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良い政治とは何か&良い政治家とは

良い政治とは何か&良い政治家とは

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2012年05月25日
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 曇 り

 午前4時30分、起床。新聞のチェック。メールのチェック。

 うめ子ちゃんと散歩。風呂、朝食。

 空路 羽田-福岡。

 正午、内外ニュース福岡懇談会。福岡は午後3時すぎまで小雨。
 
 テーマ「消費税増税とあるべき政治」 

 内外ニュース福岡懇談会での講演は平成21年5月26日(火)以来である。

この時は次期総選挙の重要な争点は、メディアが強調する「政権交代」などでは

なく、100年に一度という経済危機にどう対応するかの「経済政策」であると

指摘した。

 麻生太郎総理(当時)は衆院の解散にあたり、脱小泉・竹中路線との決別を進

めてきた安倍政権、福田政権の路線を踏襲、市場原理至上主義、行き過ぎた構造

改革、行き過ぎた規制緩和の見直し、小泉・竹中路線と決別、緊急経済対策を実

施していた。これこそが、経済危機を克服し、日本の明るい未来を建設する第一

歩であった。

 ところが当時、民主党には経済危機、戦後最悪の景気に対する深刻度も対応策

も見当たらなかった。政権交代で民主党は平成21年度補正予算の執行停止し、

予算の組み換え、結果的に政策の手を緩めることになり、日本経済は成長軌道に

乗ることができ、今日の深刻なデフレを招いた。

 しかも、この3年間、民主党政権はデフレ、円高に対し、未だに有効な対策を

講じることなく、迷走し続けている。

 何も決められない、物ごとが前に進まない、問題先送りの漂流する政治が続い

ている。あの時、指摘した懸念がことが不幸にも、いま現実となっているのが民

主党政権の内情である。

1)総理官邸と野田内閣の内情・

 例えば総理官邸に政治家スタッフとして正副官房長官3人と6人の総理補佐官

がいるが、うまく連携できていない。総理補佐官の1人が総理秘書官室に陣取り、

総理に面会を求める政治家や官僚を遮断している。

 また、優秀な官僚の頭脳、能力を上手く活用できないである。官僚を敵視し、

官僚を押さえつけ「官僚を怒鳴る」ことが政治主導と勘違いしている。

 政治家である総理、閣僚は例えば「失敗したら責任は俺が取るから、どんどん

アイデア、政策を出してくれ」と言えば、官僚は一生懸命働くが、民主党政権を

見ると、成功すれば政治家が手柄を取って、失敗すれば官僚に責任を押し付ける

ので、官僚がやる気をなくし、結果的にサボタージュしている。


2)民主党の党内事情

 政党でありながら綱領もない。

 政治家としての主義・主張が異なり、それぞれ思惑と目的が異なる者たちが選

挙に当選ことだけで利害が一致した選挙互助会の域を出ていない。

 例えば、所属議員の国旗・国歌に対する考え方が真っ二つに割れている、珍し

い政党である。

 現在の民主党には輿石幹事長(参院議員)を筆頭に日教組、自治労(左派系地

方公務員労組)等官公労をバックにした旧社会党左派「日和見主義者」、それに

連なる党職員(旧社会党職員左派)、自民党離党組の自称保守系、旧日本新党、

旧社会党など左翼系、旧民社党系、市民活動家新左翼系、極左系、ノンポリ系

等々が混在している。

 特に党本部職員の部長、副部長クラスに旧社会党の左派の書記と小沢元代表系

の職員が多数います。これもまともな政党なら考えられないことです。本来、政

党職員は職務上、中立・公正でなければならないからだ。

 保守系を標榜する中堅・若手も、何回選挙を重ねると、選挙のたびに自治労、

日教組など官公労の組織的な支援されると、次第に自らの主義主張がスポイルさ

れている。


 「政局至上主義」の小沢一郎元代表率いる小沢チルドレンの多くがノンプリ系。

 野田総理は旧日本新党ながら「永田ニセメール質問問題」の時、国対委員長で

あったが当時、代表だった前原政調会長ともども、事実確認を怠ったばかりか、

永田議員を強力に後押した責任については、曖昧なまま今日に至っている。


3)自民党の党内事情

 一方、自民党の場合、野党総裁としては生真面目で人柄の良く低姿勢の谷垣さ

んを選んだが野党暮らしが永くなって、支持率も上がらず党内の不満がたまって

いる。

谷垣氏は森元総理らベテランン組と若手の挟み撃ちに合っている。選挙に弱い中

堅・若手から「谷垣さんでは選挙を戦えない」といった批判が出ている。

 しかし、これは民主党も自民党も同様であるが、基本的に選挙は自分が戦うも

ので、自らの努力の足りなさ、人望の無さを棚に上げて、党首の人気に頼ろうと

している無責任さに、他ならない。

4)谷垣禎一という政治家・

 私の見る限る谷垣という人は、自らの権力欲より党のこと、党よりも日本国家

のことを優先する政治家である。谷垣氏野党総裁として今の民主党政権の体たら

くに対し、衆院の解散・総選挙を求めている。

 心無い新聞・テレビ等マスメディアは、「9月の自民党総裁選までに衆院の解

散・総選挙に追い込めなければ、再選の芽が無くなる谷垣が解散・総選挙を要求

しているのだ」などと面白おかしく報道している。

 が、谷垣氏は自らの再選より、一旦解散しても民意を問うのが筋という考えを

持っている。それは戦前の旧帝国憲法では衆院の解散がなかった。

 その結果、政友会と憲政党が党利党略に走り、政党が堕落、政党政治が衰退し、

軍部の暴走を招いた。

 政治が混乱し、混迷した場合は、衆議院を解散・総選挙で民意を問うというの

が議会制民主主義の基本中の基本である、と私は考えている。

 国民の判断を仰ぎ、それでも安定多数の政権が出来なかったら、また解散して

民意を問えば良い。解散・総選挙を繰り返し、国民の支持を取り付けた多数党が

政権を担えば良いのである。


5)消費税増税法案と今後政治はどう動くか・

 政権交代から3年、民主党政権の無能無策は当初からわかっていたことである。

3人の総理大臣がこれほど無能無策とは呆れるばかりである。

 そもそも前回の総選挙で、いわゆるマニフェスト(政権公約)から始まって、

出来もしないことをできるかのように言っては、その都度、屁理屈を並べて言い

訳するパターンが今も続いている。

 鳩山総理)沖縄普天間基地移転問題では鳩山代表が「少なくても県外」と県外

移設を訴え、実現できず沖縄県民の感情を逆なでし、今日の混迷を招いた。

 沖縄県民は3分の1が保守、3分の1左派いわゆる革新系、残り3分の1がど

ちらでもない。このどちらでもない3分の1が納得させるために自民党政権は苦

労に苦労を重ねて辺野古にこぎつけた。

 それを鳩山さんは、出来もしない「少なくても県外」と言って、ぶち壊し、保

守系の3分の1と、どちらでもない3分の1の人たちは反対せざるを得ない立場

に追い込んだ罪は極めて重い。

 鳩山総理は「CO225%削減」を国際公約したが、これも実現していない。

これでは日本は国際社会からの信用を失い、名誉ある国際的地位を得ることが出

来なくなる。

 菅総理)政権公約にない、しかも深刻化するデフレ、円高に対し、有効な対策

を講じることなく、「消費税増税」を言い出し、さらに東日本大震災とそれによ

り発生した東京電力福島原子力発電所事故では間違った「政治主導」で混乱に拍

車をかけ、事態を悪化させ、復旧復興を大きく妨げた。尖閣での中国船衝突事件

など対注外交は完全に敗北である。

 野田総理)東日本大震災の「復興に政治生命を賭ける」と大見得切ったが、復

興は一向に進まないばかりか、被災地の瓦礫処理も進まないでいる。

 原発再稼働問題でも野田(民主党政権)は、再稼働するのか、しないのか、対

応が二転三転、迷走し、判断できないでいる。

 要するに出来もしないことをできる、と言って、国民に期待させておいて、結

果的に何も進まずに時間だけが過ぎてきたのが民主党政権の実情だ。

 ウソにウソを重ねてきた結果が、今の迷走を続ける民主党政権である。

 その一方で野田さんもまた、財務省に取り込まれ、深刻化しているデフレ対策、

円高に対し、有効な対策を講じないまま、「消費税増税」に「政治生命を賭ける。

生命を懸ける」と言って最大野党・自民党に協力を求めている。

 しかし、肝心の民主党内から消費増税反対の声があがり、党内は一枚岩どころ

かバラバラで、にっちもさっちも行かない完全な袋小路に入ったというのが実情

である。

 今、「消費税増税」法案は、とても会期末の6月21日までに衆参両院で可決

できる状況にない。

 大幅な会期延長を模索したところで、いまのところ実現の可能性は低い。

 そうなれば、「消費税増税」に「政治生命を賭ける。命を懸ける」と大見得を

切った野田に残された選択肢は、常識的に考えれば総辞職か衆院の解散しかなの

ではないか。

6)「消費税増税」法案、審議に瑕疵はないか・

 自民党国会に提出されている法案が良い法案か、どうかを判断する基準は、次

の4点である。

 続きにおいて瑕疵がないか。

 法律的に無理のない論理構成になっているか。

 行政的に、公平、公正な施行が可能か。

 国民が納得できるか――の4点です。

 ちなみに、野田内閣が提出している「社会保障と税の一体改革法案」は、この
4項目のどれにも、当てはまらない。(つづく)

 その後、福岡市内の香椎宮、住吉神社を参拝。

 福岡-羽田着、午後5時35分。

 午後7時、野党議員秘書と飲食懇談(意見交換)。日本酒2合。

 午後10時すぎ、帰宅。







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Last updated  2012年05月28日 14時11分12秒
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