詩と筋肉

先日、中学生たちと思われる人たちがチャットというコミュニケーション場で、お互いの詩を披露しあっているのを発見した。 そこで俺も素晴らしい詩を披露することで、将来を背負う若者たちに早期に筋肉主義への道へ歩んでもらおうと思い、入室した。 さっそく力強い漢詩を披露したところ、次のような反応だった。 「ぇ？このヒト何ゅってんの？」 「ゎヵんな～ぃ」 「もしヵしてぁらし？」 やはりまだ彼らにはわからなかったようだ。 そこで俺は、若者たちに合わせるためにヘッセの詩集を購入し、これをパクることで奴らを感動させようと思う。 ではご覧頂こうか、力強い詩を。 ～たくましい人～ 鉄アレイを貰って それをながめ、持ち上げ、やがて破壊してしまい 明日はもう２００ｔのベンチプレスを上げ下げしている筋肉家のように たくましい人は、私のあげたドーラ列車砲を ガリヤセのおもちゃのように 巨大な手の中でもてあそび・・・・・ やめやめ、バカバカしい。 漢詩を理解できないガキどもは放っておこう。