いたあとは、お隣りの道明寺へ・・・
元々は天満宮と同じ敷地にあったらしいですが、明治の廃仏毀釈で道を隔てたお隣りへ移ったようです。
それほど大きくないお寺ですが、本堂には国宝のご本尊十一面観音立像が安置されています。
お正月3が日はご開扉されていたので、本堂に上がり拝ませていただきましたが、
1mほどのやや小柄の十一面観音ですが、さすが国宝。優美で精緻な造りでした。
手が届くほどの距離まで近付いて見ることができるのですが、
近付き過ぎるとオーラというか、パワーが強すぎますね。
ある程度距離を置いて拝んだ方が癒されるかと感じました。
去年の秋には、こちらの国宝7点は大宰府の国立美術館で開かれた天神様の特別展に
出品されたようですが、いずれも正に天神さまの至宝らしい立派なものでした。
新年早々、いいものを見せていただいて足を延ばした甲斐がありましたが、
子供たちも天神様にあやかって、勉学にはげんでほしいものです。