カテゴリ:国内政治
・家族と金沢、京都観光を楽しむ・
政府は12月21日午前、来日を希望していた台湾の李登輝・前総統に対し、対台湾の窓口である交流協会を通じてビザ(査証)を発給した。 李登輝氏は家族とともに12月27日に名古屋に入り、石川県金沢、京都観光を楽しんだ後、31日に帰国の予定だ。李登輝氏の来日は平成13年4月以来のことである。日本政府に「政治活動は行わない」との考えを伝えている。 李登輝氏は大正12年(1923年)1月15日、日本統治下の台湾・台北県に生まれ、旧制台北高等学校を卒業、京都帝国大学農学部に進学した。昭和19年(1944年)に陸軍に志願入隊し、2等兵から少尉に昇級した。終戦を迎え、いったん京大に戻ったが、昭和21年(1946年)中退して台湾大学に編入し、1948年卒業した。親日家で、著書「武士道解題--ノーブレス・オブリージュとは」(日本語版)は日本で高い評価を得、話題になった。 日台関係筋によると、 李登輝氏を「台湾独立論者」とみなす中国の強い反発は必至である。 が、日中冷却化の原因は、小泉首相の靖国神社参拝に対し、中止要求など公然と内政干渉を続ける中国側にある。 ・中国の内政干渉を許すな!・ 発給決定に対して、直ぐに中国は「いかなる理由があろうが、李登輝の訪日は認めない」という抗議をしてきた。 本来、李登輝氏にビザを発給するか否かは、日本の主権、内政に属する問題で、外国(中国)からとやかく言われる筋合いのものではない。まさに内政干渉だ。 最近の目に余る日本に対する中国の内政干渉には腹が立ってしかたがない。 李登輝氏の来日を機会に日本と台湾との友好関係が今以上に促進されることを期待している。 小泉首相は12月21日昼、首相官邸で記者団に「(李氏は)一市民として日本を旅行したいということだから、断る理由はないし、まして日本の大学を出ているわけだから」と述べた。その通りである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年12月22日 14時55分39秒
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