2006/05/07(日)23:45
人生は論語に窮まる(谷沢永一/渡部昇一著)の感想
人生は論語に窮まる
2人の著者が、それぞれに論語の言葉について、ご自身の体験などを元に解釈しているのが参考になります。
私が論語の中で最も好きな言葉は、雍也編の中にある次の言葉です(P102より)。
子曰く、これを知るものはこれを好む者に如かず。これを好むものは、これを楽しむ者に如かず。
(子曰く、理性で知ることは、感情で好むことの深さには及ばない。感情で好むことは、全身で打ち込んで楽しむことの深さには及ばない。)
「楽しむ」ということが、一番だと孔子は語っています。仕事でも趣味でも何でも、楽しんでやることが大切。しかし楽しいというのは、「ラク」であるのとは違うと思います。目標をもって、その目標に向かって自分なりに考えて、その目標に近づき、成長していることを実感する。その過程では大変なこともあるだろうけど、でもラクをしているよりも充実して、「楽しむ」ことができるのだと思います。
明日からGW明けで仕事が再開しますが、「楽しむ」気持ちを忘れずに、臨んでいきたいです。